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ギリシャ語って、"It's greek to me."のように、難しい象徴のように言われていますが、具体的に、どのように難しいのですか?

A 回答 (2件)

私は実際に古典ギリシャ語をやっています。


It's greek to me. に関しては、文字がローマン・アルファベットではないことが原因ではないかと思います。ギリシャ文字からアルファベットが出来たのですが、ぱっと見た感じ「読めない!」と思うので「ギリシャ語のように難しい。」と言うのかなと思います。

古典ギリシャ語文法ははっきりいってややこしいです。でも、フランス語やスペイン語を勉強していれば文法項目が概念的に同じなので分かります。またドイツ語をしていればもっと分かりやすいでしょう。
英語のみの知識の人から見て難しいことと言えば、主語による動詞の変化が8つあること、名詞が格語尾をもつ(主語になるか、目的語になるかなどによって語尾が変わる)、そして動詞に伴って形容詞の語尾も変化することなどでしょう。
際限ない記憶力を持っていれば問題はないのですが、それほど複雑ではないにしろ覚えることがたくさんありすぎて「難しい!」と思ってしまいます。
現代ギリシャ語は古典に比べると文法が簡略化しているはずです。

発音はいくつかの例外をのぞいて見たまんま(字さえ分かればあとはローマ字読み)なので簡単です。
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この回答へのお礼

へぇ~!難しいんですね!僕はまだ高校生なので、他言語を勉強する時間があまりないのですが、今中国語を勉強しています。ネットサーフィンしていると中国語がやたら多いもので(笑)。やはり、どんな言語も難しいですね。ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/27 23:02

ギリシャ語を学んだ事はありませんが、難しいことは知っています。

しかし、誰にとって難しいのかを考える必要があります。日本人にとってはギリシャ語もラテン語もロシア語も難しい言語です。

何ら証拠はありませんが私の推論は次のとおりです。

この表現は恐らくロマンス語諸国で生まれ他の国へ導入された可能性があります。
なぜなら庶民に取って外国語は難しいに決まっているからです。ところがロマンス語(イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ルーマニア語)間では特に勉強しなくてもある程度の理解、意志の疎通が可能です。また中世まではヨーロッパではラテン語が教養語として学ばれていましたが、ロマンス語諸国では、自国語の本家筋にあたるラテン語の習得はそんなに困難ではなかった筈です。ところがラテン語はギリシャ語の影響を受けています。ローマ時代のインテリにとってギリシャ語は教養語以上の存在だったと思われます

このような流れの中で多くの庶民はラテン語ならまだしも、ギリシャ語はチンプンカンプンだという思いがあったでしょう。難解な表現や単語、理解不可能な外国語は「それは私に取ってまるでギリシャ語のようだ」という表現が生まれたものと思います。

スペイン語ではギリシャ人、ギリシャ語をgriego(グリエゴ)といいますが、これがなまってグリンゴーとなり、外国人を意味していました(アルゼンチンではイタリア移民が多いことからイタリア人をグリンゴと呼んでいました)が、後に理解できない言葉(ラテン系ではない英語)をしゃべる連中という意味で北米人を指すようになりました。更に後世になってこれをgreen go(メキシコー北米戦争時代の合衆国兵士の軍服がgreenだったから)と誤解して、green goが語源だというまさにギリシャ語のように分かりにくい話が生まれています。
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この回答へのお礼

なるほど。歴史を説明してくれてどうもありがとうございます。経過がわかりました。また、語源まで教えてくださって。。
今回はどうもありがとうございました。

お礼日時:2002/04/27 23:04

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