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実験でクロロフィルaの蛍光スペクトルを測定したのですが、660nm辺りのピークの吸光度が0.2(濃度低)になるものを分光蛍光光度計で測定したところ励起スペクトルのピーク付近では異常はなかったのですが、660nm辺りの吸光度が1.8(濃度高)になるものを測定したところ励起スペクトルのピーク付近で放物線がくぼんでしまう異変が生じました。この異変はなぜ起きるのでしょうか?よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

これは自己吸収してしまっていると思います。


濃度が高すぎて、あるクロロフィル分子からの発光が、セルを出る前に別のクロロフィル分子に吸収されてしまっておこります。

サンプルにもよりますが、蛍光スペクトル関係を測定する場合には、極力濃度を下げる必要があります。0.2でも濃いくらいで、教科書によると量子収率測定の場合には0.05以下にしろ、などと書いてあるくらいです。

放物線が窪んだっていうのは、要するに励起スペクトルのピーク強度が低下したってことですか?
普通、放物線とは言わないと思いますが・・・(計算でフィッティングする場合もガウシアンを使うから、放物線ではないし)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。とても参考になりました。
すいません、分光蛍光光度計を初めて使ったのでちゃんとした用語などがまだ分かっていないのですが励起スペクトルのピーク強度が低下したと思います。0.2の時は662nmでピーク波長としてデータが検出されたのですが、1.8の時は662nmがバレー波長として検出され、その前後の655nmと671nmがピーク波長としてデータが検出されました。

お礼日時:2007/07/08 11:54

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