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 日本語を勉強中の中国人です。下記の質問で、No.4さんから面白い謙遜の言葉「とんでもハップン、歩いて10分」をいただきました。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2246743

 これについていろいろ調べてみたのですが、なんか理解できているような、理解できていないような気がします。具体的な会話を読みたいです。どなたか「とんでもハップン、歩いて10分」を使って現代の面白い会話を作っていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

 また、質問文の中に不自然な表現がありましたら、そちらについても指摘していただければ大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (12件中1~10件)

はっきりとはしませんが、生まれは相当古い(恐らく50年以上前の)ギャグのはずです。




『ハップン』は皆さんおっしゃるように英語のhappenで、名詞形のhappeningは「ハプニング」というそのままの日本語として広く使われている言葉でもあります。
そして、「ハプニング」は「予想外の意外な出来事」という意味で使われます。

一方、謙遜の言葉として「とんでもない」や丁寧に言う場合の「とんでもございません/とんでもありません」などがあります。
goo辞書によれば「とんでもない」は「途でもない」で、つまり「通常の道ではない」ということから「思いがけないことだ/意外だ」などの意味になるのだと思われます。
つまり、どちらも「意外だ」という意味である点に注目してください。


ところで、謙遜も場を間違えると嫌味になるなど使いどころの難しい語法です。
「とんでもありません」と全面的に謙遜するのが気恥ずかしい状況というのも発生するわけです。
それで、「とんでもありません」と言った後に「英語で言うとハプニングといったところです」と付け加えたりして、『大まじめに謙遜しているわけじゃありません』という意図を伝えようとするのでしょう。
それほどのことはしてないのにそんなに誉めていただくなんて本当に恥ずかしいぐらいです、という意味をさらに強調するために上のふたつを省略形で無理矢理つなげて、
「とんでも+ハプニング」→「とんでもハップン」という言い方になったのでしょう。
最初は恐らくこれだけだったのでしょうが、誰かが#7さんおっしゃるように「飛んでも8分」なら「歩いて10分」だろうという【韻をふんだ語呂遊び】を考えたということです。


ですからawayuki_chさんも、「とんでもありません」と大まじめに謙遜すると逆に嫌味になると感じた時にこのように言うことができます。
例えば、いつも冗談を言い合うほど仲の良い友人がある日「awayuki_chは本当に日本語が上手になったね」と真面目な顔で言ったとします。
その友人も日本語を勉強中ですがawayuki_chさんに比べて進展状況は遥かに遅く、そこにはある種の嫉妬も垣間見えます。
そんな時awayuki_chさんが生真面目な顔をして「とんでもない」とか「そんなことないよ」などと言うよりも、「とんでもハップン、歩いて10分だよ」などと【茶化して】言ったほうが場の空気は和らぐように思いますがいかがでしょうか。

ただ、相当古いギャグであることに違いはないので、awayuki_chさんなりの新バージョンを何か考えて付け加えたほうが斬新性に富んだ表現になるでしょう。
(特に日本人相手の場合は)
「とんでもハップン、歩いて10分。夜中に行くなら15分」などが浮かびましたが、あまり面白くないですね。
全く関係のない事柄でも「フン/プン」という韻を踏んでいれば成立すると思うのでお試し下さい。

ちょっと違いますが有名な(と私は思っていますが)「意味上の言葉遊び」もあります。
「ありがとう」とお礼を言われた人(または側で聞いていた人)が言う言葉で、
「ありがとうなら、ミミズは千匹」という返しがあります。
「蟻が十(とう)なら、ミミズは千匹」で、
「蟻が十匹いると言うのならミミズは千匹いるよ」という茶化した解釈です。
ただ、この「ミミズ千匹」というのは悪い意味ではありません(むしろ良い意味です)が、女性はあまり口にしない方が良い別の意味も持った言葉ですから、念のため申し添えておきます。
男というのは本当にどうしようもない生き物だと思います。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。なぜ「とんでもハップン」という構成なのか、よく分かりました。使うタイミングまでもアドバイスをいただき感謝いたします。私なりの新バージョンも考えてみます。また、「ありがとうなら、ミミズは千匹」も面白いですね。今回の質問をきっかけに、日本語の言葉の遊びを体験させていただきました。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 15:31

 ANo.9さんに一票です。


 これはGHQ間接統治下の日本の若者の間では、「ネバー・ハップン」「ネバー好き」など、やたらと日本語の英語交じりというか英語調の俗語が流行ったものです。そんな風潮を映してか、1950年に新聞掲載小説「自由学校」で「飛んでも、ハップン! いけませんよ」といった会話の口調が一世を風靡したことがあったものです。

