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 高分子関係について調べているのですが、コポリマーとダイマー(2量体)、トライマー(3量体)の違いがよく分かりません。どなたか教えてください。
特にPETに関して調べています。
 学生の時、化学工学系の専攻でしたが、高分子についてはあまり詳しくありません。そのレベルで教えていただければありがたいです。

A 回答 (5件)

#2です。

補足を拝見しました。
ダイマー、トリマーを通常はポリマーとは呼びません。2~20量体程度ですとオリゴマーと呼ぶほうが一般的だと考えられます。
(ただ、オリゴマーもポリマーも分子量○○以上もしくは○量体以上という厳密な定義はないので、この辺は感覚です。)

co-は2種類以上のモノマーがあるときになので、例えばトリマー(モノマー1種類)とコトリマー(モノマー2,3種類)とは違います。(コトリマーという言い方があるかどうかはわかりませんが)

PETは#3様の仰るとおりエチレングリコールとテレフタル酸の2種類のモノマーを使っていますので、定義上はコポリマーになります。
補足後半に関しては#3様回答で良いと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。もやっとしたものが、おかげさまで晴れました。

お礼日時:2006/08/24 13:47

コポリマーという概念は、付加重合物に対して用いられたのが最初ではないでしょうか?


つまり、本質的に1種類のモノマーで重合するものです。
例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどです。
PETなどのポリエステル系ポリマーでは、酸とアルコールという2種類の原料を元々使わなければなりません。(原理的には同一分子中にカルボキシル基(酸)と水酸基(アルコール)をもっている化合物を使えば1種類の原料からポリマー合成は可能だと思いますが)
よって、1種類ずつの酸、アルコールを基本としたものはホモポリマーと分類しているのではないでしょうか。
PETの組成では、ランダム、ブロックなどの共重合形態はとれません。
コポリマーPETというのは、酸を2種類以上かアルコールを2種類以上使って、重合した物だと思います。
特に融点が130℃ということは、通常のPETよりもかなり融点が低いですよね。
酸成分にテレフタル酸にだけでなくフタル酸も併用すると結晶性が阻害され融点が低下すると思いますし、エチレングリコール単独ではなく、トリメチレングリコール、プロピレングリコールなどを併用しても同様に結晶性が阻害され、融点が低下すると思います。
実際にお探しのポリマーがどのようなものかの情報は持ち合わせていません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。PP、PEは扱ったことがあり、ある程度の知識があったのですが、PETに関してはほとんど無知でした。PETも同じようなものとして考えていたところがまず間違いだったと思います。

お礼日時:2006/09/03 09:57

3者の定義の違いは回答者さんの回答で間違いないと思います。

PETについて少し補足しますと。

PETはエチレングリコールとテレフタル酸の重縮合反応により合成されるため、定義上はコポリマーです。

しかし、汎用的には、これを純粋なPETとみなして、ホモポリマーと呼び、第3,4の成分を加えたものをコポリマーと呼ぶことがあります。文章を読んでいて、混同しているのかなぁと思ったのですが、違ってたらゴメンナサイ。

ちなみに、汎用品があるかは知りませんが、縮合反応の機構上、PETの2量体、3量体を作るのは簡単なので、大手化学メーカーでPETを作っているところなら、派生品として取り扱っている可能性はあると思います。

この回答への補足

 分かるようでしたら、さらに教えてください。化学メーカーが言う、ホモポリマーでなくPETコポリマーには、どのような物が一般に重合されていますか。
 特に今知りたいのは、融点が130℃付近まで下がった、結晶性のPETコポリマーです。これは例えばPEとの共重合体なのでしょうか?
 またPEを共重合させる時の種類に、LDPEとかL-LDPE、HDPEとか区別されるのですか?

補足日時:2006/08/24 13:56
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。大変参考になりました。確かにPETはコポリマーですね。しかし化学メーカーはこれをホモとして扱っています、一度メーカーに確認してみたいと思います。

お礼日時:2006/08/24 13:53

copolymer(コポリマー)


co-を接頭語に持つと『共に』という意味があります。複数の種類のモノマーを共に反応させたものを共重合体といい、コポリマーとも呼びます。
さらにどのような並びかで、ランダム、グラフト、ブロックに種類が分かれます。

○○mer
化学を専攻されているとわかると思いますが、merの前にmono(1)付けば単量体(monomer)、di(2)が付けば二量体(dimer)、tri(3)が付けば三量体(trimer)となります。
そしてpoly(いっぱい)となればpolymerとなるわけです。

この回答への補足

質問者ですが、コポリマーは共重合体の総称であり、その中にダイマーやトリマーがあると理解してよろしいでしょうか?

またPET系樹脂にも、コポリマーが見られますが、その中にトライマーやテトラマーなども汎用であるものなのでしょうか?

補足日時:2006/08/24 11:52
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>コポリマー



複数の種類のモノマーカラできているポリマーの総称です。通常は同じ反応機構で繰り返しA-B-C-A-B-C-と言った具合につながりますがA-A-B-A-A-Bと言った様々なものを造り性質の調整をします。

ダイマー、トライマーはモノマーが二つないし三つ反応したものでモノマーからポリマーを合成するより、楽にプロセスが進んだり扱いやすかったりするので取り出すことがあります。
専門家ではないのでこの辺で失礼します。
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この回答へのお礼

素早くご回答していただきまして、大変ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/24 13:55

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