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こんにちは。初質問になります。
発達障害の特性として、過集中という症状が出る方がいます。
一般的には、普段は集中力が散漫であるが、興味のあることに関しては周りの声が聞こえなくなる程の集中力が表れることを指すそうです。
ですが、自分はその過集中が殆ど表れないタイプの発達障害者(ASD,ADHD)で、このような特技を持つタイプの発達障害の方を羨ましく思ってしまいます。
自分の場合興味のある事でも基本あまり集中しておらず、作業中もテレビの音などを聴いていたりする事が多いです。
過集中自体脳が疲労しその後何日も寝込む事もあるそうでメリットばかりではないそうですし、それも分かってはいますが…
私は発達障害に加えて強迫症も持っていて、そのせいで物事に集中しづらいのもあると思います。
ですが、母親に聞くと小さい頃から何か作業をしながら他の話も聞いていたようで、それだけが原因でもないようです。
作業をしながら他の話を聴けるのも確かに特技と捉えればそうかもしれません。ですが、それは発達障害の特性から来ているものではないはずです。
加えて家族揃って発達障害の特性があり、父親は過集中の傾向があり、母親も一つの作業に集中できるタイプです(弟もいますが過集中についてはいまいち分かりません)。
なぜ良い面が遺伝しなかったのかと遺伝子を呪います…、、
結局、“普段集中出来ないが、集中するときは常人にはあり得ない程集中する”という、特性が困り事になる分特技にもなるタイプの人に憧れと嫉妬を抱いているのだと思います。
加えて知能検査でも100以上の項目が無いです。低い項目でも82と飛び抜けて低いわけでもないですがかと言って特別得意な項目も無い、たまに見かける「発達障害の人は苦手な分野がある分飛び抜けて得意な分野がある」にあまり当てはまっていないと思います。

発達障害の人はワーキングメモリーが低いとよく言われますが、自分は他の項目と比べてワーキングメモリーが一番高いです。(検査では聴覚的ワーキングメモリーのみを測定するらしいので、実際は視覚的ワーキングメモリは低いADHDだが測定されていないのだと思います)。
恐らくその影響で中途半端に周りの音を処理できるのだと思いますが、かといって100以上ではないので特別得意と言うわけでもなく単にどんな時も中途半端にマルチタスクができる器用貧乏だと思います。

ネガティブなことばかりつらつらとすみません。
同じような方がいらっしゃらないかと思い質問いたしました。
調べてもあまり同じような方が見当たらず、同じような方の意見を拝借したいです。
お暇な方、宜しければ回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

あなたと「同じような方」ではなくて恐縮です。


私は過集中があるタイプのASDです。

あなたの欲しい回答内容ではないと思いますが、私自身の実体験から「過集中のデメリット」について、やはりもう少し知っておいてほしいなと思いましたので、暇だったら読んでください。

3才の時の話です。
近所の同年の友達の家で子どもだけで少しの間留守番していることになり、私はその部屋にあった絵本を読み始めました。そして絵本の物語世界にすぐ入り込んでしまい、現実の周りの出来事は何も見えない聞こえない状態になりました。過集中です。

突然、誰かに体を触られて驚いてハッと顔を上げると、救急隊の格好をした男性たちが何人も怖い顔で私をじっと見下ろしていました。

実は、私が過集中している間に、一緒にその部屋(2階でした)で遊んでいた友達は窓から身を乗り出していて誤って落下していたのです。

幸い命に別状なかったのですが、頭部を多少打撲したのと足をくじいたらしく、近所の大人が泣き声を聞いて駆けつけて救急車を呼び、段々人が集まって騒がしくなってたようです。しかし私はその一連の出来事に全く気付いていませんでした。消防隊が部屋に入って来て私の体を揺するまで、私はずっと、絵本の世界に入り込んでいたからです。

だけど普通に考えたら、一緒の部屋で遊んでた子が窓から落ちてしまい、大声で泣いて救急車のサイレンも鳴り響いているのに「なにも全然気づかなかった」なんて俄かには信じられないでしょう。

だから救急隊員や近所の大人たちは当初、私がその子を突き飛ばして窓から落っことしてしまい、大事になったので、人が集まってさわがしくなっても怖くて部屋に隠れていたのでは…と考えたようです。私を見つめる大人たちの顔が全員とても険しく怖かったのを今でも覚えています。

類似の事故が別の子と一緒に遊んでいた時にもありました。その子は机から誤って転落して骨折しましたが、私は本を読むのに夢中だったので、その子は号泣していることに暫く気づけませんでした。

そんなことが続いてしまったので、暫くの間、私は近所の大人から相当警戒されてしまい、近所の子どもとなかなか遊ばせてもらえなくなり、とても悲しい思いをしました。

その件は、死者が出るような事故じゃなかったからまだいいようなものの、もし一緒に遊んでた子が運悪く死んでいたら、私は「殺人犯」になったかもしれないんだ…と思うと、本当にぞっとします。

私の知ってるASDの人も、似たような経験を持っていると言っていました。
その人は学生時代、寮に住んでいて、寮のなかで火災があった時に、一人だけ周りの騒ぎに全然気づかなかったので逃げ遅れてしまい、あわや焼死寸前になった経験があるそうです。

