【お題】王手、そして

ある論文を読んでいて、励起スペクトル測定時にはピークがあるのに対し、UV測定時には同様の波長の光でピークが見られないというようなことが書いてあったのですが、このようなことはありえるのでしょうか?
励起スペクトルでピークがあるということはその波長の光を当てた時にモニターした波長の蛍光が見られるということで、その光を吸収していると思うのですがこの考えは間違っているのでしょうか?
論文を読んでいるとエキシマーが関係しているようですが分かる方がいましたら教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

励起スペクトルの理解について質問者さんは正しいです。


しかし、UVと励起スペクトルが異なる事は頻繁にあります。
まず、短波長で励起したとしてもLUMOの基底状態に落ちる際に無放射減衰してしまえば、
必然的に量子収率が変わってしまいます。
また、エキサイマーやICT由来の発光は励起状態での変化が原因のため、
基底状態を調べるUV吸収とは異なるスペクトルになります。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
UVと励起スペクトルの違いがよく分かりました。
ということは、実際にUVと励起スペクトルを測定した時に異なった結果が得られた時には何か特殊な状態(エキサイマー、ICTなど)が起きていると考えてよいのでしょうか?
もしそうなら状態を考える上での一つのヒントになると思うのですが・・・

補足日時:2007/05/04 10:11
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吸収と励起スペクトルについての認識は、下の回答にもあるように、質問者さんが正しいです。



>UV測定時には同様の波長の光でピークが見られない
ピークが見られないだけで、吸収は存在しますよね。
例えば、この波長域に基底状態ダイマーによる弱い吸収帯が存在している、なんて事は考えられませんか?
もし吸収が全くないなら…それはおかしいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
論文ではピークがないと書いてあり、吸収がないとは書いてありませんでした。
もう一度読み直してみます。

お礼日時:2007/05/04 10:20

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