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兄(60歳)が会社をしておりますが、負債額が多く倒産しそうな状況です。
私も数千万円のお金を貸しており、そのために設備などは私の名義で購入したことになっています。
もし、兄の会社が倒産した場合に、会社の建物は会社名義ですが、中の主な設備は私のものという状況で、どのように整理されるのでしょうか?
なお設備は生産設備で取り外して持って帰れるようなものでありません。
会社を倒産させても、出来るなら私の設備を使って、そのまま細々とでも仕事が出来るようにしてあげたいのですが、そのような方法はありませんでしょうか?

A 回答 (1件)

質問にある「私も数千万円のお金を貸しており、そのために設備などは私の名義で購入したことになっています」の状況が、(1)先に現金を貸したが返してもらえないので機械類で返してもらったことにした(代物返済)のか、(2)貸付の担保として機械類の所有権を質問者に移したのか(譲渡担保)、(3)兄が新規に機械類を買えないので質問者が代りに買った上で兄に貸し与えているのか、が今ひとつ判別できません。



上記形態のいずれにせよ、質問者の所有にかかる動産類は会社倒産時のリース機材と同じ扱いで、当然所有者の帰属に戻るべき筋合いの物ですが、現実の倒産局面では火事場泥棒的な緊急回収行為が横行することもあります。現時点で所有権を明示するような工夫(リース物件のシールのようなもの)をすると共に、倒産の局面で申立て弁護士と連携により債権者の違法回収行為に晒されないような対応(破産申立てと同時に裁判所からの「保全命令」を貰う)が必要かと考えます。

兄の会社が倒産となれば、不動産は恐らくは金融機関の担保に供されていることから、競売にしろ任意売却にしろ外部売却を余儀なくされてしまいます。買い手側が同業者で設置された機械も併せて購入したいと考えれば、土地・建物・機械をセットで売却して機械分の対価を質問者が得る事になりそうですが、買い手が機械類に価値を見出さなければ質問者が機械類を引き取った上で第三者に売却する他手段がなくなります。(物と場合によれば撤去費用・処分費用がかかるだけというケースもありえます。)

「倒産後も兄がその設備を使って事業をする」という形式要件を確保する為には、質問者が担保権者と交渉して、当該不動産の所有権を確保する(=対象不動産を時価額で購入する)しか手段がないように考えます。別途事情を知った第三者が不動産・機械込みで購入した上で兄に賃貸する、ということはまず実現性がないと考えます。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
非常に参考になりました。
担保権者と相談して所有権を確保するのが一番現実味がありそうですね。
兄と相談してみます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/08/09 22:08

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