No.3ベストアンサー
- 回答日時:
プレカット工場の技術を担当している者です。
まず、グリーン材と乾燥材では、グリーン材の方が安いので、コストを抑えるため、小屋・母屋まわりの材はグリーン材にすることはあります。
使い分けは、建物の価格次第で工務店や住宅メーカーが判断します。
2F床梁の場合、グリーン材では収縮やひねりが床鳴りの原因になる事が多いので、最近は乾燥材または集成材にすることがほとんどです。
なお、コストを優先する場合は今でも2F床梁にグリーン材を使用することはあります。
材品質の安定度合いは、
集成材 > 乾燥材 > グリーン材
値段は、
集成材 > 乾燥材 > グリーン材
の順になります。
あと、現状グリーン材を一定期間寝かせて使用する事は現在まずありません。木材メーカーから入ってきた材をそのままカットします。
実際は、木材メーカーでの倉庫内の期間や搬送の期間で多少は乾燥が進むので、水でビタビタという事はありませが、わざわざ乾燥のために倉庫で寝かせることはしません。
その場合は、最初から乾燥材を手配しますし、その方が品質も安定しています。
大引きに関しては、No1さんの回答通り、集成材の方が品質が安定しているので、集成材を使用でOKだと思います。
なお現在、米松はかなり品薄で値段も高騰しているので、レッドウッド(欧州赤松)の集成材が主流になってきています。材の強度は、米松とレッドウッドはほぼ同じです。(若干米松が強い)
国内最王手の木材メーカーのURLを下記につけますので、参考にしてみてください。
参考URL:http://www.chugokumokuzai.co.jp/home.html
御返答ありがとうございます。
グリーン材を一定期間寝かせてカットするかは聞いてみます。
大引に集成材>>浸水した場合に接着剤が剥がれる、張り合わせた木毎で水のため膨張するなどで、使い物にならなくなるのでは、という点が気になったのがですが、どうなんでしょうか。
レッドウッド集成材の代わりで米松乾燥材なら費用は変わらないと言われました。
選択に困っています。
No.10
- 回答日時:
NO1.7です。
ご質問いただいた2件については既にmata3414さんが回答されているとおりで、私も全く同意見です。
私は以前、商社で北米製の木製サッシ・無垢フローリングや、アジア製の造作材などを輸入建材を扱っていました。(折しも当時は”輸入住宅”という言葉が住宅雑誌などで頻繁に取り上げら始めた時期とも重なります)。
海外のメーカーには何度も商品の買い付けで訪れ、自社の扱う商品に関してはそれなりの自信と知識を持ち、問屋を通じて中小デペロッパーに売り込んでいました。
しかし7年前、実際に自分の家を建てるときにはどうしたかというと、知り合いの棟梁にお願いして、足掛け2年がかりで建てていただきました。(部材の殆どは国内産です)
勿論、自分の場合は特に工期の制約もなく、また棟梁の伝手で良い部材の調達ができたという運もあるので、人にこれを薦めることは出来ませんが、何故そうしたかという一番の理由は、”職人の経験に勝る知恵は無い”と言うことを、商社の仕事を通じ身をもって実感したからです。
輸入材についても、私が扱っていた当時はクレーム事故の大半が施工現場での”経験不足”が原因で、輸入材を多く扱ったデベロッパーほどクレーム事故は減っていきました。
一般的に職人や技術者の熟練度が増せば増すほど、新素材や新たな施工法について慎重になりがちです。
akkiforeさんの家造りについても、最初に建設会社が提示した仕様書に書かれた部材が、その会社で最も施工実績があり、扱い慣れた部材なのでしょう。
ですから、もし一部の部材に施主として納得出来ないところがあれば、真っ向から否定するのではなく、工務店に意見を求めるような姿勢で臨まれた方が良いと思います。
私が家を建てた時も、棟梁と頻繁に意見交換した結果、構造材については棟梁を全面的に信頼し、屋根や基礎の断熱、金物、外回りについては私の意見を多く採り入れてもらいました。
蛇足かもしれませんが、家造りには構造材以上に大切なことが沢山あります。
今の時代はインターネットで様々な情報を手軽に入手できるので、どうぞ沢山研究して良い家を造ってください。
丁寧な御返答誠に感謝します。
