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古事記の日本武尊伝に、焼津で襲われて野原で火責めにあったのを、機転を利かせて「迎え火」をしたと書かれています。

「山月記」の作者のもうひとつ有名な作品「李陵」にも、匈奴に火責めされたのを迎え火しています。

解説には、「向こうからくる火の勢いを弱めるため」とありますが、これは本当に有効なのでしょうか?どうも非科学的に思えてならないのですが、古事記と山月記にあるものですから、真なのでしょうか?

A 回答 (7件)

こんにちは。



 戦術に詳しいわけではありませんが。。。

  人  草草草草草草草火       敵
 
 と言う状況で、

  人  火草草草草草草火       敵
  人   火草草草草火        敵
  人    火草草火         敵
  人     火火          敵
  人      火           敵

  となり、火が燃えた後は、燃えカスしか残らないため燃えるための燃料が無く、火の勢いが弱まると思います。

では。
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この回答へのお礼

図解ありがとうございました。ナツメ社にスカウトされますよ。
ですが「後か先か」の問題だけのような気がします。

お礼日時:2007/10/26 17:00

古事記も山月記も厳密に事実が書いてある訳ではありません。



が、こちら側からも火を放ってやることで途中に「燃えるものはみ
んな燃えちゃったエリア」が出来れば、敵の放った火はそこから先
には迫ってきません。山火事の延焼防止のために今でも普通に使わ
れている方法です。サンディエゴの消防士もヤッてました。
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この回答へのお礼

自分の質問内容にミスがありました。山月記ではなくリリョウにその記述がありありました。失礼しました。

先に焼いてしまうと後顧の憂いがなくなりますが、その代わりに今自分に近いところが焼けますが、それは大丈夫なのでしょうか?後か先かの問題のような気がしますね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/26 16:59

小さな火災なら有効でしょう。

類焼(失火元ではないが家が燃えること)避けるのには有効ですが、まだ燃えていない家を取り壊されてはその家の住人は納得できないかも。

江戸時代ならそういう判断権限は火消しにあったから商家にすればうちでなく左右のお隣り壊せと付け届けしたことでしょうね(^^)
山火事でも山1つで収まる程度なら有効かな? 
お墓がある山なら経験的によく火災起きるが(お供えの線香やろうそくから火事、くわえタバコも落雷もある) 若い人と近所の会社の人と消防車が総出で火を消しているのを見ても「じいさま」連中は「上まで燃えれば消える」と達観です。消防車来ても水が届かず、燃えるだけ燃えて鎮火する。
最近の都会人はお茶らけた飾り置いて放置(片づけしない)だから延焼の誘因(飛び火する)
いまなら街中には防火壁がわりの空き地(公園や池)、街路(幅のある道路)あります。

質問の迎え火は火が迫るのが1方向なら有効でしょう。逆の側からの空気で息が出来ます。何もないところには炎は来ないので熱さや窒息から免れる(煙が来れば肺壊しそうだが)
4方囲まれたらちょっと無理? 
延焼は隣りに燃えるだけでなく数100m先にも火の粉でしょう(カリフォルニアの場合は数km先でも火災)
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございました。
コントロールして焼くのが難しくありませんか?敵の放った火がこちらに来ているのなら向かい風なはず、自分が放った火も自分の方角に来そうです。

お礼日時:2007/10/26 17:44

延焼防止の基本テクニックとしての 迎え火



A地点から燃えている
B地点を燃やしたくない
というときに
C地点に延焼が進むようにD地点を燃やす。
これによってB地点が燃えないようにします。

D地点の火によって生じる突風によってA地点に風を送って(吸い込んで)C地点に風を送るという手法らしい。
かなりの技巧が必要らしい。焼き畑農業をしている農民や、山火事対策の世界では、当たり前の技法らしいです。

戦争においては
B地点が自陣ということになります。

機転を利かせて…と言われても、たぶん素人では失敗するようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
燃やしている地点に向かって突風が吹くのですか?上昇気流が起きるわけですし、そこに空気を供給するには周りからその地点に風が起こると考えていいのですか?D地点に火を放てばどう風がふくの?

お礼日時:2007/10/26 18:13

固形物の燃焼


迎え火は基本的には、草木という固形物の燃焼ですので、最初に固形物の燃焼とは何か?と明確にする必要があります。

固形物 + 熱 → 気化燃焼可能物の発生
気化燃焼可能物 + 酸素 → 一酸化炭素や二酸化炭素 と 熱
(これが起こっている場所を、燃焼面とか呼びます)

一般に燃焼において、重要なことは燃焼面への酸素の供給です。
バーベキューで炭を良く燃やすために、息を吹きかけます。息を吹きかけることによって燃焼している部分から熱が奪われますが、燃焼面からそこで発生した一酸化炭素や二酸化炭素が吹き飛ばされ、代わりに酸素が供給されるので良く燃えるようになります。

可燃物(この場合、枯れ草などでしょう)が吹き飛ばされない限り、実は火はほどほどの風を吹き込むと、その風に向かって延焼します。
※ 日本の大火の場合、(典型的には江戸時代の江戸の大火)とても強い北風によって、熱自体が南に伝達されるために南方に火が拡がります。この印象が強いために、火は風下だけに拡がるような理解をしてしまいます。まぁ風力の強度に寄るのですが。

山火事を押さえる具体的な手法は
http://jp.encarta.msn.com/encnet/refpages/RefArt …
のように、応急的に防火帯を作ることのようです。
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風が無いか弱い時枯れた草原の端に火をつけると、草の多い方に燃えて行き対流でその方向へ吹く風が起こります。

   敵はそれを知り火攻めを図ったのです。(敵は弱い風下だったかも知れません)
尊は剣(草薙の剣)で草を薙いで線状の空き地を作り敵の方向の草に火をつけたのです。    火は燃え広がり敵に向かう風が起こったのです。
李陵の場合は知りませんが、風向きが変わるのを知って、火をつけて難を逃れたこともあったでしょう。
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 普段、農作業で畑・田・山林の下草をよく焼きます。



 枯れ草が多い場合は、他に燃え移らないようにするため、風下の燃やす部分の境界を、こまめに焼いては消しながら、先に焼いておいて、風上側から一気に焼き上げます。

 昔は、焼畑や野焼きは、重要な百姓仕事でしたから、普段農民をしている兵は、野焼きの経験が何度もあるものと考えてよいと思います。

 風の強い時には、約30度くらいの角度で三角形に焼けながら、風下だけに向かって、どんどん広がりながら焼けますから、広大な野原で200メートルくらい向こうで火を掛けられても、すぐに自分の背後に火をつけ背後が燃えて焼け跡になるずつ後退すれば、幅100メートルくらいの安全地帯は十分に確保できると思います。(風が強い時、風下に広がる火の早さは想像以上に早く、前方に火が掛けられた時、すぐ背後に火をつける機転の速さがとても重要で必須です。)

 アメリカやカナダの森林火災消防士(スモークジャンパー:森林火災現場の周辺にヘリから降下=ジャンプするからのようです。)の基本訓練にもあるそうです。

 集英社文庫「終わりなき戦いの地」短編集:このうちの2編が森林火災消防士がテーマ。『ファイヤー』『爆発的炎上』
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31158616&i …
 
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