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金融オンチで申し訳ございません。日銀が金利を上げるとそのお金を借りる金融機関(銀行のお金)は金利で損をしないために一般向けの金利を下げると聞いたことがあります。でも、逆に銀行の金利は0,1%に引き上げられるようです。日銀が金利を引き上げると市中(金融機関)に出回るお金の金利は損をしないように下げるのが普通なのではないでしょうか。その辺りのシステムがよく分かりません。それに日銀は0,25%上げなのに、金融機関は0,1%上げになるのでしょう? 金融オンチの私に誰か教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (3件)

銀行金利と預金金利をゴッチャにしてますよ。



銀行金利=銀行がお金を「貸す」時の利息
預金金利=銀行がお金を「預かる」時の利息

日銀の金利(日銀が一般銀行に貸す時の利息)が上がれば、そのお金を借りて貸付資金にした一般銀行は、顧客にお金を貸す時の利息を上げないと損します。

で、一般に貸すお金の利子を上げ過ぎると、借りる一般人が困りますから、その代わりに、一般から預かったお金の利息を下げる訳です。

「日銀金利が上がると下がる」と聞いたのは、多分、預金金利(一般人がお金を銀行に預けた時の利子)です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/15 15:26

ゼロ金利政策によって、金融機関同士が資金をやりとりする短期市場の金利が0%近辺に抑えられてきました。

金融機関は市場で安い資金を調達できるために普通預金の利率をあげてまで資金調達をする必要がありませんでした。

今回ゼロ金利政策が緩和されたので、市場で調達すると0.25%の金利を取られることになります。それならば普通預金の利率を0.1%程度にすることで、市場よりも好条件で資金を集められることになります。

また、市場から調達するまたは各種預金の利率と貸し出すときの利率の差が銀行の利益となりますから、住宅ローンなどの利率も上がります。

よって全ての利率が同じ方向を向くわけです。不明な点があれば補足します。

この回答への補足

お答えありがとうございました。分かりやすかったです。

私はお金というものは日銀が市場に貸し出すだけで「短期市場」もまた日銀が貸し出す金融政策の一部だと思っていました。それは勘違いなのですね。日銀が取り引きに介入しない自由な市場もあると理解して宜しいでしょうか?

「金融機関同士が資金をやりとりする短期市場」が0%近辺だったとすれば納得がいきます。短期市場で2,5%の金利を取られるより、一般の人から0,1%で資金を調達した方が条件が良くなるということで理解して宜しいでしょうか。

でも、ますます疑問が生まれてきました。「短期市場」というのがあるならば「長期市場」というのもあるのでしょうか? あるとすれば日銀の介入とかあるのでしょうか?

補足日時:2006/07/14 18:26
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#1です。



日銀は短期市場の「無担保コール翌日物金利」に誘導目標を設けて金融政策を運営しているのです。日銀が貸し出すのではなく、あくまで金利の調整役と言うことです。まったく介入しないということではありません。

補足に書かれているとおり、資金調達の条件がよくなるため金利を引き上げると言うことです。

長期という言い方はしませんが、日銀が金融機関に貸し出す金利「公定歩合」がその位置づけとなるでしょう。これはまさに日銀の介入といえます。
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この回答へのお礼

理解ができました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/15 15:25

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