また、過集中は「依存症」とも常に隣り合わせです。
大好きなテレビゲームを延々やってしまって寝なくなり、朝起きれなくて学校に段々行かなくなる、好きなことばっかりやって会社にも行かなくなる、大事な約束をすっぽかす、そういうことも過集中によって生じやすくなります。

自分をうまくコントロールできない、スケジュール管理ができないことは、社会的な信用を失うことですし、本人の健康や将来をぶち壊すことだってあります。

そして、それがうまくコントロールできない特性であること、ハンディであることは、なかなか周りに分かってもらいにくいことです。普段は割と普通だったり、他の部分では平均を超えて優秀だったりすると、なおさら障害とは認識されにくくなります。

なんたる不注意、なんたるワガママ、常識知らず過ぎる、学習能力がないのか、周りの迷惑を考えろ、自己管理出来なさすぎ、などとさんざん叱られ、嫌われたり軽蔑される元にもなります。自分でも、なぜ私はこんなふうなんだろうと自分を責めて長く苦しみ続けてしまいます。

だから、自分の集中力や外界への適度な注意力を自分で全くコントロールできないことは、やはり「障害」、生きる上でのハンディだと私は思います。

ある種の極端さを持っていると目立つので、目立った特性がない人から見るとそれが羨ましい、なんかカッコよく見えて憧れちゃう、という気持ちも確かに人情としてあるとは思いますが、実態は大して羨ましくないんですよ。

>“普段集中出来ないが、集中するときは常人にはあり得ない程集中する”

そうではなくて、集中しちゃいけない時でもTPOガン無視して自分の関心事にだけ集中してしまうのが「過集中」です。自分で「集中する、しない」を上手に選択できないから、これが「障害」に分類されるのです。

そして自分自身の健康や生命の危機さえもガン無視してしまうんで、最終的に救急搬送されたり、大怪我してしまうことだってある、最悪の場合は死に至る…なんてこともあるわけです。

家族や身近な人達が、そのことをよく理解して、その人に対する適切な促しや支援、見守りなどを絶やさずにいてくれた場合は、その人はある種の本能のままに過集中しつつも日常生活や自分の健康、身の安全をうまく維持できるかもしれません。そして特殊な集中による成果として、素晴らしい芸術作品を作ったり、高度な論文を書いたり、誰にも思いつけない発明をしたりするかもしれません。そのことで、社会貢献できるかもしれません。でもそんな例はほんの一握りです。

そうそう自分はその一握りになりたかったんだよね…とあなたが言うなら、それはほとんど誰でも少しは思うことで、健常者も障碍者もなく、あらゆる凡人は風変わりな天才の生活スタイルに憧れるという、ただそういうミーハーな話だと思います。

>自分はその過集中が殆ど表れないタイプの発達障害者(ASD,ADHD)

お互いに、ない物ねだりというか「隣の芝は青い」現象が起きているみたいですけど、私から見たら、過集中に悩まされないあなたは「羨ましい人」ですよ。

>作業中もテレビの音などを聴いていたりする事が多いです

聴覚過敏などはあるのかもしれないですね。
あるいは五感の刺激全般に敏感な方かもしれません。

もし一つの作業に集中しにくいときは身の周りをチェックして、自分の五感への刺激を出来るだけ減らしてみてください。そうすることで集中力が上がることもあると思います。

聴覚への刺激で言うと、テレビやオーディオをつけっぱなしにしない、家電製品の動作音をミュートしておく、ノイズキャンセラーイヤホンをつけて作業してみる、窓をきちんと閉めて外の騒音を遮断する、足元に床材を敷いて足音や物音を減らす、などです。

人により、衣料品や香りなどにストレスを感じやすい人もいるので、色々気をつけてみてください。ちなみに私は光に過敏なので、特殊なサングラスをいくつも使い分けていたり、帽子を室内でもかぶっていたりしますが、光過敏症に気づいたのは30歳を過ぎてからでした。

>作業をしながら他の話を聴けるのも確かに特技と捉えればそうかもしれません。ですが、それは発達障害の特性から来ているものではないはずです。

マルチタスクへの適応力の高さは注意が複数方面に分散しやすいということですから、強いて言えばADHD系の特性でしょう。だから発達障害特性ではあると思います。ただ、一つのことに過集中するASD系の特性は、あなたには希薄なんでしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとう

回答誠にありがとうございます。
幼少期にそのような事があったのですね。
それはトラウマになるような出来事でしょうし、とても大変だったと思います…。私の質問により多少でも不快な気分にさせてしまっていたら申し訳ありません。
過集中についてのデメリットについてですね。
ネット等で大変な事はあると見聞きはしていましたが、具体的な事例を直接お伺い出来たのは貴重な経験だと思います。そして、やはり大変な面も多いのですね。
隣の芝生は青い、多分そういう事なのだと思います。今も、デメリットを聞いても羨ましい面もありますが、その様に苦労されている方のお話を聞けたことがありがたいです。
貴重な時間を取って回答して頂き、本当にありがとうございました。

お礼日時:2022/12/21 09:48

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