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こんにちは。
今日友達と話していたら彼女が、「いろいろな言語の中で日本語は右脳と左脳を使って話す唯一の言葉だと聞いたことがある。」と言っていました。
他の言語は基本的に左脳だけ使っている。
それはどうやら文章の組み立てと関係あるらしい。
その話しをしていて、だからヨーロッパ人は色々話しながらご飯を食べられるけれど、それが苦手なのかなあ?!などと盛り上がっていたのですが、先ほど過去ログを検索してみたら、欧米人は日本人に比べて右脳と左脳両方を使って会話をしているようだ。
と言う今日私が聞いた話とは逆のことがのっていました。
なんだかそれが気になってしょうがありません。どなたか詳しい方教えてください。

A 回答 (3件)

#2のお答えを一部なぞることになりますが、欧米語と比較した時に、日本語の会話には音声だけでなくて映像(イメージ)が重要な意味を持ってきます。


これは表音文字であるカナに加えて、表意文字である漢字が使われるためですが、このために日本語は論理的処理を行う左脳だけでなく、映像処理に関わる右脳を使う割合も比較的高い、ということが言えるのではないでしょうか。

日本語で多少なりとも抽象的なことを表現しようとすると、どうしても漢字でできた熟語を用いないわけにはいきません。漢字の熟語は一般に音読みされますが、たとえば「コウギョウ」という音列をとっても、「工業」「興行」「鉱業」「興業」といった同音異義語がたくさん生み出されてしまいます。

これは日本語に音素が少ないために生まれる問題点ですが、「コウギョウ」という音だけを聞いて、これらの候補の中から文脈にそぐう適確な意味を確定するためには、漢字という映像(イメージ)の裏づけがどうしても必要になります。

つまり日本人は、意識的か無意識かを問わず、音を聞いた時にイメージとしての映像(漢字)を照合するという、ワープロの漢字変換に似た作業を頭の中で行いながら言葉を理解する必要があるわけです。
この作業には、映像処理に長けた右脳が大きく関与していることになるわけで、欧米語にはない特徴だと言えるでしょう。

(言語学者の鈴木孝夫氏の有名な表現を借りると、「日本語は音声と映像の両方を必要とするテレビ型の言語で、西欧語は音に必要な情報のほとんどを託すラジオ型の言語」ということになります)


ただし、上の内容は純粋にことばの論理的側面に限定して比較した場合の話です。
左脳は「言葉の論理的処理」、つまり考えをまとめて、言葉を組み立てたり理解することに関わりますが、実際に会話しようとすれば言葉を理解し組立てるだけでなくて、音として発話しなくてはなりません。
それには肺や喉、舌や唇をその内容に合わせて統合的に「運動」させることが必要で、この意味ではどんな言語であれ、右脳も関係なしというわけにはいきません。

また、右脳は左脳が組立てる言葉に「表情を与える」(語調や抑揚、感情の付与)ことに関わっているとされますので、人間的な自然な会話をしようとすればこの意味でも右脳の働きは無視できない、ということになるでしょう。

まとめると、一般に言語の論理的側面に限っていうと日本語は右脳の関与が割と重要だが、実際の会話という全体的な行動をするためには、どの言語も右脳の関与が重要な点は変わりない、と言えるのではないでしょうか。
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私も過去ログ探して拝見しました。


本当だ。どっちだろう。

■日本語は右脳と左脳を使って言語を「読む」「書く」
日本の文字が漢字かな混在している点と、優れた漫画文化を持っている点に触れマス。
かなは、アルファベット同様、表音文字で、それを左脳(言語脳)が言語としてとらえます。文章を組み立てるのも左脳の働きです。
逆に漢字は、もともと絵(象形文字)から発祥したためか、文字としてより「絵」として右脳(イメージ脳)がとらえ、理解します。ルビは左脳で読むので、日本語を「読み書き」するときは左右両方の脳を使うことになります。
また、日本人の漫画文化が世界に誇るまでになったのは、右脳と左脳両方で「読む」習慣ができていたからといわれます。
絵を右脳で見てイメージを膨らませ、セリフを左脳で読み話を理解するわけですね。

■誰もが右脳と左脳を使って言葉を「話す」「聞く」
欧米人と日本人どちらも「話す」「聞く」ときはどちらの脳もフル稼働します。
(使い方はだいぶん違うようなのですが:下記URLがご参考になります)
ただ、日本人が外国語を習得するときに、つい左脳ばかり使おうとするそうです。
文法は理解できても、会話できないとか。(私も苦しみました^^;
絵や身振り手振りといった、右脳で処理する非言語的言語を、日本人は母国語では理解できるのですが、外国語となるとなかなかうまくいかない。だって絵とイメージと漫画の国だもん。(笑
けれど、ちゃんと習得した人は、両方の脳がちゃんと働いてます。

ということで、「読む書く」「話す聞く」というふうに分けて考えると、明らかになってきます。
>いろいろな言語の中で日本語は右脳と左脳を使って話す唯一の言葉
というのは、残念ながら嘘です。
>欧米人は日本人に比べて右脳と左脳両方を使って会話をしている
というのもちょっと嘘です。
欧米人が右脳で聞く虫の声や雨音を(雑音として聞こえるらしい)、日本人は左脳で聞く(俳句とかに詠みこんで意味づけしちゃう)という差はあるようだけど…。

参考URL:http://www.kcn.ne.jp/~tkia/mjf/mjf-49.html
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言語を司る部位が脳にはあります。

どんな言語であれそこで文章は組み立てられます。言語中枢と言いますね。

おそらく,「いろいろ言語はあるが,母国語が右脳と左脳を使って話す唯一の言葉だ」と思います。
母国語という言葉を覚えるにつれ,同時に概念も形成されていきます。外国語を覚える時は,母国語の尺度で考えてしまうので,どうしても概念がくっついてきません。イメージがついてこないということは,結局,右脳を使って話すということが難しいということです。
それに対して,母国語は,概念と言葉が見事に対応しているので,右脳と左脳の両方を使って話すことになるのでしょう。
それゆえ,欧米人は母国語で話す時はもちろん両方の脳を使うでしょうし,日本人も母国語なら両方の脳を使うでしょう。

それがどれくらいの度合いかという比率で,「欧米人は日本人に比べて右脳と左脳両方を使って会話をしている」という感覚があったのかもしれませんが,その真偽のほどは定かではありません。民族的な優位劣位を決める科学的判断は,まず疑ってかかってよいと思います。これは,「いろいろな言語の中で日本語は右脳と左脳を使って話す唯一の言葉だ」というのにもあてはまりますが。
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