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債券には順イールドと逆イールドというものが
ありますが、この指標で結局何が表現したいので
すか?また、どちらが債券のあり方としてわれわれ
購入者には得なのでしょうか?

A 回答 (2件)

イールードカーブとは金利と期間の関係を表したグラフの事です。


表現したいのは今後、金利がどうなっていくのかです。
一般的に順イールドなら今後金利が上がると予想され逆イールドなら今後金利が下がると予想されます。

債権を購入するならば順イールドの方が得です。
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例えば、1年物の金利が1%で、2年物の金利が2%だった場合、市場は、1年後には1年物の金利が約3%になるだろう、と予想している事になります。

(1.02×1.02=1.0404 1.01×1.03≒1.0403)
つまり、順イールドは、「短期金利の上昇が、市場のコンセンサス」、逆イールドは「短期金利の下落が、市場のコンセンサス」、という事実を示してします。
(将来の金利予想以外に、長期の債券の方が、金利変動による価格変動のリスクが大きく、また倒産・財政破綻などの信用リスクも大きいので、仮に金利が一定と予想していても、長期金利の方が高くなる=順イールドになりやすい傾向は理屈上はあるはずですが、話を簡単にする為に、ここではその影響は無視します。)
イールド・カーブが意味するのは、あくまで、「市場のコンセンサス」という事であって、必ずしも、その通りになる保証はありません。(短期金利が上がるか下がるか、という二者択一であれば、コンセンサスはそれほどはずれないのも、まぁ、事実ではありますが…)

>購入者には得なのでしょうか?
質問者の方が、どういう観点から、「得」か「損」かを判断されようとしているのかが、よくわかりませんが、一般的には、「債券投資が魅力的かどうか」は、銀行での定期預金や短期国債などの短期の運用(イメージとしては1年未満)に比較して、(イメージとしては、短くとも2年以上の)中長期の固定利付債券への投資の方が、結果的に利回りがよくなるかどうか、という点から判断されます。(変動利付債であれば、信用リスクを除けば、短期運用をずっと続けるのと同じ結果になります。)
そういう一般的な判断基準からすれば、順イールドか逆イールドか、という事と、魅力的かどうかは、関係はありません。何故なら、「今1年物国債を買って、その償還金を1年後にまた1年物国債に再投資する」のと、「今2年物国債を買う」のとでは、もし市場のコンセンサスと全く同程度に短期金利が推移(順イールドなら金利上昇、逆イールドなら金利下落)したら、結果は同じになるからです。逆イールドでも順イールドでも、「イールドカーブが、将来の短期金利に関する市場のコンセンサスを示している」以上、必ずそうなります。
債券を投資する場合に重要なのは、「イールドカーブから読み取れる市場のコンセンサスに対して、投資家自身の相場観はどうか」という事です。逆イールドの状況でも、市場のコンセンサスよりも大きい金利低下を予想するなら、中長期の債券を買うべきです。順イールドでも、市場コンセンサス以上の金利上昇がある、と思えば、中長期の債券を買うべきではありません。

つまり、イールド・カーブは、順だろうが逆だろうが、単に「市場コンセンサスを示す」ものに過ぎず、それだけからは、得かどうかは、判断のしようがない、そういう事です。

因みに、かつては、日本の銀行の投資行動には、「順イールドなら債券は買える。逆イールドでは買いにくい」という、強いバイアスが掛かっていました。それは、債券の含み損益が決算に反映されないので、定期預金などの短期で資金を調達して、長期債を買う事で、目先の決算の数字を良くする事が出来たからです。これが、会計制度から来る(ある意味で)「歪んだ」投資行動であって、本当に儲かるかどうかと無関係の話だ、というのは、やっていた本人達自身が良く知っていた事です。(ひょっとしたら、今でもそう思ってやっているかも??)
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