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”いらつく”という現象ではなく、目的を心理学的に教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは。


「いらつく」というのは「大脳辺縁系の情動反応」として発生した「不快情動」に従って身体に表出される「情動性身体反応」の「発生パターン」に基づく分類であり、生理学的には「ストレス対処反応」に当たります。
「不快情動」が「いらつき」や「怒り」として身体に表出されるということは、そこには既に何らかの「欲求」が発生しているということです。これが実現されるのであれば不快情動は発生しません。従いまして、自覚しているかいないかに関わらず、これには必ず「生物学的欲求の阻止」という外的要因が伴います。

大脳辺縁系に発生する「不快情動」といいますのは、我々動物が「回避行動」を選択するために発生するものです。そして、「怒り」や「いらつき」といいますのは問題を積極的に解決するための「能動的回避行動」に当たります。
ですから、「いらつく」という現象も問題解決のための「行動選択の動機」として発生するものであると言えないこともありません。ですが、飽くまでこれは発生した身体反応の結果に対する「分類・呼び名」であり、それは問題解決のための手段がきちんと選択できない状態が継続していることを示すものです。
従いまして、おおもとの「不快情動」には状況に応じた回避行動の選択というきちんとした生物学的意義や目的というものはあるのですが、「いらつく」という現象そのものは逃げ道のないストレスでしかなく、脳や身体にとっては何のメリットもありません。もちろん、「欲求の阻止」という外的要因が排除されない限り脳や身体が安静様態に戻ることはありません。そして、このような状態が慢性化しますと「うつ病」ということになります。
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この回答へのお礼

やはり回避行動の目的でしたか。
ご回答ありがとうございました

お礼日時:2007/02/12 14:58

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