 その後、広告などで「飛んでも八分歩いて十分」というキャッチコピーが、本来のイメージを換骨奪胎させたその「巧みさ」に、受け手たちは「微苦笑」をさそわれたものでした。

 ただし、これには「ハップン」が、そもそも漢字では「八分(はっぷん)」になること、そしてその後に、同じ漢数字であって八分とおなじ脚韻を持つ「十分(じっぷん)」が連なるからこその面白味でもあったわけです。

 ですからアラビア数字書きで「8分、10分」を、「ハチフン、ジュップン」などと読んでしまう昨今の風潮下では、その本来の「綾(あや)」は全く褪色してしまっていることです。ですからもはや「死語」となりつつあるのでしょう。

 いわゆる日常会話をどうにかという「外人レベル」に甘んじず、日本語で活き活きした随筆を著してみたいと望まれるお方だけに、なまなかな「付け焼刃」にはご留意を、と。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 貴重なアドバイスをいただきありがとうございます。気をつけます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 18:19

#10ですが、URLを載せ忘れたので、追加します。

失礼しました。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/word …

参考URL:http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/word …
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。20世紀の流行語はたくさん載っていますね。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 16:28

「とんでもハップン、歩いて10分」は、だいぶ古い流行語なので、今は、すたれたかと思ったのですが、Googleで、”とんでもハップン”を検索してみると、結構、使われているようですね。

以下のURLは、過去の流行語が載っていて面白いです。「とんでもハップン」も載ってますが、1950年の流行語みたいです。

「とんでもハップン、歩いて10分」の意味は、前半の「とんでもハップン」にあり、後半の「歩いて10分」は、語呂合わせで、面白みを出す役割をしています。後半の「歩いて10分」に意味はありません。

以下に、いくつか会話例を挙げました。

<例1>
A「昨日は、どこに飲みに行ったの?」
B「安くておいしいって友達が言うから、居酒屋の○○に行ったんだ。そしたら、とんでもハップン、歩いて10分。高いだけじゃなく、死ぬほどまずかったよ。もう2度と行かないぞ。」

<例2>
A「吉田は、仕事一筋だけど、たまには、息抜きしなくて大丈夫なのかなぁ?」
B「息抜きしてないと思うだろう? だけど、一度ヤツと遊びに行ったら、とんでもハップン、歩いて10分だったよ。眼をランランと輝かせて、まるで、別人だね。」

<例3>
A「どうだい、今度の新製品は?」
B「実は、あまり自信がなくて売れ行きが心配だったんだ。ところが、店に出したとたん、とんでもハップン、歩いて10分なんだよなぁ。なんと、10分で完売だったよ。」
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。後半の「歩いて10分」は、語呂合わせで、面白みを出す役割をしていて、意味はないのですね。よく理解できました。会話例も大変助かりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 16:22

これは awayuki_ch さんには覚えてもらわなくてもいい言葉だとは思います。



謙遜語を使うところでこの言葉を発する人はまずいないと思います。
もちろん謙遜の意味を表すことは出来ますが、謙遜というのは【自らが謙ること】であることを考えると、このように【ふざけた】【相手を馬鹿にした】【相手を自分と同等の立場に引き摺り下ろす】ような言葉を謙遜すべきところで使用すると、【場を弁えない】【常識の無い】人間と思われても仕方がありません。

これはあくまでも友達、どんな冗談でも言える間柄、少なくとも上下関係で言えば同等以下の相手に、時と場合を弁えて使うくらいの神経が必要ではないかと思われます。

特にawayuki_ch さんの場合は、周囲の人たちが誰も知らない言い回しであることを考えると、使うことは避けるべきでしょうね。使ってもその意味をくどくどと説明しなければならないうえ、説明されてもあまり納得のいく冗談ではないですもんね。

★「おまえ、俺を差し置いて彼女とあの映画を見に行っちゃったんじゃないの?」
「とんでも八分、歩いて十分。そんなことするわけないだろう、この俺が」

★「もう食事すませちゃったの?」
「とんでも八分、歩いて十分。おいらの腹は北山さ。さっきからグーグー言ってるよ」

日本語にはこのように冗談交じりの言葉がけっこうあります。
★当たり前だ⇒「あたりきしゃりき、しゃんしゃりき」
★分かった!⇒「合点、承知の輔(すけ)」
★けっこうじゃないか(いいよ)⇒「けっこう毛だらけ、ネコ灰だらけ」
などなど。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切にアドバイスをいただき誠にありがとうございます。時と場合を弁えて使うくらいの神経が必要であることを心がけます。大変助かりました! また、ほかの言葉のご紹介に感謝いたします。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 16:06