>職人や技術者の熟練度が増せば増すほど、新素材や新たな施工法について慎重になりがちです。akkiforeさんの家造りについても、最初に建設会社が提示した仕様書に書かれた部材が、その会社で最も施工実績があり、扱い慣れた部材なのでしょう。>>>今までの建築会社との約1年にわたる話合いの事を思い浮かべ、ここでの頂いた御意見を読んでいて、ああ、この会社は慎重に施工する会社だったなと思い出しました。
mata3414さんのお礼にも書きましたが、私は建築に関しては素人ですが、欠陥住宅の話もあり、間違いのない家を作りたいと思っています。色々情報を得ていくと更に疑問な点が出てくるという(悪?)循環に入っているような気がします。色々会社を見てきた中で今の会社がベストとは思っていますが、どうしても欠陥住宅の事が頭にあり、あと情報ソースが会社からのみ、ということもあり、gooで疑問を率直に出し、多くの方々の御意見を頂いている状況でございます。
>もし一部の部材に施主として納得出来ないところがあれば、真っ向から否定するのではなく、工務店に意見を求めるような姿勢で臨まれた方が良いと思います>>うるさいくらい意見を聞いて納得して進んでいると思いますが、なんとなく温度差を感じています。相手に思いを伝えるのはとても難しいと思うこの頃です。
No.9
- 回答日時:
No.3、 8です。
1)水性高分子イソシアネート系とレゾルシノール系の件
数年前までは、集成材の接着剤としては、レゾルシノール系が主流でした。
それが、シックハウス症候群対策で、よりホルムアルデヒドの放散量を減らしたのがイソシアネート系です。
ですので、同じF☆☆☆☆でも、イソシアネート系の方がホルムアルデヒドの放散量は少ないそうです。
ただし、接着剤の耐候性についてはレゾルシノール系の方が強いそうです。
(下のURL参照)
ホルムアルデヒドの放散量を気にするか、耐候性を気にするかでどちらかを選択されれは良いかと思います。
ただ、木材メーカーによってはどちらかの接着剤の製品しかなく、接着剤の選択ができない場合もあります。
工務店に相談してみてください。
2)グリーン材について
私個人の見解ですが、小屋束、母屋材でのグリーン材使用でしたらまず問題はないと思います。
これは、材料メーカーの人とのはなした事ですが、
乾燥材は軽くて強度もあるが、もろい。
グリーン材は多少強度はおちるが、粘りがある。
つまり、乾燥材は限界を超えると一気に破断するが、グリーン材は曲がりながらもかなり粘るそうです。
これは、乾燥材を強制乾燥させる時に、ヤニや油の成分が水分と一緒に飛んでしまうからだそうです。
私個人の見解ですが、グリーン材を自然乾燥させた材が一番良いと思っています。以前No.1さんが回答されていた内容です。
ですが、現在の工期短縮・コストダウン優先の流れのなかでは、材を1年も倉庫に置いておくことだけでもコストアップ(在庫なので金利が掛かる)ですので、自然乾燥はやってられない状況です。
参考URL:http://www.chugokumokuzai.co.jp/
丁寧な御返答誠に感謝します。
建築会社の提案が余り間違っていない事がよく分かり安心しました。私は建築に関しては素人ですが、欠陥住宅の話についてよく言われてますし、間違いのない家を作りたいと思っています。色々情報を得ていくと更に疑問な点が出てくるという(悪?)循環に入っているような気がします。間取りその他の提案や営業マンや設計士の方の話の内容も色々会社を見てきた中で今の会社がベストとは思っていますが、欠陥住宅について忘れられず、あと情報ソースがそこからのみ、ということもあり、gooで疑問を率直に出し、多くの方々の御意見を頂いている状況でございます。
No.8
- 回答日時:
No.3です。
大引きに集成材の件ですが、私もNo.1 No.7様と全く同意見です。
米松乾燥材より集成材の方が狂いやあばれは少ないはずです。
この件は現場の大工さんにお聞きになれば、同じ事を言われると思います。
大引きの冠水の件ですが、冠水は非常にレアケースだとは思いますが、もしなった場合でも集成材の接着剤が水で緩むことはまず無いと思います。
(集成材メーカーの人と話をした事があります)
最近の接着剤は優秀で、例えば自動車の外装材(エアロパーツ等)の多くは両面テープで固定されているのはご存知でしょうか。あれだけ風雨にさらされても、自動車のエアロパーツがはがれて飛んだという事故は聞いた事はないと思いますが如何でしょうか?
