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スイスは4つの異なる文化で成り立っていますが、それでも平和なのはなぜでしょう?

地方分権というのが一つの理由としてあると思いますが、他にもあるのでしょうか?

A 回答 (7件)

> スイスが侵略されるというの実際問題なくはないですかね?


> 過去の結束から共存意識が生まれたということなら分かりますが・・。

ですからまさにその通りですよ。

#1で、周囲を仏独伊等の強国に囲まれ、結束していないと周辺の国に侵略されるという危機意識が強いからでしょうね。今でも国民皆兵、重武装、永世中立を国是としています。

と書いたでしょ。彼らは過去のドイツやオーストリーやフランスによる侵略の経験から、侵略されにくい国家を作りあげたのです。
それがアルプスという天険を活かした上で、「国民皆兵、重武装、永世中立」なのです。しかしいかに軍備を強化しても国内で民族がいがみ合っていたら無力でしょ?
スイスの国家形態は連邦制ですが、通常の連邦(Bund)ではなく、自由と自治を守ることを各民族が誓い合った「誓約(盟約)者同盟」(Eidgenossenschaft)と呼ばれるものなのです。
第9条さえ守っていればいつまでも平和でいられると思っているどこかの能天気な国民とはえらい違いですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに国内で民族がいがみ合っていたら武装の意味がありませんね。参考になりました。

お礼日時:2007/07/04 12:21

わたし自身きちんと勉強したことがないのですが、レイプハルトによる「多極共存型デモクラシー」論というのが比較政治学では有名です。


スイスやベルギーみたいに文化的亀裂の大きな国であっても、それぞれのサブカルチャーのエリート層が相互に協調することで、民主主義が円滑に作用しうる、という話です。今のイラクを見ると、この域に達するのはなかなか大変みたいですが。

あんまりお答えないなってなくてすみません。ご興味があれば↓
http://learning.xrea.jp/%C2%BF%B6%CB%B6%A6%C2%B8 …
http://www1.ocn.ne.jp/~aktiv/lecture.2007.6.doc
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31556939
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400年から500年なんてざらみたいですね、一軒の家が建ってから。


それだけ時間があれば安定するのでは。素人の理屈では説明など
できないと思います。
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共存しているというより、「ゆるやかに連合している」というのが実態みたいですよ。

まあ、それを「共存している」といってもいいかもしれませんが。
スイスの各州には州旗があり、今もスイス国民はスイス人の意識より「○○州人」としての意識が強いみたいです。ですから、ジュネーブだとみんなフランス語を喋ってますし、チューリヒだとドイツ語を使っています。

スイスが重武装で永世中立なのには理由があります。元々、スイスはアルプスの山の中で大変に貧しかった上にフランスとオーストリア(ハプスブルク家)の勢力争いの場でもあったんですね。「アルプスの少女ハイジ」でおばあさんが「固い黒パンではなくて柔らかい白パンが食べたい」っていうシーンがありましたね。とにかく山、しかも4000mを越える山々を持つ国でしたので作物も育たず貧しかった。さらに、フランスやオーストリアの支配下にあると自由がありません。自由と自治、それから貧しさからの脱出のために、独立運動が起こります。
ターニングポイントになったのがブルゴーニュ戦争です。この戦争で、フランスの誇る騎士軍団がスイスの農民兵に敗北を喫してしまいました。これにより、我々が想像するあの中世の騎士というのは没落していき、戦争は歩兵の時代になります。
元々が支配を嫌っての独立ですから、例え今はどこの国が攻めてこないとしても、100年後も攻めてこない保証などどこにもないので今でも頑なに重武装なわけです。なにしろ、いまだにお金をユーロにしないんですから。国境を接する国は今は全部ユーロになっているんだから、本当は不便なはずです。でも、「ユーロにしたら独立性がなくなる」と頑固に非ユーロです。

スイスの歴史を知ればなぜ大きな問題なくやっていられるかが分かりますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

独立を求めた人々の集まりだからそれを崩さないためにも共存しているということですか。参考になりました。

お礼日時:2007/07/04 12:15

> この時代に侵略されるなんてことは有り得るんでしょうかね?



