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No.5ベストアンサー
- 回答日時:
少々攻撃的にものを見すぎかと、アメリカに対する偏見があるように思います。
>けれども、それを債券化されたものを買ったアメリカ以外の金融機関はFRBの金利引き下げは関係なく、自国の中央銀行が金利を変えなければ、債券の金利収入が減って、収益が悪化しますね。
0.債務者が破産して不良債権化するよりは100倍マシ
1.それが嫌ならば、証券を売ればいいだけです。アメリカに投資するのが嫌になったのなら、やめればいいのです。FRBの利下げによってサブプライム証券の価格は多少上がっているでしょう。
2.こういう自体になったときの金利の変動は契約書を読めば予測できる。証券で損をしてもそれはそんな証券を買った方が悪い。
欧州の投資家でFRBの利下げを怒っている人はいないはずです。
金融取引は自己責任が基本ですし、FRBはその衝撃を少なくするために努力しているだけです。
それを踏まえてレス
>アメリカ以外の金融機関がそれによって収益悪化となったわけですね。
FRBは関係ありません。
サブプライムバブルがはじけたからFRBが金利を下げたのです。
サブプライムという粗悪品をありがたがって買った金融機関の自業自得です。
サブプライムを買った金融機関はアメリカの金融機関も、欧州の金融機関も等しくダメージを受けています。FRBが金利を下げなければそのダメージはもっと拡大していました。
>これからもFRBが金利引き下げを行えば、アメリカの金融機関は収益向上し、日本やヨーロッパの金融機関は債券の金利収入が減ってさらに収益が悪化するということですね。
そう思うならば、アメリカに投資しなければいいだけです。
元々高い金利を求めてアメリカに投資したわけですから、金利が低くなって儲けられないなら金利の高い国に金を貸せばいいのです。それが金融です。
そして皆がそう思っているから、今ドルが下がっているのです。
ありがとうございます。少しずつ分かってきたような気がします。
金利が下がることによって、低所得者も銀行も金利負担が減り、これで景気は上向きですね。金利が下がることによって、アメリカの資本収支の黒字が減っても(アメリカへの投資が減っても)、それは自然なことでアメリカ経済に大きな影響はないというわけですね。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
>低所得者も銀行も金利負担が減り、これで景気は上向きですね。
すばらしいです。私の説明より10倍分かりやすいです。
ただし、そこに『企業』を加えておいてください。
金利が下がれば企業が次にお金を借りる時は安く借りれます、変動金利で借りているならすぐさま金利が下がります。したがって、企業の負担も減ります。
実際に、経済を作っているのは企業ですから、企業を回復させることが失業率を下げ、景気を回復させることになるわけです。
そこが最も重要なところです。
>金利が下がることによって、アメリカの資本収支の黒字が減っても(アメリカへの投資が減っても)、それは自然なことでアメリカ経済に大きな影響はないというわけですね。
大きな影響はあります。マイナスも大きいです。
利下げによるマイナス
・資金の流出
・債権者の利益の減少
例えば、これから国債買おうという人は儲けが減ります。
・物価上昇のリスク
金利が上がると消費が活発化して、金遣い使いが荒くなります、金遣いが荒くなると言うことは物使いが荒くなると言うことです。その結果、物不足→インフレになるリスクもあります。
しかし、サブプライムでのダメージをモロに受けるよりは『マシ』なのです。
経済政策は全てをかなえることは出来ません。特に先進国の金融政策は『よりマシな状態』を維持するために存在すると言って良いと思います。
No.6
- 回答日時:
>金利が低いと、「こっちで運用してもうま味がない」と出し手が少なくなり、
「もっと金利が高くても良いから貸して欲しい」という金融機関が出てくることはないのですか?