ですので、多少の水分で集成材の接着が剥がれることは無いと思います。
材の膨張につては、No.7様の回答と同意見。
なお、基本的に住宅の床下に水気がある事自体、施工ミスか排水計画のミスではないでしょうか?通常床下は湿度が低く乾燥しているのが普通だと思います。
あと、構造材でのレッドウッド集成材は欧州赤松の材しかないはずです。セコイアの構造用集成材は聞いた事はありません。
この件は、構造用集成材メーカーのホームページを調べてもらえば解ると思います。今ではレッドウッドとは書かずに欧州赤松集成材と書いてある場合がほとんどです。古いサイトだとレッドウッドの記述のままの場合もあるようです。
また、追加の質問がありましたら質問してください、解る範囲内で回答いたします。
丁寧な御回答有難うございます。
皆さんの御意見からすると大引はレッドウッド集成材でいいのかな、と思ってきました。
1)集成材の接着剤についてですが、イソシアネート系とレゾルシノール系両方を使用しているそうです。レゾルシノール系は低ホルムアルデヒトですが、F☆☆☆☆の認定を受けたものを使用しているとのことですが、如何でしょうか? イソシアネート系とレゾルシノール系の接着力についても教えて頂けたら幸いです。
2)グリーン材について再確認した所、小屋組みより上(天井より上)の束と母屋・屋根垂木で使用し、1階小屋組み(2階床下の材)や2階小屋組み(2階天井上の材)は乾燥材とのことでした。グリーン材の含水率は、20±5%程との事です。どうでしょうか?
尚、レッドウッドは欧州赤松の事でした。
No.7
- 回答日時:
再びNO.1からです。
>大引きに集成材を使うので気になったのが浸水した場合に使い物にならなくなるのでは、という点ですが、どうなんでしょうか。
建築中の物件は床上・床下浸水など水害の多い地域にあるのでしょうか?
長時間水没するなど極端な例では判りませんが、集成材とは限界近くまで含水率を下げた木片を表裏交互(木繊維が一定方向に寄らないように)に重ね、加圧しながら接着されています。 接着技術も一頃よりかなり進化していますし、一度乾燥した木材というのは多少の水気を含んでも再膨張することはありません。
「レッドウッドの集成材と米松乾燥材のどちらが良いか」ということですが、確かに単材なら万に一つも”剥がれる”心配はありませんね(o`▽´)Ψ ですが、狂い難さでは集成材の方に分があるでしょう。 集成材は全体の含水率がほぼ均一で、且つ積層されているため1方向へ反ることはありませんが、乾燥外材では表面と芯部の含水率に差があるものもありますら。。。。
丁寧な御回答有難うございます。集成材の理屈がよく分かりました。皆さんの御意見からすると大引はレッドウッド集成材でいいのかな、と思ってきました。
1)集成材の接着剤についてですが、イソシアネート系とレゾルシノール系両方を使用しているそうです。レゾルシノール系は低ホルムアルデヒトですが、F☆☆☆☆の認定を受けたものを使用しているとのことですが、如何でしょうか? イソシアネート系とレゾルシノール系の接着力についても教えて頂けたら幸いです。
2)グリーン材について再確認した所、小屋組みより上(天井より上)の束と母屋・屋根垂木で使用し、1階小屋組み(2階床下の材)や2階小屋組み(2階天井上の材)は乾燥材とのことでした。グリーン材の含水率は、20±5%程との事です。どうでしょうか?
No.6
- 回答日時:
No.2です
<大引に集成材を使うので気になったのが浸水した場合に使い物にならなくなるのでは、
という点ですが、どうなんでしょうか
集成材は接着の際、圧力もかけますので、
ちょっと位の冠水は問題ないでしょう
むしろ、泥水をかぶったら、他の材料や壁の中もダメでしょう
不潔になるし、泥のにおいも完全には取れなくなるでしょう
浸水の恐れがあるのなら1階床高を上げるしかないですね
(しかし、高くすると、高齢になってからのことも顧慮しないといけないでしょう-リフト、スロープ設置など)
丁寧な御回答有難うございます。
皆さんの御意見から大引はレッドウッド集成材でいいのかな、と思ってきました。
1)集成材の接着剤についてですが、イソシアネート系とレゾルシノール系を使用しているそうです。レゾルシノール系は低ホルムアルデヒトですが、F☆☆☆☆の認定を受けたものを使用しているとのことです。接着力もあわせ御存じでしたら教えて頂けたら幸いです。
2)グリーン材について再確認した所、小屋組みより上(天井より上)の束と母屋・屋根垂木で使用し、1階小屋組み(2階床下の材)や2階小屋組み(2階天井上の材)は乾燥材とのことでした。グリーン材の含水率は、20±5%程との事です。どうでしょうか?
