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金利が低くなりすぎると、資本から利潤を得られないということになり、資本主義が成立しなくなる、だから現代社会は資本主義の次のシステムを模索しなければならない…

という話を本で読み、それはそれで面白い議論だと思ったのですが、これは妥当な経済分析と言えるのでしょうか?

銀行とか、資本家の観点からすると確かに金利がメインファクターになるかもしれませんが、非金融業、製造業各社、サービス業各社さんにとっては、一応新製品、新サービスの開発努力を続けて営業を頑張ってさえいれば、ビジネスはずっと回っていくんじゃないの?とごくごく単純にそう思ったのですが、そうではないのでしょうか?確かに多くの会社は銀行借り入れをしていて、返済するに当たって金利は付きまとうでしょうが、普通の会社にとっては有利子負債よりも売上、営業利益の方が大事なんじゃないか、そうであれば金利が0に近づいても資本主義が終わることにはならないんじゃないか?と思ったのですが、どうでしょうか?

A 回答 (6件)

昔は、会社は銀行からの借り入れしか、方法がありませんでしたが、今は、ある程度の規模の会社は、市場から直接借り入れをしています。

銀行からの融資は、おつきあい的な意味合いの方が強く、社債などでの借り入れの方が多いのです。
その分、SHARPなどの経営危機で、ほとんど銀行は役に立たっていません。

東電に多額の融資をしているように、今の銀行はリスクのある融資先に融資をするだけのスキルがない状態で、国のお墨付きなどがないと大きな貸し出しもできない状態です。

ご質問の内容は、日本に関しては、成り立っていませんし、機能もしていません。
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この回答へのお礼

う~ん、理論的な話と実務的な話とどっちがより説得力あるか考えてましたが…よく分かりません^_^;しかし金利ゼロで即資本主義ストップというのはやはり抽象的、観念的に過ぎる気もしますね。ありがとうございました!

お礼日時:2014/04/28 09:59

そもそも、生きるために金融があるので社会問題に対応できなければ、意味がありません。

使う人間が無くては、何の為の金融なのでしょう。社会生活は、金の亡者にしてますから、金は足りなくなる一方です。循環を求める一方で、集中を求める矛盾を解決出来ていないのです。奴隷を作る考え方から卒業出来ていないのです。金融は、社会を上手くまわす、ビタミン剤として位置づけると上手くいくように思います。
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> 金利が低くなりすぎると、資本から利潤を得られないということになり、資本主義が成立しなくなる、だから現代社会は資本主義の次のシステムを模索しなければならない…




マルクス経済学の恐慌論ですね。マルクス経済学のいう次のシステムが即ち共産主義経済なのですが。
歴史的に見れば、共産主義経済は結果的に破綻して資本主義へと移行しましたから、この議論が正しいとは思いません。
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>金利が0に近づいても資本主義が終わることにはならないんじゃないか?と思ったのですが



そうです。ゼロ金利になっても、量的金融緩和をして、日本の資本主義はある程度生き返りました。

実質金利 = (名目金利)-(予期インフレ率)で表すことができる[1][4][5][6]。この関係を解いたのは、アメリカの経済学者であるアーヴィング・フィッシャーであり、この式はフィッシャー方程式といわれている[4][7]。

ですから、名目金利がゼロでも、予期インフレ率がマイナス(すなわち、デフレ)だと実質金利 はプラス(マイナスかけるマイナス)になってしまいます。よって予期インフレ率がプラスになれば、実質金利はマイナスにすることができ、経済を刺激できるのです。
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・金利を付けてお金を貸すから、金融業者の利益となる。

金利を付けずにお金を貸したら商売にならない。

・お金が増えないと、お金が返せない。世の中のすべてのお金が100だった時、金融機関Aから民間企業Zにお金100が年利2%で貸し出された。お金が増えていないとどうあっても2%の金利は払えない。だからビジネスは回らなくなる。

・お金が増えないと投資が行われない。お金が増えると手元のお金の価値が下がる。これはものが腐るのと同じような意味となる。お金が年に2%増やされたなら、お金持ちは貯めておいたお金の2%が腐って消失したのと同じ事となる。2%分のお金をそのまま腐らせるか、消費して楽しむか、投資して増えることに掛けるか、お金持ちは選択することになる。

・「現代社会は資本主義の次のシステムを模索しなければならない」というのは常に正しく、常に間違い。これは資本主義を続けることが模索の一つとなるから。
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『流動性の罠』のことかな?



参考:ウィキペディア『流動性の罠』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E5%8B%95% …

金利が低くなりすぎると、通常の中央銀行の
 ・金利を下げて、企業が金融機関から資金を貸し出しやすくする
という政策が聞かなくなること。

わかりやすい例では、つい最近までの日本の長期デフレ。
金利が限りなく0%に近づいたが、いっこうに景気が回復しなかった。

まあ、ケインズの時代からもう数十年が経過していますので、最新の経済学者が対応案を考えています。
詳しくは、ウィキペディアのURLを参照のこと。
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