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騒音レベルにはA特性、(B特性)、C特性があり、
A特性は人間の聴感に合わせた周波数ごとの感度の補正を行ったものですが、
C特性は低音にわずかな補正があるのみでほぼフラットです。
ならばFLAT特性で用が足りるのでは?と考えるですが、
C特性の微妙な補正にはどんな意味合いがあるのでしょうか?
単なる騒音計の原理的な問題ですか?

A 回答 (1件)

C特性はほとんどフラットと同じ特性です。



C特性はJISやアメリカの規格で当初フラット特性をしていたのですが、IECの規格で低周波・高周波の一部に平坦からはずれたものが定義されたためそれに従ってJISなども変更になり、今の形になったというのがその経緯です。

A,B、Cの特性は、当初音の大きさによって周波数に対する感覚補正値が変わることから、対象騒音の大きさによって使い分けていました。

音圧レベルがかなり大きいと周波数による補正はほとんど不要となることから、85dB以上の場合にC特性を使用することが推奨されていました。
つまり、音圧レベルが高い場合は聴感がほとんどフラットな特性をするということで定められた形状のようです。

以上のものは純音での調査結果を基に定められていましたので、その後広い周波数範囲にわたる複雑な音については、音圧による使い分けが妥当でないという報告がなされたことから、そのような使い分けがなくなり、B特性はほとんど使用されないようになり、C特性はフラット特性の代わりとして使用されてきました。

今あるフラット特性は冒頭で述べたように一番最初はC特性=フラットだったので(その後変更になっている)昔は定義されていなかったものを、後から追加された特性です。

参考文献
「音響工学講座4 騒音・振動(上)」日本音響学会 コロナ社
「騒音の評価法 各種評価法の手法」日本建築学会 彰国社
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど~
つまり、もともとは85dB以上の純音に対する聴感の感度補正として定義されたものだったんですね。

お礼日時:2007/02/10 08:49

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