
TLCの実験についての質問です。
A:(トランス)スチルベン、B:ベンゾフェノン、C:4-ジメチルアミノピリジンおよびこれらの混合物を、ヘキサン、ジクロロメタン、酢酸エチル、メタノールにより展開し、UVランプで見て、Rf値を出しました。
どの溶媒でもだいたいA、B、Cの順に下に現れました。
また、混合物は3つに分離されると思うのですが、ジクロロメタン以外は二つしか見えませんでした。
この実験ではRf値から溶媒の極性がわかるみたいなのですが、一体どれとどれを比べれば、極性がわかるのでしょうか?
A,B,Cの極性ならなんとなくわかるのですが、溶媒の極性と言われると、どれも同じような結果にしか見えないのでわからないのです。
考え方が違うのでしょうか?
説明不足でしたら申し訳ありません。
よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
まずはTLCの原理を考えましょう。
A,B,Cの分子がそれぞれ担体(TLCの板)に引っかかりくっつきながら、また溶媒に溶け動かされながらを繰り返して移動、分離します。
シリカ(順相)は極性が高いので、極性の高い化合物ほど良くくっついて動かないと。(同じ溶媒でのでのA,B,Cの差)
同様に、展開溶媒の極性が低いほど、シリカとの極性の差が大きくなり、化合物は溶媒に溶けて動くよりも、シリカに捕まえられていたいと。(同じ化合物での溶媒の差)
2スポットの件ですが、やってみないとイメージできませんが、
酢エチ、メタノールでは液が上がった一番上のライン上にスポットの1つが来ていませんか?
また、ヘキサンでは原点にスポットが残っていませんか?
Rf=0の化合物、およびRf=1の化合物は分かれません。
溶媒と化合物の極性の差で分かれ方が決まる、ということですよね…。
混合物だからといって絶対3つに分かれるわけではないんですね。
失敗じゃなくてよかったです。ありがとうございました!

No.2
- 回答日時:
同じ物質でも溶媒によってRf値が違いますよね。
溶媒の極性が大きいほどRf値大きくなります。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
溶媒の極性を比べるのですから、同じ物質同志、すなわちAならA同志のRf値を比べればいいのではないでしょうか。固定相について書かれていませんが、おそらくシリカだと思います。それならば順相ですので、極性の高い溶媒ほどRf値が大きくなる、ということで、比較できると思います。「どれも同じような結果にしか見えない」とおっしゃるのは、A、B、Cを比較していらっしゃるのではないですか。溶媒について比較するのであれば、同じ物質同志で比較しなければなりません。
この回答への補足
追加で申し訳ないのですが、混合物が二つに分離されてしまったのはなぜでしょう…?
他の人の結果を見ていないのでなんとも言えないのですが、スポットの仕方が悪かったとか、そういうことが原因でしょうか?
それとも1つに重なっているのか…こっちの可能性の方が高いですか?><
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