No.1
- 回答日時:
以下の参考URLサイトの成書は参考になりますでしょうか?
1.「最新光触媒技術」
2.http://www.joho-kyoto.or.jp/~zaidan/news/32_1.html
(「酸化チタン光触媒を利用した新機能材料の開発」)
3.http://www.ecodevice.co.jp/seihin1.htm
(商品情報)
ご参考まで。
参考URL:http://www.iijnet.or.jp/nts/hikarisyokubaimokuji …
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
私自身は実用化例を聞いたことがありません。
光触媒(酸化チタン)の応答波長の可視光シフトの技術は、増感色素の添加や、貴金属担持など古くから存在しますが、そもそも光触媒自体の実用化がまだまだこれからですから。。。可視光応答型の酸化チタンで、実用レベルに近いといわれている(と思う)ものは、エコデバイスというベンチャー企業が東大の橋本先生と共同で開発したプラズマ処理型と、別の会社(名前忘れた)が開発した、白金微粒子担持型です。
エコデバイスのものは、業界紙では何回も発表がなされていて、実用化度は高いと思われます。メカニズムとしては、アナターゼ型の酸化チタン中に、安定な酸素欠陥を生じさせて、これが一種のドーパントとして作用し、応答波長が可視光にシフトすると考えられています。
一方、白金担持型は、技術的には古いのですが、この会社のものは、担持させる白金の粒径をナノオーダーまで微細化したところに特徴があるらしく、これにより量子トンネル効果が発現し、触媒反応のエネルギー障壁が下がるようです。このため、一般的には触媒作用がないルチル型の酸化チタンでも触媒効果が出るようで、安価なルチル型を使用できるところが大きなメリットです。
ただ、これは光触媒の大御所である藤嶋先生も指摘されていることですが、現在実用化されている(紫外応答型)光触媒製品の中には、ほとんどまがいものに近いものも多く、そもそも光触媒がどのようなアプリケーションに適しているのかをきちんと考えないと、せっかくの日本発の技術もなかなか日の目を見ないのではないでしょうか?
以上、解答になっているかどうかわかりませんが。。。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/03/19 02:15
返事大変遅くなりましたが、
詳しいご説明ありがとうございました。
酸化チタンとは 異なる系を 中心に 今、可能性を検討しています。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- その他(自然科学) 光を保存する方法 8 2023/01/31 10:07
- 化学 化学 立体化学について どうしてもわからないため教えてください ①不斉触媒を利用して、分子内のC=O 1 2022/05/22 14:47
- その他(パソコン・スマホ・電化製品) パソコンでTVを見たい(コミファ光) 5 2022/05/11 22:58
- Wi-Fi・無線LAN 無線LAN接続について 中継器から親機から監視カメラ 4 2022/11/21 09:08
- 物理学 蓄光のメカニズムについて 熱放射と違いがあるのか お世話になります。 蓄光のメカニズムについてご教授 2 2022/03/29 13:14
- メガネ・コンタクト・視力矯正 視力回復 3 2022/06/22 20:47
- 宇宙科学・天文学・天気 宇宙人との通信方法を考えました。 8 2022/05/14 15:59
- その他(自然科学) 電磁波の周波数と熱について教えて下さい。 電磁波の波長とエネルギーについて、雑学として興味があります 6 2022/04/18 20:00
- 眼・耳鼻咽喉の病気 高校生です。 最近普通に過ごしてる時に視界が一瞬光ります。 白く光るたびに(雷かな?)って思うけど音 2 2022/07/06 16:58
- 物理学 私達は、過去を、今、現在と呼んで居るので有る。理解出来ますか? 8 2023/02/16 21:46
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
いわゆる「触媒量」とは、どの...
-
ヘキサアンミンコバルト((3))...
-
「実験室」と「研究室」を英語で?
-
鈴木宮浦カップリングにおける...
-
塩化水素触媒によるエステル化
-
触媒にニッケルがよく使われる...
-
合成樹脂の配合 「部」について
-
Pd-CとPd-黒って?ちょっと長い...
-
高校化学の問題です。
-
大根おろしでルミノール反応(...
-
接触還元について
-
アセトンに水酸化ナトリウムを...
-
「フロログルシノールでの酸性...
-
担体と担持の意味について
-
過酸化水素の分解
-
L-乳酸エチルと無水安息香酸か...
-
アスピリン合成と触媒
-
TON
-
硫酸法(硫酸を用いた)エステ...
-
アニリンのアセチル化について...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
いわゆる「触媒量」とは、どの...
-
担体と担持の意味について
-
「実験室」と「研究室」を英語で?
-
TON
-
鈴木宮浦カップリングにおける...
-
ヘキサアンミンコバルト((3))...
-
Nox・・・って、「ノックス...
-
触媒にニッケルがよく使われる...
-
白金がよく触媒に利用される理...
-
触媒と反応速度について
-
Pd-CとPd-黒って?ちょっと長い...
-
アセトンに水酸化ナトリウムを...
-
なぜ多糖類の加水分解は酸性溶...
-
触媒の研究の就職先
-
合成樹脂の配合 「部」について
-
空間パターンのしくみについて
-
Ptはなぜd9軌道をとるのか
-
触媒上反応における速度定数の単位
-
触媒定数の単位は何ですか?
-
触媒添加量
おすすめ情報