いつの時代だって人間がいる限り起こりえることです。
あまり昔の話をしてもはじまらないので1900年以降の主だったものをみるとこんな感じ。

以下は軍隊を持たない国・地域、 または軍事力が弱小な国・地域が、強大な軍事力を持つ国により侵略・侵攻・占領・支配された歴史です。
(よく知られている第一次大戦や第二次大戦、ベトナム戦争、中東戦争関係は除いてます。)

1900年
イギリスがソロモン諸島北部侵略・併合
イギリスがトンガ侵略・併合
北清事変・義和団事変(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、オーストリア、アメリカ、日本が中国侵略)
ロシアが満州侵略
フランスがニジェール侵略・併合
1902年
フランスがモーリタニア侵略・併合
アメリカがパナマ侵攻
1903年
フランスがギニア侵略・併合
1904年
フランスがブルキナファソ侵略・併合
イギリスがブルネイ侵略・併合
1908年
ベルギーがコンゴ侵略・併合
1909年
アメリカがキューバ侵略
アメリカがニカラグア侵略
1910年
フランスがコンゴ侵略・併合
1911年
イタリアがリビア侵略・併合
1912年
フランスがモロッコ侵略・併合
アメリカがドミニカ共和国侵略
1914年
南アフリカがナミビア侵略・併合
1915年
アメリカがハイチ侵略
1916年
イギリスがカタール侵略・併合
1917年
アメリカがバージン諸島侵略・併合
アメリカがキューバ侵略
中華民国がチベット侵略
1918年
ソ連がアルメニア侵略・併合
1919年
中華民国がモンゴル侵略
イギリスがイラク侵略・併合
1920年
イギリスがヨルダン侵略・併合
イギリスがパレスチナ侵略・併合
イギリスがタンザニア侵略・併合
フランスがレバノン侵略・併合
フランスがシリア侵略・併合
フランスがトーゴ侵略・併合
フランスがマリ侵略・併合
ベルギーがルワンダ侵略・併合
ベルギーがブルンジ侵略・併合
フランスがカメルーン東部侵略・併合
1922年
イギリスがカメルーン西部侵略・併合
1923年
イギリスがローデシア、ザンビア、ジンバブエ侵略・併合
1924年
アメリカがホンジュラス侵略
1932年
中華民国がウイグル侵略
中華民国がチベット侵略
1936年
イタリアがエチオピア侵略
1938年
ドイツがオーストリア侵略・併合
ドイツがチェコスロバキア侵略・併合
1945年
ソ連が朝鮮半島北部占領
アメリカが朝鮮半島南部占領
1949年
中華人民共和国がウイグル侵略・併合
1950年
中華人民共和国がチベット侵略・併合
1956年
ソ連がハンガリー侵略
1958年
アメリカがレバノン侵略
1961年
イギリスがクウェート侵略
アメリカがキューバ侵略
1968年
ソ連がチェコスロバキア侵略
1974年
中華人民共和国がパラセル(西沙)諸島占領
1976年
インドネシアが東ティモール侵略・併合
1978年
ベトナムがカンボジア侵略
1979年
中華人民共和国がベトナム侵略
1987年
中華人民共和国がスプラトリー(南沙)諸島占領
1995年
中華人民共和国がミスチーフ環礁(フィリピン領)占領

まだほかにもまだあると思いますが・・・。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。

確かに可能性としてはゼロではありませんが、スイスが侵略されるというの実際問題なくはないですかね?

過去の結束から共存意識が生まれたということなら分かりますが・・。

お礼日時:2007/07/03 15:55

金持ちで教養があれば争いはありません。


いま争いのある国は所得水準が低い。たまにアラビアなどで石油がとれるためにまあまあ豊かな国もありますが、教育がまだ十分に普及していません。わたしはスイスには観光で行っただけでよく知りませんが、貧乏人らしき人には出会いませんでした。優雅な国ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに満たされていれば争いは起きにくくなるでしょうね。
ですが話す言葉も宗教も多様な国でお互いが共存しているのには、お金や教養以上に理由があるような気がしますが・・・。

お礼日時:2007/07/03 15:15

周囲を仏独伊等の強国に囲まれ、結束していないと周辺の国に侵略されるという危機意識が強いからでしょうね。

今でも国民皆兵、重武装、永世中立を国是としています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

この時代に侵略されるなんてことは有り得るんでしょうかね?

お礼日時:2007/07/03 15:07

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