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すべて昔の夢に終わった  の「すべて」は程度の副詞でしょうか。

A 回答 (3件)

難問です。



一般に、
(1)「動詞」を修飾しているものは状態の副詞
(2)「形容詞」「形容動詞」まれにほかの「副詞」や「体言」を修飾しているものは程度の副詞
ということができます。中高校生であれば、これを覚えておけばいいでしょう。

中には「もっと勉強しろ。」の「もっと」のように、動詞を修飾する程度の副詞もありますが、この場合は、「もっと(たくさん)勉強しろ。」の「たくさん」という副詞が意味的に省略されていると考えられます。

ただ、御質問の「すべて」や「すっかり」「まるっきり」などは、分類が非常に難しい。次のように、専門家の間でも意見が分かれています。
「日本文法事典」(有精堂)では、「すべて」を状態の副詞に分類しています。一方、「日本語文法大辞典」では、「すべて」には程度の副詞の場合と陳述の副詞の場合があり、本来の働きを考えると陳述の副詞が起源であるとしています。

学校文法では(つまり教科書では)、どちらに分類すべきか明言していないようです。「すべてやり遂げる。」というように動詞を修飾することもあれば、「すべて正しい。」というように形容詞を修飾することもある……。

教師用指導書にも「指導にあたって、この副詞は、状態・程度・陳述のうちのどれに属するか、あるいは『○○の副詞』と言ったらよいか、などの詮索は無用にしたい」とあります。
「すべて」は、状態の副詞とも程度の副詞とも(場合によっては陳述の副詞とも)考えられる、という線にとどめておくのが合理的であると思います。
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こんにちは。

7/5のご質問以来ですね。

副詞ではありません。名詞です。

1.文法的な分解:

すべて:名詞として、主語になっています。

昔の:名詞「夢」にかかる連体修飾語です。

夢:名詞(体言)です。

に:「転化の結果をしめす」格助詞です。

終わった:五段動詞「終わる」の連用形「終わり」に、過去の助動詞「た」が接続詞し、それが促音便化したものです。


2.解釈:
「すべてが、昔の夢として、終わった」
「すべてが、昔の夢という結果に、終わった」
 
という意味になります。

以上ご参考までに。
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そのとおり。

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