金利というのものを金融商品の価格と考えるなら
価格が上がる(金利が上がる)のは供給(貸したい人)<需要(借りたい人)のときです。
逆に金利が下がるのは貸したい人より借りたい人が少ないときで、これはお金が余っている状況です。
中央銀行が国債を買って、その代金を市場に払うことでお金が増えます。
お金が増えると貸したい人のほうが増えるので金利は下がります。
もちろん、今の相場とは関係なく高くてもいいから貸してくれという企業はあるでしょう。
しかし、金利が低いということは、そういった
「もっと金利が高くても良いから貸して欲しい」という金融機関が少ないということです。
金利はすべてつながっているという話はgoottttさんが
とても分かりやすく書いていらっしゃるのでそちらを参考にしてください。
ありがとうございます。少しずつ分かってきたような気がします。
金利が下がることによって、低所得者も銀行も金利負担が減り、これで景気は上向きですね。金利が下がることによって、アメリカの資本収支の黒字が減っても(アメリカへの投資が減っても)、それは自然なことでアメリカ経済に大きな影響はないというわけですね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
思い切り簡略化して説明しますね。
実際日銀は国債以外の金融市場で市場介入することで市場を操作することもあります。
0.誰が金を貸しているか
最終的に低い金利で貸すのは中央銀行(日本の場合は日本銀行なので以下日銀)です。
日銀が金を低い金利で貸してくれるから、その効果が波及して様々な市場の金利が下がります。
金利の下がる例
1.銀行は預金金利を下げます。
なぜなら預金金利を高くして預金を集める必要がなくなるからです。(中央銀行が低い金利で貸してくれるから)
2.住宅ローンや企業へ貸し出すときの金利が下がります。
なぜなら、銀行が金を集める時低い金利で集められたから、低い金利で貸せるようになるからです。
小麦粉の価格が下がればパンの価格が下がるのと同じです。
銀行は先に資金調達のコストが下がったから金利を引き下げているのです。
企業業績に影響はあります。短期的には業績は良くなるでしょう。
なぜなら安い金利で金を集めることが出来たからです。
小麦の価格が下がることでパン屋は損をするでしょうか?
むしろ多少パンの値下げをしても儲けられるくらい余裕が出来たと見るべきです。
銀行でも同じです。
その他レス
>つまり、4.25%の金利で住宅ローンを組んでいた低所得者が今後は3.5%の金利を払えば良い、ということですか?
契約書に書いてある通りです。
契約書に4.25%の固定金利と書いてあれば、その後金利が上がろうが下がろうが契約書に書いてある通り4.25%の金利のままです。
しかし、契約書に変動金利、例えば国債の金利+5%と書いてれば、国債の金利が上がれば金利は上がりますし、国債の金利が下がれば金利は下がります。
>銀行の収益は悪化しますね。
上でも書きましたが、もう一度念押し。
銀行は、誰かからお金を借りて、誰かにお金を貸して儲けているのです。
平均の金利が上がろうが下がろうが、借りた時の金利と貸した時の金利に金利差があれば銀行は儲けられます。
貸出金利が0.75%下がろうが、借りる時の金利が0.75%下がっていれば損はしません。
>ということは、国債を売ったのだから、それを買った人がいるわけですね。(略)
国債を買うのは日銀です。銀行から高値で国債を買い取ることで国債金利を下げます。
満期で10000円になる国債が9592円で売られている場合金利は4.25%です(9592円が10000円になるから9592x1.0425=10000)。
この国債の価格を9661円になれば金利は3.5%となります。つまり国債を9661円で買い取り国債の取引価格を吊り上げれば金利が下がることと同じなのです。
銀行は9592円で買った国債を9661円で買い取ってくれるので儲かります。このお金を使って別の市場で金を貸すので低い金利で貸せるようになるのです。
>(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
どの金利を3.5%にすることを目標とするかは日銀が決めています。コールレートなどが目安にされています。
しかし、金融市場は繋がっているので、どの金利を下げても結局その動きは全体に波及します。
当然その市場ごとに金利は違いますが、総じて下がるということだけは共通します。
つまり、市場ごとの金利の下落幅は大体同じだから、市場間の金利差はさほど変わらないということです。
例
引き下げ前 引き下げ後
国債金利 4.25% → 3.5%
住宅ローン 7.25% → 6.5%
ありがとうございます。
住宅ローンの債務者はアメリカ人。FRBの金利引き下げで、金利負担が少なくなって救われるでしょう。けれども、それを債券化されたものを買ったアメリカ以外の金融機関はFRBの金利引き下げは関係なく、自国の中央銀行が金利を変えなければ、債券の金利収入が減って、収益が悪化しますね。FRBの金利引き下げは、債務者である低所得者と債権者であるアメリカの金融機関を救う処置であって、アメリカ以外の金融機関がそれによって収益悪化となったわけですね。
これからもFRBが金利引き下げを行えば、アメリカの金融機関は収益向上し、日本やヨーロッパの金融機関は債券の金利収入が減ってさらに収益が悪化するということですね。アメリカの金融機関を救っても、諸外国の金融機関の収益が悪化すれば、跳ね返ってアメリカの景気にも悪影響があるように思えます。 自国中心のアメリカなので、諸外国の経済よりも自国の低所得者や金融機関を救うことに重点を置いたのは自然だと思います。
No.3
- 回答日時:
>(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
