プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

安心できる落ち着いた環境でないと繁殖できないのは、全ての動物に共通していますか?

生き物が繁殖する上で、落ち着いて安心して繁殖行動が取れる状態・環境でないと、
繁殖しないものもいます。
特に魚類や鳥類について疑問なのですが、魚類は飼育下で環境に馴染まないと産卵行動を行いません。
また、飼育下において、鳥類はいつも安心できる、あまり変化の少ない(波乱のない)環境に置きますと、
発情期(繁殖期)のメリハリがなくなり、一年中毎日発情してしまいます。

A 回答 (1件)

長年人間に飼われていた家畜家禽やペットは野生動物と全く違った繁殖周期をもちます。

野生個体では死に直結するような繁殖特性でも生き延びていけるため、淘汰されないし、むしろ人間に都合がいいのでそのように品種改良された結果です。具体的には、野生個体で、例えば餌の少ない時期に子供や卵を産むというコストの非常にかかる行為(育たない子供や卵を産むことは、母親にとってとても大きな負担です)をする個体が出現しても、次の世代にはほとんど遺伝子を残すことができないでしょう。子は育たないし、親の命の維持にもリスクがかかります。つまり、次世代が繁栄することがあり得ない訳です。一方、飼育個体では、人間の給餌などの世話によりいつでも次世代を生かすことができますから、繁殖周期の短い個体の方がたくさん子孫を残すことができ、人間にとっても好都合な訳です。

水槽の魚の例ですが、小さな水槽の中では魚が選べる環境の幅が小さくなります。生息地では、水の深さ、温度、流速、底質、水草等の密度など、最も適した場所を自ら選び、産卵することが可能です。水槽で飼育する場合は魚サイドには選択の余地があまりないので、人間が環境を整えてやる必要があるということです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。

お礼日時:2007/01/31 20:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!