
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
化学には全く縁のない人間ですので、自信はありませんが・・・
簡単に言うと、電子殻の中にはp軌道・s軌道などの「軌道」というものがあって、BeやMgはp軌道が閉殻なのでエネルギー的に安定しています。それに対して、BやAlはs軌道に電子が1個ある状態で、エネルギー的にやや不安定なのです。だからそのような逆転が起こるのだと思います。
電子・軌道などで検索すると、詳しくわかるかと思います。
No.3
- 回答日時:
以前に同様の質問をした事がありますので,そちらの回答やANo.#5に付けた補足を御覧になってみて下さい。
・http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=925236
QNo.925236 イオン化エネルギーと周期表に関して3題
『BeとBの間でイオン化エネルギーが減少するのは,ホウ素の最外殻電子は 2p 軌道に入っていて,ベリリウムの 2s 軌道に比べて束縛が弱いから』という事です。MgとAlの場合も同じです。
参考URL:http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=925236
No.2
- 回答日時:
まず質問者様がおっしゃりたいのは第一イオン化エネルギーのことですね。
あまり専門的なことはいえませんが、基本的に第一イオン化エネルギーというのは、
同族で見るとだんだん小さくなっていき、同周期で見るとだんだん大きくなっていきます。
ここで例えばBeとBを例に出してみると、規則性にあてはめると
Bのほうが第一イオン化エネルギーは大きいはずなんですが実際は
逆になっています。
この理由ですが、まず第一イオン化エネルギーとはどれだけイオンになりやすいのか、つまりどれだけ電子が外れやすいのかということは大丈夫ですよね?
このときBeには最外殻に電子が2つあります。
そしてBには最外殻に電子が3つあります。
Beの2つの電子は対を成しているのでそこから電子が外れようと思ったら相方の電子の影響を受けます。
しかし、Bには3つ電子があるのでそのうちの2つが対になっていて
ひとつは対をなすものがありません。
なのでその電子が外れるときは2つで対になっている電子の組から
電子がひとつ外れるよりは、相方の影響を受けないぶん小さくてすむ
というわけです。
なので最外殻電子数が偶数のものよりも奇数のもののほうが第一イオン化エネルギーは低いというわけです。
なので直線ではなくあんなに折れ曲がったグラフになるのですね。
かなり漠然とした説明になってしまってすいません。
簡単にいうとこういうことだと思います。
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