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以前、南条あやさんの『卒業式まで死にません』という本を読んで疑問に思ったことがあります。
南条さんは鬱病でしたが、それと同時に重度の薬物依存とも受け取れる言動が文章の中に多々あり、ときには嘘をついてまで主治医から必要以上の薬を処方してもらっていたようです。
また、南条さんの主治医は、彼女に言われるまま、薬の量を増やしていたようにも見えました。
精神の病気は目に見えるものではないので、医者も患者さんが「ここが悪いんです」と言われたら、それを信じて薬を出すしかないのでしょうか。

A 回答 (3件)

口に入れるものは、食べ物でも、お薬でも“愛情”と等価というふうに考えられる部分もありそうです。

例えば、赤ちゃんはお乳と一緒にお母さんの想いもその身体の中に取り込んでいるように見えます。

お薬に関しては、抵抗のある方と、逆に増やして欲しい方と様々だと思います。
おそらく投薬は、それぞれの方の病気の重さだけでなくて、治療関係の中での意味を考えながらされているのではないかと思います。

お薬を増やされたら、自分の病気が悪くなったのではないかと感じる方もいれば、ちゃんと診ていてくれているんだと感じる方もいるでしょう。または、うるさく言ったので“薬を盛られた”とか、“めんどくさくて出したのだろう”とか。
そして、お薬が減らされる場合、自分の改善に自信が持てたり、薬以外のところでも信頼されているんだと感じたり。 反対に、薬が減って大丈夫だろうかとか、こんなに具合が悪いのに全然分かってもらえてない、だとか。

けれど、この辺のやり取りは、あくまで“さじ加減”の範囲のことが多いように思います。
薬剤の薬理学的な効果、副作用を可能な限り適切に評価しながら、処方の心理的な意味も重視していく、というのが実際の診療の中で行なわれている、あるいは努力されているのではないでしょうか。

“薬物依存”については、“よい意味での依存”、“過剰な依存”、“薬物依存症としての依存”などを考えて、有害事象を避けていくことは大切なことと思います。
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この回答へのお礼

薬の処方は患者さんを安心させる為の手段なんですね。
精神科医は薬の処方でも患者の心理面を配慮していたことは知りませんでした。
ちなみに、南条さんはかなり薬を溜め込んで、最後にはその溜めた薬物を飲んで自殺してしまったので(ただし、肉体的には、薬物だけでなく、リストカットや過剰な献血行為も死を早めた要因となったそうです)、過剰・ないしは本格的な薬物依存にかかっていらっしゃったのかな、と思いました。
飲んでいて心理的に安心できる程度の依存が一番いいのでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/24 15:38

薬剤師です。



精神科の処方の場合は見受けられる事です。
薬効だけで考えると、こんなに飲んだら一日寝っぱなしじゃないの?と思う量の薬を飲んでいる患者さんも珍しくありません。二週間分の薬を一週間で飲みきってしまう人も珍しくありません。
副作用(胃障害など)が出ていても、薬の量が減るのは嫌という人もいます。薬物依存といいますか、飲んでいる、ということで安心するプラセボ効果もあるのだと思います。

逆に、薬を飲みたくないと医師に無断で調節したり、勝手にやめてしまう人の割合も多いです。

>精神の病気は目に見えるものではないので、医者も患者さんが「ここが悪いんです」と言われたら、それを信じて薬を出すしかないのでしょうか。

その傾向は他の病気よりあると思います。血圧や心電図みたいに、自覚症状に頼らない診断法があまり無いので。
あとは医師の方針ですね。
これで十分なはずだから、と薬を増やさない医師もいます。
そういう医師が良いかというと、それもまた症状に合ってない場合は患者さんが苦しむ事になるのですが……。
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この回答へのお礼

患者さん、医師の相性によって変わってくるんですね。
私自身、現在、鬱で服薬しているので、睡眠薬を飲まないと安心して布団に入れない、眠れなくて苦しいときはつい必要以上の睡眠薬を飲んでしまうことがあるので、薬に依存する気持ちはわかります。
でも、薬剤師さんがびっくりするほどの量の薬をお医者さんが処方するということは、初めて知りました。
ご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/24 10:32

医師によるかと。


出さない時は絶対に出しませんよ。状態によります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も今まで三人の精神科医にかかりましたが、三人ともそれぞれ違う対応をとっていたので、おっしゃるとおりなのでしょうね。

お礼日時:2007/06/24 10:26

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