プロが教えるわが家の防犯対策術!

高校生のときに次のような意味の漢文を読んで、おもしろいなと感じたのですが、「こんな話だった」という記憶しかありません。元の漢文やタイトルをご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えていただければと思います。

※ 年頃の娘がいました。その娘に求婚をした2人の男性がいました。かたやお金持ち、かたや美男子。娘の親は「あなたが幸せになれるように好きな道を選びなさい」といいました。娘はいいました。
「昼間はお金持ちの家で過ごして、夜はハンサムの家で過ごすことにするわ」

A 回答 (3件)

強欲な女性を例えた四字熟語(故事成語)



「東食西宿」  がありますが・・・・ 、朝鮮:齊の時代なので
www.chosunonline.com/article/20020318000022

この事が中国に伝わり、のちに漢文で記したのか、
中国:漢 の時代、若しくはそれ以前に中国で質問と同様の逸話が生まれたのか・・
出典が何なのかが、中国サイトを調べてみないと・・・
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございました。お礼が遅くなってしまいましたが、回答いただいた時間が、自分の質問投稿時間からすぐでしたので、感激しました!

お礼日時:2007/09/22 14:58

唐の時代に編纂された百科事典ともいうべき藝文類聚(げいもんるいじゅう)という書物の「婚」の項にある話ですね。

「両袒」というタイトルになっています。
http://zh.wikisource.org/wiki/%E8%97%9D%E6%96%87 …
斉人有女,二人求之,東家子醜而富,西家子好而貧。
父母疑,不能決,問其女,定所欲適。
曰:「難指斥言者,偏袒令我知之。」女便両袒。
怪問其故。云:「欲東家食西家宿,為此両袒也。」
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訓読してみます。
斉人に女(むすめ)あり,二人これを求む,東家の子醜(みにく)くして富めり,西家の子好(みめよ)くして貧し。
父母疑(ためら)ひ,よく決する能わず,其の女(むすめ)に問ふ,適(ゆ)かんと欲する所を定めよ、
曰く:「指斥(しせき)して言ふが難(かた)くんば,偏袒(へんだん)して我に知らしめよ」と。女すなわち両袒(りょうだん)す。
怪しみて其の故を問ふ。云はく:「東家にて食し、西家にて宿せんと欲す,此のために両袒(りょうだん)するなり」
(注)指斥:指さすこと
   偏袒:肩のいっぽうを肌脱ぎすること
   両袒:両肩を肌脱ぎすること
 齊(斉)はもちろん中国の国名です。今の山東省あたりにありました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。タイトル・漢文・訓読エトセトラエトセトラ・・・、ご丁寧にお答えいただいて多謝です。

私が申し上げるのも厚顔ですが、「すごい!!!」

お礼日時:2007/09/22 15:05

 一介の検索マニアです。



 「東食西宿」は日本語サイトではあまり紹介されていないようですね。

 その中で、

http://ameblo.jp/musashishobo/page-20.html

では、「中国戦国時代、斉の国」の話として紹介されています。
「齊」は「斉」の古い字体です。
このサイトには残念ながら、出典は記されていません。

 中国語のサイトですが、

http://org.pegasus.org.hk/idiom/show.php?id=2547

には、出典が「《藝文類聚》卷四十引《風俗通》」となっています。

 「芸文類聚」(「藝」は「芸」の古い字体)については、

http://www.daito.ac.jp/~oukodou/kuzukago/ruisho. …

に、「唐の高祖の武徳五年(622)に作られた現存最古の完本類書です。」とあります。「類書」というのは、現在の百科事典みたいなもののようです。

 なお、

http://140.111.34.46/chengyu/pho/fya/fya21763.htm

を見ると「芸文類聚」に、さらに出典として、「漢の應劭の《風俗通義》の逸文」が挙げてあるようなのですが、ここらは「自信なし」です。

 「東食西宿」の語は、太宰治の「清貧譚」の元になった『聊齋志異』の菊の花の精の話「黄英」(卷十一)にも出てきています。

参考URL:http://org.pegasus.org.hk/idiom/show.php?id=2547
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。
>「東食西宿」は日本語サイトではあまり紹介されていないようですね。
そのようですね。そんな中でいろいろと紹介くださってありがとうございます。太宰の「清貧譚」、初めて知りましたがこちらも私自身興味を持ちました。

お礼日時:2007/09/22 15:16

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