金融機関が金融機関に貸す金利です。
まず、金融機関には準備預金制度という、預金の一定額を中央銀行に無利息で預けておかなければいけない規則があります。
これは、金融機関の安全性を確保するためのもので、法律で定まっている規則です。
なので、各金融機関は必死にこの準備預金額を調整しています。
準備金が足りないなら余っているところから借りればいいというのは当然の発想で、
フェデラルファンド市場という即日利用可能な短期資金を無担保で貸し借りする市場があります。
この市場の金利がフェデラルファンド(FF)金利です。
つまり、この金利が高いと、こっちで運用した方が得じゃね?となりお金が市民や企業にまわらなくなり、
低いと、ここに置いといても意味ないよな。と市民や企業に目を向けるということです。
ありがとうございます。
>(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか? 金融機関が金融機関に貸す金利です。
金融機関同士の貸し借りの金利であることは分かりました。
>この金利が高いと、こっちで運用した方が得じゃね?となりお金が市民や企業にまわらなくなり、低いと、ここに置いといても意味ないよな。と市民や企業に目を向けるということです。
金利が低いと、「こっちで運用してもうま味がない」と出し手が少なくなり、「もっと金利が高くても良いから貸して欲しい」という金融機関が出てくることはないのですか?金融機関同士の金利ならば、出し手、借り手の両者が納得すれば、高くても低くても取引が成立するように思えます。
銀行が企業や住宅ローンで収益を上げる、その原資は普通預金が主なものと思います。戦後の高度成長期のように銀行がオーバーローンのため、預金獲得に必死になっていたのは、昔の話。今は十分な原資があり、借り手を捜すのに苦労していると思います。ならば、金融機関が金融機関に貸す金利によって貸出金利が変わったり、貸出総額が大きく変わったりしないように思えます。
日本での準備預金率は預金総額のたったの1.3%弱、締めは次の月の15日、月中、月末に規定に達していなくても咎めはなし。もし前の月より預金高が少なければ、積立ではなく、取り崩しを行う。各金融機関が必死に調整するほどではないと思います。
No.2
- 回答日時:
・中央銀行が金利を動かす方法
日本を例にとっていえば、国債を大量に買えば国債の金利は下がります。
国債を大量に売れば国債の金利は上がります。
金融市場は全ての市場が繋がっていますので、日本の金融資産のかなりの部分を占めている国債の金利が上下すれば、当然日本の金利は上下します。
このように日銀は市場金利を実際に操作する事が出来ます。
だからこそ、中央銀行が次にどちらのほうへ向かうか『宣言すること』は公定歩合や政策目標金利が市場に影響を与えるのです。
例
今後金利が下がると分かっていれば、今高い金利で金を借りたら損をします。ですから、借りる人は安い金利で借りようとします。
貸す人も貸し渋っていると金利が下がって更に安い金利でしか貸せなくなるので、せめて少しでも金利が高いうちにと貸し出しを増やします。
その結果金利が下がるのです。
つまり、中央銀行がどっちに向かうかを知らしめるだけで市場の金利は勝手に動くのです。
>(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
あらゆる金融市場は繋がっているので、企業融資から住宅ローンから消費者ローンまであらゆる金利が下がります。
>銀行が借り手なら、貸すのは誰ですか?
最終的には中央銀行です。
ただし、中央銀行が動き出す前に今まで出し渋られていたお金が動き回ることの方が影響は大きいです。
そもそも銀行預金の金利が下がるのは、銀行にお金が余っているからです。つまり他所からもっと安く金を集めることが出来たので高い預金金利で集める必要がなくなったから銀行は預金金利を下げるのです。
>ということは、今まで別のところにお金を貸していた人が国債を買うことになる。
なりません。
国債が0.75%下がったから銀行預金が0.75%下がったのです。
今まで国債を買っていなかった人が、金利差は変わらないのに国債を買うようにはならないでしょう
>こうしたことと、サブプライムローンとの関係が分かりません。
中央銀行金利下げる→住宅ローン下がる→住宅需要が加熱バブルが起こる→中央銀行金利上げる→住宅ローン上がる→返済できず破綻続出→バブル崩壊
そこら辺の流れは
http://vipvipblogblog.blog119.fc2.com/blog-entry …
↑が上手く説明しています。
ただし大統領がFRBに金利をどうしろというのは難しいです。
(大統領の尻拭いをするためにFRBが金利を動かさざるを得ないことはあります)
http://blogpal.seesaa.net/article/80629520.html
ここでそこら辺の話をもう少し詳しく説明してます。
●(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?●
度々の解答ありがとうございます。でもよく分からないのです。
私が知りたいのは「(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?」ということ。
>あらゆる金融市場は繋がっているので、企業融資から住宅ローンから消費者ローンまであらゆる金利が下がります。
ということは、3.5%とは、企業融資の金利ですか?住宅ローンの金利ですか?消費者ローンの金利ですか?それとも、1月22日、米連邦準備理事会(FRB)は普通預金の金利を決めたのですか?定期預金の金利を決めたのですか?それとも国債の金利を決めたのですか?米連邦準備理事会(FRB)は一体何を決めたのですか?
