No.4
- 回答日時:
| たとえば、万有引力という法則というのは、
| 木にりんごがなっているという刺激と、それからときが経ち、りんごが木から地面の方に落ちていったときの刺激の関係性であると思います。
| つまり、あるときと別のあるときを結ぶ因果律と法則というのは同一のものであると思います。
いえ、ニュートン力学で言う万有引力の法則は「二つの質量などは、互いに引き合う」です。
リンゴが落ちたのは結果の一つですが、場合によっては時が経ってもリンゴは落ちずに朽ち、木が倒れるような結果もあり得ます。
リンゴが落ちなくても、リンゴにはたらく重力と木がへたを引っぱる力がつりあっているからリンゴが上にも下にも動かないという力のはたらきと物体の運動の法則により支配されています。
もっとシンプルな例だと、
作用反作用の法則
「物体Aが物体Bに力を加えると、必ずBもAに同じ大きさで反対向きの力を返す。」
算数の分配法則
(a+b)×c=a×c+b×c
a×c+b×c=(a+b)×c
どちらも原因になりえるし、どちらも結果になります。因果があるでしょうか?
とか。
> これは過去と現在、現在と未来を関連付ける因果律であると思うのです。
特定の法則と時間経過によってもたらされるものは、因果律と呼んで差し支えないと思います。(動的な事象)
ただし、法則自体は必ずしも時間経過を前提にしていないと考えます。(静的な事象)
この回答への補足
>リンゴが落ちたのは結果の一つですが、場合によっては時が経ってもリンゴは落ちずに朽ち、木が倒れるような結果もあり得ます。
私はリンゴが木から落ちていく現象の場合において、万有引力の法則があるのが分かると言っただけです。
別にリンゴは落ちずに朽ち、木が倒れるというような現象からも万有引力の法則があるのが分かると思います。
>算数の分配法則
(a+b)×c=a×c+b×c
a×c+b×c=(a+b)×c
どちらも原因になりえるし、どちらも結果になります。因果があるでしょうか?
算数の分配法則というのはすでに因果関係を表していると思います。
あるときの現象、(a+b)×cというのが、(a+b)×c=a×c+b×cという法則によって他のあるときにa×c+b×cという現象になるということです。
たとえば、(a+b)×cという式を見たら、(a+b)×c=a×c+b×cという法則があるから、(a+b)×cというのはa×c+b×cという式になるという感じです。
反対もそうだと思います。
> これは過去と現在、現在と未来を関連付ける因果律であると思うのです。
>特定の法則と時間経過によってもたらされるものは、因果律と呼んで差し支えないと思います。(動的な事象)
ただし、法則自体は必ずしも時間経過を前提にしていないと考えます。(静的な事象)
事象というのは現象つまり刺激であって法則ではないので、動的な事象とか静的な事象とかは成り立たないのではないのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
空間と時間の概念の整理が必要ですね。
空間を大きな集合体(3次元)と捉えると「ある物」というのは集合体のなかの「ある占有空間」といえます。この中で、異なる占有空間を「他の物」と呼ぶわけですね。
この集合空間は時間概念がないと静止画や写真の中の物体のように動きはありません。ただ「物」が配置されているだけのものですね。
当然、この静止集合空間内のいかなるもの(物や者)にも因果律は作用しません。たとえあったとしても意味をなさないですね。
この集合空間に時間が作用すると映画のようにそれぞれの物や者が合目的に動きます。この[動き]のなかにのみ因果律が見出されるわけですね。従って、質問者さんの指摘のように法則は時間的因果律であるとみることはほぼ正しいですね。ここで「ほぼ」というのは、「集合空間やそれぞれの占有空間が合目的に存在していること」が法則の正しさの条件になるからです。つまり実際的には、空間的な存在(空間の因果律)と時間の因果律の双方で法則がきまるものだからですね。
この回答への補足
>空間と時間の概念の整理が必要ですね。
空間を大きな集合体(3次元)と捉えると「ある物」というのは集合体のなかの「ある占有空間」といえます。この中で、異なる占有空間を「他の物」と呼ぶわけですね。
この集合空間は時間概念がないと静止画や写真の中の物体のように動きはありません。ただ「物」が配置されているだけのものですね。
>全然、この静止集合空間内のいかなるもの(物や者)にも因果律は作用しません。たとえあったとしても意味をなさないですね。
たとえあるということも否定されると思います。静止画を見て、その静止画の中に法則があるなどというものは成り立ちませんからね。
>この集合空間に時間が作用すると映画のようにそれぞれの物や者が合目的に動きます。この[動き]のなかにのみ因果律が見出されるわけですね。従って、質問者さんの指摘のように法則は時間的因果律であるとみることはほぼ正しいですね。ここで「ほぼ」というのは、「集合空間やそれぞれの占有空間が合目的に存在していること」が法則の正しさの条件になるからです。つまり実際的には、空間的な存在(空間の因果律)と時間の因果律の双方で法則がきまるものだからですね。
空間的な存在の因果律があるのは分かりますが。
時間の因果律とはなんでしょうか?
そもそも時間というのは空間的な因果律を認識したことによってできた概念だと思うのです。
No.2
- 回答日時:
存在する時間が違うというのは、同じ時間軸で違う時刻にあることを言っているのでしょうか?それとも、SFや夢のように現実とは違う時間軸でのことを言っているのでしょうか?
