
はじめまして。最近竜馬をいくを読みました。そこで疑問なのですが、
結局坂本龍馬は剣術が強かったのでしょうか?世間では真偽様々な意見があるようです。
しかし目録(しかも長刀)しかとってない人が小千葉の塾頭になれるもんでしょうか。本道場との絡みを考えるととても龍馬を気に入っただけで塾頭にしてもらえると思えません。
竜馬が行くを読んでいると父親宛への武市の手紙が紹介されており『竜馬が桂に勝って良かった』と記されていました。
そこで私は小説ほどまでにはいかなくても、ある程度は強かったと思うのです。
ただあえて疑問を言えば武市の手紙で桂の事を木戸とかいてありそこが不自然に感じました。
みなさんはどう思いますか?
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
あくまで私の個人的意見です。
小説「竜馬がいく」に登場する坂本竜馬は、北辰一刀流の免許皆伝で桂小五郎と試合をして、勝ったことになっていますが、これは司馬遼太郎による創作です。
現在の竜馬ファンは、竜馬が剣の達人でなければ気がすまないという方が多いようですね。竜馬は剣の達人でありながら生涯一度も人を斬らなかった、といことにカタルシスを感じるのでしょうか。
私は、坂本竜馬は剣で名をはせた人ではないので彼が剣豪である必要はないと思います。竜馬のなした偉業は、そういう次元のものではありません。
話が横道にそれましたね。。。
竜馬の剣の腕前を少し検証してみましょう。
竜馬は、江戸に出る前に小栗流の目録を受けていますが、江戸の小千葉道場で修業をしたのが一年半ほどです。いくら剣の才能がある者でもこんな短期間に免許を受けれるとは考えられません。
ご指摘のあった塾頭になれたのも、剣の腕前よりはむしろ竜馬の人柄を買われてのことではないでしょうか?おそらくは、後輩の面倒見のいい良き先輩だったのでしょうね。
では、竜馬は本当は弱かったのか?
剣の腕前は弱くはなかったと思います。いくら人柄を見初められても、そこそこの腕前がなければ塾頭には推薦されないでしょうね。
真の実力について、最も誠実にお答えするのなら実際に立ち合ってみないとわからない、ということでしょう。
竜馬は国事に疾走しだしてからは、ほとんど剣の稽古をしていた形跡が見られません。また、彼の自論として、拳銃などの新兵器や新時代を考えると剣術はもはや無用、という意識も持っていたようです。
こうした背景から、質問者様の疑問はおのずと解けるのではないでしょうか?
最後に余談になりますが、一般的に何々流の免許皆伝と言ってもこれもあまり力量を図る目安にはなりません。
例えば、道場が経済的に厳しくなってくると門下生を増やすために、道場側は簡単に免許を発行していたという背景があります。
こんなところで、よろしいでしょうか?
御回答ありがとうございます。
たしかに言われてみれば龍馬が剣術の達人である必要はありませんよね。小説を見ると実力があるのに剣を使わずに最後に剣によって暗殺されてしまった龍馬に不思議さと魅力を感じた次第です。
もともと坂本龍馬を歴史で習った時は『薩長連合』の項であずか一行たらずの紹介でした。もちろん耳学問で多少の知識はあったのですが、最近、龍馬をいくを読む機会があったのでその時に様々な点で感銘を受けました。仮に小説よりも剣が弱かったとしても、逆に私にとっては凄さを感じてしまいます。新撰組やらいる京都に何度もいってるわけですから。。。。
>>江戸の小千葉道場で修業をしたのが一年半ほどです
確かにいかに才能があってもそのくらいの日数では剣を極めるのは難しいですね。高杉晋作も剣術ではなくピストルを愛用した聞いているので、両者にはやはり時代をみる力がすぐれていたのでしょうね。
大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
今となってはビデオも公式記録集もないし、判断は不可能でしょう。
ただ、塾頭までなったということは常識的に考えてそれなりの腕前(スポーツとして)であったことは間違いないと思います。千葉道場ほどの大道場(当然門下生が多い)で先生が生徒にボコボコやられてたんじゃ話になりませんもんね。幕末江戸の三大道場の隆盛は剣道を大衆スポーツとして打ち合いを楽しめるものにしたから、とすればインストラクターは生徒と同程度ではないでしょう。
今の段位で言えば4段程度はあったのでは?
参考URL:http://ryoma.web5.jp/index0.html
どうもありがとうございます。
確かに門下生にボコボコにされては、指導者としての立場はないですよね。
>>今の段位で言えば4段程度はあったのでは?
具体的なご意見ありがとうございます。龍馬が北辰一刀流の初級目録であったとしても他の道場と比べて段位(あってますけね?)が少ない点を考慮すると4段くらいの実力は、あったかもしれませんね。
4段といえば、素人目にはかなり強そうにかんじます。
参考URLありがとうございます。是非私も初級ファンから中級ファンを目指したいと思います。
No.3
- 回答日時:
司馬遼太郎は、かなり史料に立脚した小説を書くことで有名でした。
しかし、中には小説を盛り上げるための「創作」部分もあると聞きます。
まぁ、歴史家はこの「創作」部分のみを取り上げて、「歴史をねじ曲げている」とか批判するわけですが、、、。
坂本龍馬に限って言えば、「松浦玲」という歴史家がそんな小説家批判をする代表格でしょうか?
著書に
『検証・龍馬伝説』(論創社、2001年)
というのがありますから、読んでみてはいかがでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
>>司馬遼太郎は、かなり史料に立脚した小説を書くことで有名でした
確かに司馬遼太郎の作品はかなり様々な角度から歴史的資料が紹介されていますよね。だからこそ『創作』部分との区別が難しいんですけど。
下の回答でも述べましたが小説でそこまで追求するのも酷かなと感じてしまいます。しかしそうすると『司馬史観』って巷で言われているのは、どの部分をさすのか新たな疑問がわいてきてしまいます(笑)
>>坂本龍馬に限って言えば、「松浦玲」という歴史家がそんな小説家批判をする代表格でしょうか?
そんな人がいるんですね。ご紹介された本かなり興味があるので今度探して見ます。
どうもありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
『竜馬が行く』など、小説や漫画に登場する「竜馬像」は主人公を良く見せようと美化している部分が有るのかもしれませんが、まったくの「虚像」ではないと私は思っています。
実際のところは知りませんが、免許皆伝を安易に渡すと言うのは考えすぎなのでは?
御回答ありがとうございます。
やはり美化している部分はあるとしても、実際に存在した人物であるということであり、まったく嘘ではないと言う事ですよね。
確かに小説は単純に読み物としては面白いですが真実性を追求すると難しいですね。まあ小説でそこまで考える必要はないのかもしれませんが、つい気になってしましました。
ありがとうございます
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