>あらゆる金融市場は繋がっている。
つまり、4.25%の金利で住宅ローンを組んでいた低所得者が今後は3.5%の金利を払えば良い、ということですか?そうすると、4.25%の金利で住宅ローンを貸していた銀行は、今後は3.5%の金利の金利しか取れない、ということですか?銀行の収益は悪化しますね。ローンを債券化されたものを買った世界の金融機関の収益も悪化しますね。
米連邦準備理事会(FRB)は、銀行の低所得者向けのローンの金利を勝手に変えることができるのですか?
もう一つ。
>国債の金利が下がる→今まで国債を買っていた人(国にお金を貸していた人)が別のところにお金を貸すことになる
>ということは、今まで別のところにお金を貸していた人が国債を買うことになる。なりません。
>今まで国債を買っていた人(国にお金を貸していた人)が別のところにお金を貸すことになる
ということは、国債を売ったのだから、それを買った人がいるわけですね。国債を売った人はいるけれども、買った人はいない、などということはないですよね。それでは国債が宙に浮いてしまう。
売った人が他に資金を貸したということは、買った人は他に貸していた資金を引き上げてその国債を買ったはずです。売った人が手にした現金と、買った人が他に貸していた資金を引き上げて国債を買うために用意した現金の額は同じはずです。
やはり分からない。(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
No.1
- 回答日時:
(1)
金利が全般的に安くなります。
金利が下がる経路1
銀行がお金を借りる時安く借りれる→銀行がお金を貸す時安く貸せる→全般的に金利が下がる
経路2
国債の金利が下がる→今まで国債を買っていた人(国にお金を貸していた人)が別のところにお金を貸すことになる→全般的に金利が下がる
(2)
経路1 金利が下がることによってお金を借りる人が増える
全般的に金利が下がる→お金を借りる企業や人が増える→お金使う企業や人が増える→景気が良くなる
経路2 金利が下がることによって預金をする人が減る
全般的に金利が下がる→銀行にお金を貸しても金利が低い→預金を止め株式を買う→株価が上がる→企業の資金調達が助かる&株価の値下がりを抑え株を持っている人の損を減らす
全般的に金利が下がる→銀行にお金を貸しても金利が低い→預金を止めお金を使う人が増える
こんな経路があるといわれています。
どちらも、『えー』と思うかもしれません。
しかし、『やらないよりは効果がある』わけです。
早速の解答ありがとうございます。でもよく分からないのです。
(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
米連邦準備理事会(FRB)は何を決めたのですか?誰に対して「銀行に年利3.5%で金を貸しなさい」、と決めたのですか?銀行に金を貸す人は年利3.5%よりも安く金を貸してはいけないのですか?あるいは、銀行はそれよりも高い金利で金を借りてはいけないのですか?
(1)この金利は誰が、誰に貸すときの金利ですか?
銀行が借り手なら、貸すのは誰ですか?一般人なら、普通預金の金利が安くなったということですね。だとすると、預金者は銀行預金を解約し、他の金融商品に資金を移動させますね。そうすると銀行の預金高が減って銀行が貸し出せる総額が減って、銀行貸出が減る(企業借り入れが減る、住宅ローン貸出が減る)。
>国債の金利が下がる→今まで国債を買っていた人(国にお金を貸していた人)が別のところにお金を貸すことになる
ということは、今まで別のところにお金を貸していた人が国債を買うことになる。国債の金利が安くなる、ということは、国債の価格が高くなる。ということは国債に多くの資金が投入されることになる。結果として、国債とは別のところへの投資が減る。
こうしたことと、サブプライムローンとの関係が分かりません。
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