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最近、TVで銀行の手数料の特集をやってました。

市民からのインタビューで
「銀行は公的資金注入されといて、国民に還元しないのはなぜだ?」
「バブル時代好き勝手、貸しまくって・・・銀行は悪者だ!」
など散々いわれまくってました。

そのVTRが終わると、呼ばれていた大学教授や政治家が
「実はね。バブル時代にとっくに不良債権処理は終わってたんよ」
「別に潰れる必要は無かったんだけど、小泉さんが・・・」
「潰されるのが怖くて銀行は利益重視主義となり、手数料を取るようになった。
 そして、金にならない小額の預金者は相手にしなくなった。」
「銀行は被害者。」
「ある銀行で預金者10億円以上無い客は、ゴミ同然だ。って言われてるみたいですよ。
 貧乏人は手数料でちょっとは貢献しなさいってことですね。」
など散々銀行を擁護してました。

今までのマスコミや政府の発表だと銀行はバブル時代、多方面に金貸しを行い
それが回収できなくなって潰れた。
と報道していたはずです。

一体どういうことなのでしょうか?正直、ビックリしました。
真実がわかる方、番組を見ていた方コメント下さい。

A 回答 (7件)

No.6です。

若干の補足です。

金融危機は、金融行政の過渡期に起こりました。

以前は、旧大蔵省によるがんじがらめの規制で、銀行は横並び体質、いわゆる護送船団方式と呼ばれる状況でした。そうした中で、1980年代には、金融自由化と言われ、規制のある中でも、銀行間で競争して利益を出すという気運が高まりました。そうした中、バブル経済で、銀行間で激しい貸出競争を繰り広げました。その結果の不良債権です。

1990年代半ばに、金融行政の転換期を迎えました。規制は依然として強いものの、考え方が大きく変わったのです。その象徴的な出来事は、自己査定の導入及び金融行政の旧大蔵省からの分離です。現在は、金融庁が金融行政を行っているのはご存じの通りです。

資産の査定は、以前は旧大蔵省が検査して行なうという考え方でした。検査を通じて、問題を起こさせないという考えです。一方、自己査定というのは、資産の査定は、銀行が自己の責任で行うものだという考え方なのです。そして、その査定のプロセスを金融庁(自己査定導入時は金融監督庁)が検証するという考え方です。

旧大蔵省時代は、当局が強力な権限を持つかわりに、大きな銀行を破綻させるようなことは当局のメンツにかけても起こりえないという考えで良かったのだろうと思います。現在では、「銀行が破綻しても政府は関知しません、それは自分の責任です、ただし金融システム不安は困るので、必要な規制・監督は行いますよ」という考え方に変わったと言って良いと思います。
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番組は見ていませんが。



バブル経済崩壊に伴って、銀行に不良債権が大量発生しました。その後の日本経済低迷の中、銀行の不良債権処理は進みませんでした。そのため、特に不良債権の比率の高い銀行は、危ないという風評が市場で広まり、破綻に至りました。このままでは、いくつの銀行が破綻するか分からず、金融システム安定化のために、公的資金の注入が行われ、日本の金融危機は鎮まりました。

以上は、一応は事実と言って良いと思います。

これに関して、「銀行が破綻する必要があったか、なかったか」ということになると、意見ですので、あったと言うこともできるし、なかったと言うことも出来ると思います。

旧大蔵省が「大手銀行は潰さない」と明言して、国際公約とも言えたのに、長銀・日債銀・拓銀の破綻に至ってしまったのは、日本人として恥ずかしいことだと私は思っています。銀行は経済の基盤であるため、政府が保護するのは当然というのが国際的に見ても普通の考えです。破綻を未然に防ぐために、政府或いは中央銀行に監督権限が与えられているのです。日本の銀行は、財務内容は悪かったのですが、海外の格付機関でも政府の保護を勘案した格付を行っていました。

問題は、こうしたことをきちんと考えずに、ただ情緒的に「銀行は悪者」だとか、その反対に「不良債権処理を強いた小泉・竹中路線の被害者」などということを言う人がいることです。特にテレビでは、そうした、視聴者の感情に訴えるコメントが好まれるように見受けられます。

情緒に振り回されず、冷静に物事を考える習慣というものが、我々にはないように危惧されます。特に最近のテレビを見ると、芸能ニュースだけでなく、政治・経済・社会の問題までワイドショー化されてしまっているように思われます。

マスコミの報道には、おかしいと感じることが多々あります。ニュースを知る上で、マスコミを利用することは必要ですが、報道を鵜呑みにせずに注意して見ることが大事だと思います。
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金融行政が完全に失敗したことは事実だと思います。


