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揮発油税等の道路特定財源の一般財源化が議論されていますが、なぜ高速道路等の債務返済が議論にならないのですか?

旧国鉄の債務返済のために、たばこ特別税(たばこ税ではない)が充てられています。
旧国鉄は今や民間企業のJRであることは、旧道路関係4公団が分割民営化されて現在は民間企業であるのも同じ。

そうすると、道路特定財源が一般財源化されるより前に、当然旧道路関係4公団の債務返済の話が出てきてもいい筈です。

たばこと国鉄は何ら関係ありませんが、道路特定財源が同じ道路である高速道路に充てられるなら、納税者・国民の理解も得られやすいのではないでしょうか。

以上のようにならない理由や政治、税制面等からのからくりを教えて下さい。

A 回答 (5件)

>本来の筋を曲げなければならないほど旧国鉄の債務が大きいので、たばこ特別税が充てられているのですよね。



これはその通りです。
しかし

>旧道路関係4公団も同じように、どうしようもないほどの債務があるのですよね。

これには少々誤解があります。どうしようもないほどの債務があるのは本州四国高速だけです。そこへの支払いは特定財源からなされています。あとの会社は地力で返せる見込みです。ですから道路公団改革は国鉄改革よりマシな点もあるわけです。
そして

>だったら、本来道路に充てられるべき道路特定財源を高速道路に向けることは本筋中の本筋であり、一般財源化することが本来おかしいのです。

ガソリン税はとてもよく出来た税金なので、それをなくしてしまうのは勿体無いです。
当初の役割が変わったのであれば、新たな役割に使っても問題ないと私は思います。欧州などでは『道路税』ではなく『炭素税』として、今の日本以上の税をとっているところもあります。
同じように特別税ではなく、環境税や一般税に変えてしまっても私は問題ないと思います。そもそも元のガソリンに対する税率が絶対的に正しいという筋など、どこにもありません。法律上の筋が違うなら法律を変えれば良いのです。そうやって新たな筋が出来るのです。

重要なのは経済に影響の少ない形で、どうやって取ってどうやって使うかだと私は思います。
まあ私は一般財源よりも、インフラ用の地方交付税とした方が良いと思いますが、雲行きが『地方の道路』を『国が作る』という一番問題ある方向に話が進み出しているようでちょっとゲンナリです。
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「税金は取りやすいところから取る」と言うのが、徴税の基本だそうで、取り易い処の人口が一番多ければ税額が伸びます。

今後この方向で増税が図られるようになるでしょう。政府は、郵政民営化に賛成した前回の選挙結果を悪用しています。こんなので「美しい日本」が出来る訳がありません。

ガソリン税には「税に消費税」が課税されていたと思いましたが、私の記憶違いだったでしょうか。消費税3%時代は計算して見たところ大した金額でもないので、一部の人が問題にしていましたが、大きな騒ぎになりませんでした。これは違法ではないのでしょうか。もう時効なのでしょうか。

一般財源化するのなら、税の名称を変えて、徴税すべきです。衆議院での大勢力の与党なら、法案通過は間違いないでしょう。
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確かにおっしゃるとおりですが、私はこの問題は、フェイクというか、政争的なものが結構あるのではないかと思います、



たとえば昨日見たテレビでも、一般財源化に1000万人の反対署名が集まったといってましたし、そこで安部氏は国民のための改革だと連呼していましたが、そういうのを見ていると、それだけの反対があれば実際としては一般財源化は無理だろうし、安部氏が具体的な政策でなく、改革だと連呼していたのを見ると、支持率回復のために言っているようにもみえるので、そう考えるとこの話はフェイク、つまり実際にはやらないのではないかという気がします、

たとえば本当に一般財源化をしたければ、特別会計全体の改正をして、そのなかの道路特定財源をというのなら誰も反対はできないが、特別会計のなかで一番難しいものを最初に手を出すというのは、当然反対も多いし実際としては難しくなる、それをあえてやるというのでは、私には政策としてどうであるという以前の、政争でやっているだけに見えますね、だから政策としては脇が甘いように見える、という風に私は考えてしまいますが。
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仰る事は良く分かります。


ただ発想を逆にしてみてください。本来は国鉄の借金に煙草税を当てる方がおかしいのです。
だから国鉄民営化よりも道路公団民営化は税金の投入が少なく地力で返済できる見込みがあるだけ、成功しているともいえるわけです。そして地力で返せるなら態々そこに税金を投入する必要もないわけです。
それを踏まえて、特定財源は無駄遣いが多くなるので一般財源として使いたいと言うのが政府の言い分で、地方の道路はまだ不十分だというのが党の言い分です。

私は道路特定財源はインフラ整備が遅れている地方への地方交付税として地方に税源移譲してしまえば良いと思っています。
地方に道路が無いのは真実らしいです。ならば地方が地方で地方の道路を作れば良いとおもうのです。地方にはまだ道路が足りないというのは分かるとして、その道路を国が整備する必要はないと思うわけです。

この回答への補足

>本来は国鉄の借金に煙草税を当てる方がおかしいのです。
本来の筋を曲げなければならないほど旧国鉄の債務が大きいので、たばこ特別税が充てられているのですよね。
旧道路関係4公団も同じように、どうしようもないほどの債務があるのですよね。
だったら、本来道路に充てられるべき道路特定財源を高速道路に向けることは本筋中の本筋であり、一般財源化することが本来おかしいのです。
私が一番聞きたいのはここのところです。
たばこ特別税を旧国鉄債務返済に充てるというおかしなことをした前例があるので、今度も道路特定財源を一般財源化するというおかしなことはOK、とでもいうのでしょうか?
もちろん、仰るように地方に税源移譲して、地方が地方で地方の道路を作れるようにするのでもそれはそれで良いと思うのですけど。

補足日時:2006/12/06 19:49
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ほんとにそうですね。

よくわかりませんが、道路税や電気税は田中角栄さんがやったと聞きました。(その利権に群がった議員さんたちはあらゆる意味ですざましいものだったとおもいます)昔、高速道路が将来無料になると宣伝してました。(どこがしてたか忘れました)消費税導入のとき自動車税(重量税、取得税?)は将来廃止にすると言ってました。すべてうそです。結局、税制論議に理屈や整合性など無いのです。どうやって税金を集めるかの一点です。アルコール税をみてもわかりますね。ビール→発泡酒→第三のビール・・・売れ出すと課税強化します。そんなわけで理屈性など金集めにありません。と感じてます。自信なし。
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