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先ほど目覚ましテレビで、
「やって来たのは、イギリスはロンドン!」
とキャスターが言っていたのですが、なぜ
「やって来たのは、イギリスのロンドン!」
でないのでしょうか?語感が悪いのなら、
「やって来たのは、イギリスの首都ロンドン」
ならスッと通ると思うのですが。

前からずっと気になっていて、聞くたびにイライラして来たのですが、
先ほど再び聞いたので質問いたしました。

A 回答 (5件)

はじめまして。



ご質問1:
<前からずっと気になっていて、聞くたびにイライラして来たのですが、>

その違和感は、「は」は主語に使うもの、といった固定観念から来ているものと思われます。

主格の係助詞「は」の例:
「私は、勉強する」(主語+動詞)


ご質問2:
<「やって来たのは、イギリスはロンドン!」
とキャスターが言っていたのですが>

(1)この「は」は係助詞になります。

(2)用法は、「特に取り上げて使う強調の用法」になります。

(3)例:
「彼には、失望した」
*「彼」は「失望した」の目的語であって、主語ではありません。

「以前よりは、元気だ」
*「以前より」は「元気だ」の修飾語であって、主語ではありません。

(4)これらの「は」は文の主語の一部となる、主格の係助詞「は」ではありません。主題を取り上げて、強調のために使われている「は」です。

(5)この例文は、2箇所強調の修辞法が用いられています。

1)本来、場所を表す副詞(イギリスのロンドン)は文頭、文中におかれますが、ここでは、述部を前に出し、副詞句を後置することで、この副詞句を強調しています。

2)「イギリスのロンドン」「イギリス、ロンドン」と言ってもいいところを、強調の「は」を用いて「イギリス」を強調しています。

この「は」をイギリスにつけることで、まず、はるばる「イギリス」までやって来たことを強調しています。そして、イギリスのどこかと言えば「ロンドン」と、町の名が後に続くのです。

従って、この「は」の用法は誤法ではありません。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

このような丁寧な解説をして下さり、誠に恐縮です。
具体例が豊富で非常にわかりやすかったです。
文法的に間違っていないなら慣れるしかないですね。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/07/21 12:19

日本の古典ではよく使う手法です。



ことが起こったのは江戸城は松の廊下
やって来たのは東海道は小田原宿
など。
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 間違いではありません。

助詞「は」の使い方の一つです。
「広い場所の中の一定の(せまい)場所を示すときに使う」(三省堂国語辞典)
 講釈師や無声映画の活動弁士が使っていたような古い言い方ですが…
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》 「やって来たのは、イギリスの首都ロンドン」ならスッと通ると思


》 うのですが

それでは「スッと通る」だけで平凡ですね。味も素っ気もない。
末尾に「!」を付加すれば幾らかマシですが。でも「イギリスは首都ロンドン!」なら“モアベター”ですね。
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この場合は「強調」しています。


つまり言い換えると「イギリスのそれもロンドンに」と言う意味で使っているのです。
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