No.5
- 回答日時:
はじめまして。
レッドウッドですが、
欧州赤松のことを現地ではレッドウッドとよぶそうですが、
国内でレッドウッドなら米国産セコイアのことを指す場合もあり、(コーストレッドウッドとも言う)
もし米国産セコイアなら、抜群に強い木ですので、なんのご心配もいらないと思います。。。が、中々手に入らない木種です。
ご確認ください。
グリーン材ですが、その業者さんは、グリーン材を使われての実績は何年くらいになるでしょうか?
もし、5年以上あるなら、5年以上前の建物を見せてもらってください。
グリーン材は痩せます。(正確には乾燥材よりも・・)
細い材を使えば、更に細くなり、暴れもしてきます。
工法にもよりますが、隙間が出来る場合もあります。
建ててから乾燥が急激にはじまりますので、キナリを耳にすることもあると思います。
また、露出している場合には、割れが出て目につきます。
二階床周りに使えば、痩せと共に床が歪む可能性もあります。
これだけ書くと怖くなると思いますが、
その癖を熟知している業者さんなら、出来る限りそれを防ぐ方法やメンテナンスの方法をご存知です。
ですから、少なくとも5年前の建物を見せてもらう事が必要と思います。
以上より、よほど木に寛容なお方で、かつ太い材を使いたい欲求がなければ、出来るだけ乾燥材をお勧めいたします。
なお、巷で売ってる乾燥材は、結構怪しいものが多いです。
少なくとも主構造材は含水率を測定してもらったほうが無難です。
No.4
- 回答日時:
素人なので、参考程度にして下さい。
No.2の方の紹介とは異なりますが、ホワイトウッドとかレッドウッドとかは、単に日本でつけられた俗称で、現在red woodの集成材といえば、欧州赤松を指すことが多いと聞いたことがあります。
わたしなら2階部分とはいえグリーン材は採用しません。含水率とかが分からないのですし。
この建設会社は何故グリーン材を採用するのでしょう。単に安く仕上げる為であれば、他のHMなりを検討した方が良い気もしますが。
No.2
- 回答日時:
<大引についてはred woodの集成材
レッドウッドは屋外のデッキなどに良く使われますので耐久性は高いです
ご参考に
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/59.htm
御返答ありがとうございます。
レッドウッドの耐久性の高さは分かりました。
大引に集成材を使うので気になったのが浸水した場合に使い物にならなくなるのでは、という点ですが、どうなんでしょうか。
No.1
- 回答日時:
先ずグリーン材について。
グリーン材をいきなりカットして住宅に使うことは普通あり得ません。構造用にグリーン材を使う場合、工務店ではしばらく寝かせる事で含水率を自然に落としてから実際の建物用にカットします。地域やその年の気候にも左右されますが半年~1年程度寝かせることで含水率は25%前後で落ち着きます。強制乾燥のKD材の一番低いランクの物がD25位からなので、グリーン材でも放っておけばこの程度の含水率にはなると言うことです。
次に大引に集成材を使用することについて。
集成材特徴とは乾燥させた木片を重ね合わせる事で、反りなどの狂いが出にくい事にあります。 大引は床を貼るための根太を打ち付ける重要な構造材なので、これ自体に反りや縮みなどの狂いが生じるとフローリングの床などは一発で暴れてしまいます。 ですから大引きに集成材を使うというのは至極正しい選択だと思います。
”適材適所”という言葉通りに、一概に構造材といっても場所によって役割は違います。 勿論、全ての構造材を国産の天然乾燥材から吟味して家造りが出来れば理想なのでしょうが、木材の持つ特性を十分理解した上で適材適所に使い分ける事が大事なのです。
御返答ありがとうございます。
大引きに集成材を使うので気になったのが浸水した場合に使い物にならなくなるのでは、という点ですが、どうなんでしょうか。
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