とんでもはっぷん、歩いて10分、滑って転んで30分。



「とんでもない」という謙遜を、「飛んでも」(飛行しても)とかけているんです。
飛ぶように行った場合には8分、歩いた場合には10分。滑って転んだ場合には30分。(笑)
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この回答へのお礼

 ご親切に用例を挙げていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 12:57

とんでもハップンというのは、英語のnever happenを日本語風に言い換えたものです。


真逆・まさか、という意味合いで使います。
米国進駐軍のカタコト日本語からきたものとも言われています。
映画「自由学校」の中で使われたセリフで、一般化しました。

歩いて10分というのは、前のセリフを利用したギャグで、最初からこのワンセットだったわけではありません。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。由来までもよく分かりました。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 12:54

ごめんなさい、張本人です。


だいぶ混乱させてしまったようで、難しかったですね^^

言葉のお遊びなので、あまり真剣に使おうと考えなくて良いですよ。
くれぐれも目上の方とか、真剣な話をしている時には使わないでくださいね。
でも、お酒の席など無礼講な時には、案外受けるかもしれません・・?
友人同士の気軽な会話の中で楽しんでください。
「とんでもない」=「そんなことない」
謙遜の意味のほかに、ありえない!という驚きの意味もあります。

「awayuki_chさんは、日本語お上手ですね。」
「とんでもハップン!(歩いて10分)」
こちらは、謙遜ですね。

「今年の夏のボーナスは、出ないんだって」
「とんでもハップン!!!!」
すごいびっくりした、まさか!という感じで使う時もあります。

たまぁに使うと効果がありますよ^^
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この回答へのお礼

 tenten525さん、お気になさらないでください。実は、この言葉は先日会社の飲み会で初めて聞きました。けっこう盛り上がったので、その場で聞く勇気がありませんでした。家に帰ってからそのことをすっかり忘れてしまいましたが、tenten525さんのご回答のおかげでまた思い出しました^^。このような言葉のお遊びもあるのですね。楽しいです。とてもすっきりになりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 12:46

 「とんでもはっぷん、歩いて10分」は単に韻を踏んだ言葉遊びです。


ほかにも続けて「彼女の家まで15分」なんてのもあります^^;
これは、謙遜表現でもなんでもなく、むしろ敬語を使う場面では、
避けた方がよろしいかと思います。

 誉められたときに「とんでもないことでございます」と返せば謙遜表現になりますが、
「とんでもない」自体は「あり得ない」という意味ですので、謙遜以外にも使います。

たとえば、

「お前よりオレの方がいい男だよな?」
「とんでもない!オレの方がいい男だ」

といった具合です。
このような仲間内の砕けた会話では「とんでもない」の代わりに、
「とんでもはっぷん・・」を使ってもかまいませんが、
「ですます調」で会話をしているときには使わない表現です。

また、言葉遊びはギャグの一種でもあり流行があります。
「とんでもはっぷん」はかなり古い流行語。下手に使いますと、
場をしらけさせることがありますので、ご注意下さい。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。よく分かりました。大変助かりました!
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 12:26

>「とんでもハップン、歩いて10分」を使って現代の面白い会話を作っていただけないでしょうか。



ええと、まずですね。
古いダジャレなので、「現代の」というのは難しいですが、用例としては。

上司:やぁ、A君。最近、頑張っているね。
   今回のプロジェクトも君のお陰で上手く行きそうだね。
A君:「とんでもハップン、歩いて10分」ですよ。
   私なんてまだまだです。

と、こんな感じでしょうか。

これは、上司の「頑張っているね。」を否定している訳ではなく、
「君のお陰で・・・」という箇所について、謙遜しています。

ただし、あくまで「ダジャレ」なので、使うタイミングには注意が必要です。
会議などでは、使わない方がいいでしょう。
使うなら、飲み会とか休憩時間の会話などで使うのがいいでしょう。

※「駄洒落(ダジャレ)」の意味はわかるでしょうか?
中国語翻訳してみたら、「無聊的笑話」となりました。
英語だと「Pun」だそうです。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。会話と合わせて説明していただき理解しやすくなりました。大変助かりました!
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 12:19

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