潰すべきではなかったと私は考えています。あの当時、いろいろな方が、いろんなことを述べていますが、私は当時の報道番組や討論番組などを録画して保存しているのですが、リチャードクー氏(今見かけませんが)の言っていた事が、結果論的には、正解であったと思います。
彼の意見は、「巨大銀行は、潰してはいけない。銀行の下には、多くの取引先があり、融資が得られず倒産してしまう虞がある。それは回避しなければならない。また、銀行に大量の株を発行させなさい。株式発行と同時に、経営陣に辞めてもらいなさい。法律に触れるような乱脈融資をやった銀行は、刑事責任を追及しなさい。政府が抱える大量の銀行株は、相場が反転したときに売却しなさい。」でした。
もし、この政策をやっていたら、今頃政府は、株式の売却益で、財政負担も減っているはずですし、拓銀の多くの取引先も死なずに済んだはずです。
また、「実はね。バブル時代にとっくに不良債権処理は終わってたんよ」ですが、これは、事実誤認も甚だしいです。長銀の場合ですが、
バブルの処理に手をつけずに、追い貸しして、不良債権を表面化させなかっただけです。追い貸しが出来なくなった状態までに追い込まれ、且つ、市場で長銀の不良債権は巨額なんじゃないの?っと投資家に思われて、長銀株は売りを浴び、株価も下げ、これ以上事業できなくなったんです。拓銀も基本は同じです。あそこも、カブトデコムなどの不動産会社に対する巨額融資を隠す為に、大口融資先をグループ内に取り込み、追い貸しすることで、不良債権隠しをやっていたんです。
また、金融自由化の波は、1980年代の中盤あたりから本格的に始まり、メガバンクは、確かに大口ばかりを顧客として捉えているみたいですが、私の経験から言えば、信用組合や信用金庫の預金(資金吸収)担当は、やっぱり腰が低く丁寧です。金融機関が全部、小口の顧客をごみみたいに扱っているわけではありません。銀行は被害者と言うのも、随分銀行に肩を持つ発言だと思います。森永卓郎あたりがこんなことを言っていたのでしょうか?彼は、確か銀行系のシンクタンク上がりですから、銀行擁護の発言が多いのかもしれませんが、これもおかしいです。
被害者は、金融危機の時に、真面目に働いていたのに、資金を取り上げられた経営者です。融資契約ですべて取り決められているはずなのに、
一方的に返せですから、やられたほうは、被害者の何者でもないと思います。
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今まで銀行は散々国に保護されて来ましたから。


当然その中で莫大な利益を得た政治家も沢山いるんでしょう。
しかしそのせいで銀行の経営能力などは下がる一方、国に保護されてるから体質改善など夢のまた夢の話だったんです。
そんな時竹中さんが銀行を突き放し改善しろと迫ったもんだから銀行は苦しくなります。
今まで散々保護してもらって、政治家にも利益はあっただろうに急に裏切られたから竹中政策に反発する人は多いんです。
利益を出さないと行けないのは当然であって、今までが余りに国と癒着しすぎた異常な状態だっただけです。
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銀行業界のものです。


番組は見てないのですが、そのトンチンカンな大学教授・政治家の発言の主旨は良くわかりません。
本気で言ってるのだとしたら、事実を全く理解していない、インチキ識者と言わざるを得ませんね。
<「実はね。バブル時代にとっくに不良債権処理は終わってたんよ」    そんなバカな。
<「潰されるのが怖くて銀行は利益重視主義となり、手数料を取るようになった。 そして、金にならない小額の預金者は相手にしなくなった。」  これは事実といえます。

公的資金注入により、銀行は当局に対し1.顧客とのリレーションシップを深めること。2.利益体質を強化すること、を約束しました。
国民の税金で助けてあげるのだから、顧客の役に立ち、そして二度と国の世話にならないよう、利益体質を確立しなさい。ということを約束させられたのですね。

で、銀行は不良債権処理を進める一方、フィービジネスでも収益を上げられるよう経営体質の改善を行います。一方景気は持ち直してきましたので、貸倒費用も減少したり、過去に積んでいた分が戻ってきたりと、現在のような巨額の利益を上げられるようになったのですね。

その上で、公的資金を返済する銀行も出てきて経営の安定した銀行は、振り込み手数料を割引いたり、ネット上のサービスを充実させたり顧客に還元しようとしているのが現状なのですよ。

このあたりを理解していない人が、メディアで偉そうなことを言って欲しくありません。
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(多額の貿易黒字で)日本で金余り状態が続いたので、


バブルが発生しています。
そして、ヤクザの地上げ資金等は、銀行の金ですので
これら犯罪に加担した銀行は、不良債権の山になっています。

本来、キチンと金貸し処理を行なっていれば、不良債権は発生しませんが
それらを行なわない不良銀行を救う為に、「一律」多額な税金を投入したのです。

一般の銀行はウハウハ状態ですが、
政治家が助けようとしている銀行は火の車でしたから・・・・
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番組は見ていませんが真実はわかります。


今の日本のシステムは、人をうまく騙すと
成功するようになっています。
国のシステムの脆弱性をついて、
血税を奪って繁栄していくんです。
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