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長年パワーハウスを使っているのですが、何年か使うとろ材に何か有機物がこびり付いたりして、水洗いでは取れません、以前の質問で、オーブンで焼くなんて方法を聞いたのですが、他に何か効果的なメンテナンス方法をご存知でしたら、教えてください。

A 回答 (2件)

以前回答しました。


答えにはなりませんが、補足的な情報を...

(1)オーブンによる再生の元ネタはこちら↓
http://www.yoshiwo.jp/questionb/q0632.html
http://www.yoshiwo.jp/waza/siran.html
(2)パワーハウスの寿命について↓
http://www.ph-clion.com/product/filtration/howto …
(3)ろ材について↓
http://www40.tok2.com/home/saninryugyokai/column …

以下、私の個人的な見解...
(1)有機物が気化するほどの高熱でろ材を焼けば、理屈上ろ材は再生できるはずです。
もしくは、何らかの薬品を用いて溶かし出せば良いと言えます。

しかし、有機物だけを灰(可能ならば気化させる)にして、ろ材の多孔質構造を壊さない温度というのが良く分かりません。
製造元がデータを材質や製造方法を公表するわけがないですので、他社のろ材となるとさらにリスクが募ります。
中途半端に残った残留物が溶け出して水質を変化させないかということも疑問となるわけです。
薬品で溶かし出す方法は、シポラックスの使用上の注意がそのまま物語っています。
製造時の薬品が残留してpHを上げるという記述がそれです。
つまり、ちょっとやちょっとの洗浄では薬物は抜けないと言うことでしょう。

(2)パワーハウスは、大型魚やディスカスを飼育しているユーザーから支持されているのではないか、というのが私の実感です。
硝酸の蓄積によるpH低下は、悩みの種でしたからね...
バクテリアの死骸や有機物群のことを汚泥と呼びますが、これがpHを酸性に傾けます。
ろ材が目詰まりしてpHを酸性に傾けるようになると、pHが下がることにより水替えするような飼育では、
水替えの手間が増えますので、そこで交換したらどうかというメーカーの提案だと推測します。

(3)私もこの考え方に同意しています。
余剰汚泥は目に見えるほどの大きさになりますので、早晩目詰まりするのではないかと予想され、
ろ材の微細な穴にどの程度酸素を含んだ水流が流れるか、まず疑問です。
嫌気濾過に関しては、凶とでるか吉とでるか、運頼みのところがあると思いますし、
脱窒処理は、学者の中でも否定的な人と肯定的な人がいます。
おそらく、水処理業界では 肯定的な人の意見しかビジネスチャンスにならないですので、その論文を元に脱窒理論が構築されていると思います。
そのため話題には上りますが、本当に有用なものであれば、水産養殖業で普及しているはずです。

アクアリウムでは嫌気的環境になると、水が腐敗したり病気が発生したりするわけです。
その一方で嫌気濾過は好ましいというのは、私には考え方が相反するものに思えます。

とはいえ、自分でも嫌気濾過を構築したこともありますし、通常の濾過槽の中でも幾らか嫌気濾過が起こっている形跡があるらしいです。
まあ、私がフィルターに期待するのは、硝化作用までなので、嫌気濾過はどうでも良いと考え、特に期待をしていません。

...以上のことより、硝化バクテリアが活発に活動を行える部分は、確実に酸素を含んだ水流が流れる、ろ材表面近くと考えます。
むろん、ろ材内部にもバクテリアは繁殖するでしょうが、酸素とアンモニアが行き渡る量が少ないので、効率からして有効度が低いと想像します。

底床やフィルター内に蓄積する汚泥はかなりの量になりますし、ろ材内部に含まれる汚泥(有機物)はそれほど多いとは思えません。
pHの低下に悩まされる大型魚飼育や、オーバーフローで大量のろ材を使用している人はともかく、
弱酸性の水質で小型魚を飼育している人にとっては、ろ材内部に残留した有機物による適度な酸性化はむしろ好ましい物となります。

従って、私のような視点で物事を見る人は、ろ材の再生は、処理するリスクと較べると、それほど憂慮すべきことではないのです。
飼育水でサラサラと洗っただけで、そのまま壊れるまで使用を続ける人が大半でしょう。
これが、ろ材の寿命はないと考える人達の根拠です。

実際問題として、新品の多孔質ろ材の性能は非常に高く、かなり少量で硝化作用を賄えます。
(11L,餌ティースプーン1杯程度/日,外掛けフィルター,多孔質ろ材2掴み程度で亜硝酸発生なし,カブトニオイガメ)
硝化作用だけで考えれば、濾過能力は大分余裕を見積もっていることになります。
多少の目詰まりがどうしたと言えるくらい、十分な表面積があるということですね。

ただし、余剰汚泥による目詰まりなどによる酸欠など、ろ材1粒の表面積がどうというより
遙かに広範囲で硝化バクテリアが不活性化(死滅?)してしまうことがあります。
問題としてはこちらの方が大きく、各人のメンテナンス技術が問われる部分でしょう。

それで、「ろ材などなんでも良い」と言う人がいたり、
「ザラザラしてて、軽くて、耐久性が高くて、洗浄時に汚泥が取れやすいのでいい。できれば安いの。」←私のこと
なんて適当な選び方をしても、さして支障はなく許されるわけですね。
(適当な条件のはずなんですが、選択肢はかなり限定されます...)

イオン交換云々については以前書いたとおりです。
イオン交換に限らず、様々な科学的な作用により pHが下がることで溶け出す物質もあります。
(確か、酸性雨で水酸化アルミナが溶け出して魚に害を与える、どうたらこうたらなど...)
ま、そこまで考え出すと なかなか辛いので、やめにしますが。

ろ材の良し悪しなどを検討し出すと、かなりの内容量になりますので、このへんで止めておきます。
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この回答へのお礼

毎度ご親切にありがとうございます。そうとうな知識をお持ちな方ですので、この業界の方でしょうか^^
私も実はろ材にはそんなに神経を使っていなくて、bellena33様のお考えといっしょで硝化作用さえあれば良いと思っていたのですが・・・
ビーシュリンプの繁殖をしてまして、セットして1年から1年半くらい経ちますと、亜硝酸値、アンモニア値は正常なのに必ず繁殖スピードが落ちるものですから、何かろ材の影響も有るのではないかと思い、可能ならば定期的に新品同様に復活させたいと思い質問してみました。
bellena33様の持論かなり勉強になります、参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/04/04 12:50

すぐ下に同じような質問が出ていますので参考にどうぞ


http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2882201.html
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。申し訳ございません、同じような質問をしたのは私でした^^寿命については自分なりに結論が出たので、次に効果的なメンテナンス方法を知りたくなったので・・・

お礼日時:2007/04/04 12:34

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