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古文の尊敬語と謙譲語の見分け方を
教えてください。

A 回答 (2件)

古文だけではなく、「敬語」とは「待遇表現」だとされています。

この待遇とは(敬語の場合)話し手(または書き手)が、話題に登場する人物に「敬意」を持つか、どうかを意味します。次のサイトの下方にある図を見てください。

http://oecc.open.ed.jp/hs/hs16.htm

 これは、「謙譲語」を説明するため描かれた図で、話し手が話題の中に登場する複数の人物(当然、最少で二人ですからAとBとします)に敬意を持つとして、BがAに向かって「言う」という動作をした場合(動作をする人を「仕手」と呼んでおきます)、「言われた」人はAで(受け手と言います)、話し手がA(Bでなく)に敬意を表したい場合には、Bの「言う」という動作を「謙譲語」に変えて「申す(現代語なら申し上げる)」と話します。すなわち、「謙譲語」とは「受け手尊敬」(動作を受ける人を尊敬する)ということになります。この場合、敬意を表す矢印(点線の)が話し手からAに向かっていることが肝要なのです。実線の矢印は「見かけ上の」敬意です。

 この図を使って「尊敬語」「丁寧語」を説明できるのですが、その説明をつづけるとややこしくなる(謙譲語だけで「ややこしい」と思っているでしょう)ので、自分で考えてください。「尊敬語」や「丁寧語」は「謙譲語」に比べれば実は簡単です。(必要なら質問してください)

 「古文の参考書」や、高校で買わされる「国語便覧」等には、多分このような図が載っていると思います。

 本来の質問は、「尊敬」と「謙譲」の区別だったので付け加えますと、「尊敬語」は動作をする人に話し手が敬意を表す「仕手尊敬」だと考えてください。どういう語が「尊敬」や「謙譲」を表すかは、実際に古文を読みながら覚えるよりありません。(現代語だってそうでしょう)

 この場合「謙譲語」と「尊敬語」を続けて使う「申させ給ふ」と言い方が、平安時代を中心とする古典文法には、よく使われています。「古文」では「せ給ふ」のような「二重敬語」は「有り」でした。参考までに。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
ご丁寧な説明と、『図』を見て、なんとなくはわかってきました。
が、やはり実践となると....難しいですっ
更に勉強してみます。

お礼日時:2007/07/02 10:25

例えば、「申す」が謙譲語で「おはす」が尊敬語…等ということは、覚えるしかありません。

これが第1ステップです。

第2ステップは、「給ふ」や「参る」などのように、尊敬語としての意味と謙譲語としての意味とを併せ持つ敬語の理解です。
これも、まずそういう敬語がいくつかあることを知り、それらを意味・用法も含め、すべて覚えましょう。
そして実際に、尊敬・謙譲それぞれの文例をいくつか並べて、それぞれどのような状況・どのような文脈でその意味になるのか、見分ける練習をしましょう。

敬語の理解は、入試でも頻出の項目ですから、頑張って理解を深めてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やっぱり、敬語は重要ですよね。
これから、もう一度勉強しなおしてみます。

お礼日時:2007/07/02 10:23

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