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No.3ベストアンサー
- 回答日時:
おっしゃるとおり直接聞いて損失を確認したいところですが、ファンドには様々な債権を束ねたものがあり、更にそのファンドらを何十にも束ねたものがあったりして当事者であるファンドですら価値が分からなくなっている可能性があります。
また上場されている株式のように流動性が高い(取引参加者が多く値段がつきやすい)ものであれば市場価格は分かりますが、こういった金融商品は流動性が低く、一旦取引が下火になると値段がつかない(買い手がいなくなるので)評価額がすぐに把握できないという問題点もあります。またそもそもサブプライムローンは現時点というよりは、来年再来年と破綻が増えることが見込まれている商品ですので、現時点でどれだけ損失が発生するか見込むのが難しいという問題もあります。No.2
- 回答日時:
「翌日の資金も調達できない」とありますので銀行間取引(インターバンク)市場でのお話と判断します。
銀行は日々の活動に於いて、資金が余ったり足りなくなったりします。足りない場合は、帳尻をあわせるためにどこからか資金を手当てする必要があります。一方、余っている場合は金庫に寝かせておいても利益を生みませんので、(たとえ一晩でも)どこかへ貸し出す必要があります。こうした需給ニーズをマッチングさせる場所としてインターバンク市場というものがあります。
さて、お金を貸した相手が倒産すれば、貸したお金が返ってこなくなる可能性が高くなります。インターバンク市場というのは短期資金の過不足を銀行などの金融機関が調整しあう場所でありますが、そんな市場においても金利は当然存在します。この金利が、サブプライム問題のせいで、相場よりもかなり高い水準まで上昇しているのです。各銀行が、自分のところのサブプライム関係の債権はどれだけあって影響はこうである、という情報を開示(ディスクロージャー)していれば、その内容に応じて判断が出来ますが、現時点では十分に開示がなされていない(もしくはもっと大きな損失が隠れている)と市場の参加者に見なされている訳です。
危険な相手にお金を貸すわけですから金利は当然高くなります。すると、たとえ短期の資金調達であっても適正な水準を超えた金利でお金を借りるのは負担が大きい(儲けが減る)ため、市場から資金調達するのが困難になるということです。
従って、資金調達できないのは、インターバンク市場に参加していて、そこで資金を調達する必要のある金融機関と言うことになります。お金が足りない場合は必ず調達しなければいけないので、インターバンク市場で資金の手当てが困難になると大変な事にあるわけです。
No.1
- 回答日時:
まず最初に資金調達が難しくなるのはサブプライムローン等に投資していたファンド等です。
そしてそれらファンドに融資していた銀行も貸し倒れ=損失計上の疑いが向けられ市場(銀行同士が貸し借りをする市場。銀行同士も日常貸し借りをしています。)から調達をすることが難しくなります。今回の場合誰がサブプライムに関係があったのかがはっきりとしていない為、皆が疑心暗鬼となって資金調達ができない、または調達する為の金利が上がるといった状況になっていると考えられます。更に言えば銀行が調達できなくなると、貸し出し余力が減りますのでサブプライムとは何の関係のない企業や個人が銀行から借り入れを行うことが難しくなります。このように金融機関を中心に市場全体に影響が波及していきます。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/09/05 12:38
ご回答ありがとうございます。
つまり金融機関が自分が融資しているファンドが損失をだしているかもしれないから、損失しているかどうかわかるまで、お金を貸すことは難しい。ということでしょうか?
しかし、金融機関が融資しているファンドに直接聞いて損失がでているか確認はできないのでしょうか?
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