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正直、あまりにも変動金利を多用し、住宅ローンを組んでいる人が多いように思えます。さらに餌は住宅ローン減税です。
そもそも変動金利とは将来確約の無い金利で、どこかサブプライム的な気がします。
もし、債権価格が暴落し、住宅金利が急上昇した場合、日本版サブプライムが発生するような気がします。
借金国家の日本が現在のUSAのような政策は無理な気がします。
専門家の皆様はどのような見解ですか?

A 回答 (2件)

サブプライム問題=住宅ローンが回収できなかったということでは


必ずしもありません。もっと大きな問題があるのです。
つまり「今自分がいくら損をしているのか、何がなんだかわからない。」
事が問題でした。



そもそもサブプライムは住宅ローン債権を証券化したものです。
債権というのは現在の会計では「回収できる可能性」をきちんと考慮するので
きちんとリスクは表示されるはずだったのです。


しかし、これだとリスクが高すぎてあまり売れません。そこで
一部の証券会社は「他の信頼できる証券とセットでサブプライムを売る」
という金融商品を大々的に販売します。格付け会社は信頼できる部分の証券で
リスクの穴埋めができると考えて、AAAという最高のランクをつけました。


ここで、サブプライムは予想されていた通り回収できなくなってきたのです。
この時点で証券を買った人たちはどれくらい損をしたかを調べようとして
愕然とします。証券がごちゃ混ぜになっていて、いくら損をしたかが
解らなくなっていたのです。


ここで一斉に皆が不安になります。投資家は株を引き上げて確実な現金に換える
銀行は損をしているかもしれない会社には怖くて貸せない。
証券のリスク部分の保険を担当していた会社にはもの凄い請求金額がくる。
国は落ち着けと連呼しつつ、いくら払ったらいいのか検討も付かないまま金をばら撒く。
もう皆が「何がなんだかわからない」状態になったのが今なのです。


最近になってようやくこの事件の全容を解明しようという動きが出始めました。
実際の損害金額が確定するのはもっと後になると思われますが、実際はたいしたことは
無かった可能性が出ています。ただ、市場というのは怖がりの投資家で
運営されているので、彼らに「怖くないからこっちへ戻っておいで」と説得できるのは
まだ先になりそうです。





さて、これを踏まえた上で。何が問題だったのかを正確に言い直すと
「債権のリスクをきちんとわかっていれば、損をする金額が計算できるので問題ない」
のです。もちろん、低所得者層への住宅ローンはリスクの高い商品ですが
高いリスクには高いリターンが得られるのが金融商品です。
いくら損をするかが予想できているのならば市場の皆が不安になることは無いですからね。
こういった商品はすでに15世紀くらいから販売されているので、
特に問題にはならないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
操作ミスでポイント付与出来てませんでした…
修正依頼します。

お礼日時:2008/10/22 04:23

専門家ではありませんが・・・



>債権価格が暴落し、住宅金利が急上昇した場合、日本版サブプライムが発生するような気がします。

この状況が想定しにくいです。住宅金利が上がるということは物価上昇率が上がっているということです。そして、経済が衰退していてはインフレは持続できない(スタグフレーションは持続しない)ので、インフレが持続するには経済的な発展と一般人の収入増がある程度必要になります。
そうなると、変動金利が上がったところでそれほど痛くありません。それどころか、急激なインフレということは一般的には住宅価格自体も上昇するので、ローンを組んで、ある程度支払っている人は資産が増えます。

サブプライムローンの問題は、市場金利よりはるかに高い水準の金利で、さらに金利が上昇するから大きな問題でした。市場金利に連動しているのであればそれほど大きな問題にはなりません。
今の日本のステップ返済が問題なのも、現在の新規ローンと比較して金利が高いから問題なのです。仮に金利が上がったとしてもそれが市場金利並みであれば、そんなに問題ではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
元本が大きいだけに金利が2%でさえ、恐ろしく利息を払わされますからね。
10%なんかありえないですよね。でも他国では5~8%が通常とは今の日本では考えられないです。

お礼日時:2008/10/22 04:27

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