私は前者だと思って書きます。もし、時刻が同じであるならば、二つの物事を分けるものは何でしょうか?空間的な位置しかないでしょう。そして、ある位置にあるものが別の位置にあるものに影響を与えるには一定の時間がかかります。どちらかが影響を与えたとするには、時間差が生まれてしまうのです。
ですから、因果関係であるならば、時間的に異なっているのが普通でしょう。もし異なっていないのならば、原因と結果をわけることができなくなるでしょう。
この回答への補足
>それとも、SFや夢のように現実とは違う時間軸でのことを言っているのでしょうか?
現実とは違う時間軸とはいったいなんなんでしょうか?
>もし、時刻が同じであるならば、二つの物事を分けるものは何でしょうか?空間的な位置しかないでしょう。そして、ある位置にあるものが別の位置にあるものに影響を与えるには一定の時間がかかります。どちらかが影響を与えたとするには、時間差が生まれてしまうのです。
ですから、因果関係であるならば、時間的に異なっているのが普通でしょう。もし異なっていないのならば、原因と結果をわけることができなくなるでしょう。
やはり、法則とは因果関係のことのようですね。明確な説明ありがとうございます。
そうですよね。同じ時刻にあるものどうしの間に関係があるとはいえませんよね。
No.1
- 回答日時:
> このある物事と他の物事との間というのは存在する時間が違う物事との間ということなのでしょうか?
そうとは限りません。
エネルギー保存の法則は、違う時間、状態を指します。
しかし、万有引力の法則は、同じ時間軸でこそ成り立つ法則です。
> 因果律のことをいうのでしょうか?
上記の理由により、違います。
この回答への補足
>そうとは限りません。
エネルギー保存の法則は、違う時間、状態を指します。
しかし、万有引力の法則は、同じ時間軸でこそ成り立つ法則です。
これらの法則をどのようにして人間が理解したかというと、あるときの刺激と他のとき刺激を関連付けたことによるものだと思います。
そうしないと、法則は見つかりません。
それゆえに、法則というのは、あるときの刺激と他のあるときの刺激の関連性であり、これは過去と現在、現在と未来を関連付ける因果律であると思うのです。
たとえば、万有引力という法則というのは、
木にりんごがなっているという刺激と、それからときが経ち、りんごが木から地面の方に落ちていったときの刺激の関係性であると思います。
つまり、あるときと別のあるときを結ぶ因果律と法則というのは同一のものであると思います。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 物理学 時間を語るなら、(複数の時間の正体)を知る必要が有る。 1 2023/02/16 22:14
- 哲学 私の理論 存在性理論の説明② 分かる人いますか? 9 2022/07/17 21:08
- 哲学 老いることは、良いことか、悪いことか・・・ 5 2022/05/18 09:54
- 超常現象・オカルト タイムマシンあったら何したい? 10 2022/08/26 06:13
- その他(悩み相談・人生相談) 他人と私は違うという他人の価値観 他人は所有物、お金、物、仕事、人間関係、生き方は違う言うのに みん 2 2022/11/26 18:41
- 物理学 時間結晶や非対称性から生成される慣性系は、古典論ですか? 1 2022/10/20 04:32
- 物理学 『F=ma』 3 2022/12/07 21:25
- 友達・仲間 着物に負けそう 2 2023/03/28 20:49
- 物理学 『物理とは』 5 2022/11/02 06:19
- 日本語 「~人」と「~名」の使い分け 2 2022/06/02 11:59
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
数学の法則を発見しました
-
標準反応エントロピー
-
標準状態において、1molの水が-...
-
重量感覚について
-
高一です数Aです!!これってど...
-
「論理」と「理論」の意味を小...
-
どうすれば4乗根3の2乗(?)がル...
-
エンタルピーとエントロピーの...
-
標準エントロピー、標準生成エ...
-
日本語のアクセントについて教...
-
飽和した食塩水に砂糖は溶ける...
-
エントロピー変化の計算
-
エントロピーの定義、変じゃな...
-
生命現象を貫く物理法則とは?...
-
フェヒナーの法則について簡単...
-
O₂にOが配位結合しO₃となります...
-
マリュスの法則について教えて...
-
自分に都合のいい事だけ記憶し...
-
断熱流と等エントロピー流の違...
-
ヘルムホルツの自由エネルギー
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
エントロピーの減少
-
標準反応エントロピー
-
混合による、融点の低下のメカ...
-
宇宙は、開放系ですか?それと...
-
どうすれば4乗根3の2乗(?)がル...
-
「平和主義」と「事なかれ主義...
-
徳山と在日朝鮮人
-
フェヒナーの法則について簡単...
-
日本語のアクセントについて教...
-
哲学でいう反エントロピーとは...
-
dU=TdS-pdVはどうやって出て...
-
らんべると・ベール法則が成立...
-
何故光速度一定の法則は成り立...
-
凝固の際、エントロピーは増加...
-
断熱流と等エントロピー流の違...
-
「論理」と「理論」の意味を小...
-
断熱圧縮は等エントロピー変化...
-
「楽しい」とは何ですか?
-
エンタルピーとエントロピーの...
-
標準エントロピー、標準生成エ...
おすすめ情報