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 なぜ政府の金融引き締め政策は金利の上昇をもたらし、
金利が上昇すると債券価格が下落し、
債券価格が下落すると債券利回りは上昇するのか教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>なぜ政府の金融引き締め政策は金利の上昇をもたらし、


>金利が上昇すると債券価格が下落し、

かならずしもそうなりません。政府が調整できる政策金利は翌日物金利で、極めて短期の金利です。一方債券はより長期で、代表的なものは10年国債利回りです。翌日物金利と10年金利にある程度の相関はありますが、場合によっては翌日物金利は上昇、10年利回りは低下(10年債券価格は上昇)する場合もあります。(イールドカーブのフラット化と言います)例えば、現在の金融引き締めは結果として長期的に景気を失速させると市場が解釈した場合、そういう現象はよく起こります。(事実、過去2回日銀の利上げ決定直後10年利回りは低下しました。)


債券の価格とその債券の利回りの関係はANo.1の方が解説してくれたとおりです。
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# なぜ政府の金融引き締め政策は金利の上昇をもたらし、



金融引締めとは、金利を上げることだからです。
金融緩和とは金利を下げることです。
「金融引締め政策が金利の上昇をもたらす」というより、「金融引締め政策とは金利を上げること」と言うべきでしょうね。


# 金利が上昇すると債券価格が下落し、
# 債券価格が下落すると債券利回りは上昇するのか教えてください。

まず、既発の債券が市場で売り買いされていて、その債券の価格が上がったり下がったりするのだということをわかってください。

さて、3年前に発行された、額面利回り1%の10年物国債を今100万円分買うと、残り7年間でいくらもらえるでしょうか。
7万円ですね。

ところが金利が上がって2%になるとします。
すると、今年発行される額面利回り2%の債券を100万円買ったら、7年間でいくらもらえるでしょうか。
14万円ですね。

金利が上がると、わざわざ安い額面利回りの国債を買う人はいなくなります。

そこで既発債の利回り自体を変更することはできませんから、債券価格自体が下がることで調整されるというわけです。
債券価格が93万円まで下がれば、償還時には100万円もらえるわけだから、差額の7万円とあわせてもらえる金額は14万円になって同じになる(※)、というわけです。

金利が上がると債券価格が下落する、というのを、逆の方向から言うと、債券価格が下落すると実質利回りが上昇する、という表現になるわけです。(くどいようですが額面利回りはあとから変更できません)


※ 93万円に対して年2万円もらえると実質利回り2.2%なので厳密には間違いです。説明を平易にするために簡単に書きました。
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この回答へのお礼

 とてもわかりやすい回答ありがとうございました。
やっと意味がわかりました。

お礼日時:2007/04/25 17:48

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