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冷たい水と熱いお湯、
消火する時によりよく火を消すのはどちらでしょうか。

小さな火ではあまり違いがないかもしれませんが、
大きな火災だと違いは出るのでしょうか。
理由もあわせて教えてください。

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A 回答 (5件)

火を消すには、


燃えているものを除去
温度を下げる
空気を遮断
大きく分けて3つの要素があります。
 温度を下げるという点では、冷たい水の方が有効かと思われますが、沸騰した湯で、100度、タバコの火が500度、建物火災では、鉄骨も曲がる1000度近くになることもあるようですから、多量の熱い湯を用意できるかどうか別として、かけてもすぐ水蒸気になってしまうと思われるのであまり差はないかもしれませんね。


余談
 最近は、燃焼物への浸透性が強いということで東京消防のタンク車には、界面活性剤(台所洗剤のようなもの)が含まれており、火災現場に泡が多く見られます。
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こんにちは。


ちょっと違った観点からお答えします。
大きい火災の場合は、水が流れやすいとその場所を覆う時間が少なくなり効果が落ちますね。
No1 さんのおっしゃってる薬はそういう目的で入れられています。

さて、水とお湯では粘性、表面張力などがまるで違い、お湯の方がはるかにさらさらなのです。
同じコップに水とお湯を注いで傾けて見ると簡単に実感できるでしょう。

ですので、水の方が理論的には効果がある事になります。
でも温まってしまえば同じですから、ほんの最初の数秒はって話しかな?
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この回答へのお礼

水とお湯で粘性に違いがある、
というのは初めて知りました。
勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/04/12 20:58

わざわざお湯を使う理由はわかりませんが、


理屈の上では水のほうが有利です
♯1さんの内容に付け加えるとすれば
消火に有効な手段の温度を下げる事に
貢献するわけで
水が蒸気になるまでに必要な
熱を火元から奪う事が出来るわけです
蒸気になる時も蒸発潜熱を必要とするので
これに関してはお湯、水ともに同じです
お湯と水の温度差と水量を掛け合わせた分が
有利に働きます
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どちらも変わりないでしょう。



ただ、極寒地ではノズル内の水が凍るのでお湯が適しているかもしれません。
コンビナート関係では冷却放水も同時に行うのでお湯を通したら可燃性液体が蒸発して危険です。

水蒸気であれば話は別です。水蒸気は火災分野に関しては不活性ガスの扱いですから、「水蒸気消火設備」というものも存在します。ボイラから配管で水蒸気を送り、部屋内に充満させて窒息消火させます。
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この回答へのお礼

水蒸気で窒息消火できるということは、
この点に関してだけ言えば、
お湯の方が早く水蒸気になるので、
かけたところ以外の火については、
水よりも早く弱めたり、消したり出来る、
ということになるのでしょうか。

もちろん一瞬のことですので、
ほとんど差がないことは承知の上なのですが。

お礼日時:2004/04/12 21:03

ちょっと冷却消火と窒息消火が混ざってきましたので分けて考えましょう。



冷却消火の場合、一定流量の水とお湯を一定熱量の火災に散布したと仮定して、20℃の水と90℃のお湯の蒸発潜熱から比較すると、お湯の方が約7.3%長い時間散布する必要があります。従って、理論的にはお湯の方が速く消せるとも言えません。これは、#3の方が指摘されるように火災規模と単位時間あたりの散布量を一定にして、どちらが速く熱を奪えるかを比較することによります。

次に、水蒸気が窒息消火させる場合を考えます。やかんに水とお湯をいれて同時に点火し、やかんの口からパイプを引いて箱の中のろうそくを消すことを考えると、当然お湯の方が先に沸騰するので先に消せます。しかし、やかんのお湯はろうそくの火が温めたものではありませんので、火災規模に関係なく単に消火設備の機能や能力の問題です。

また、一般(A)火災・油(B)火災・電気(C)火災によっても答えは違ってきます。当然、B火災やC火災ではお湯でも水でも消えません。B火災にお湯をかけると場合によっては火災を助長します。

火災の熱によって水蒸気を発生させ、その窒息効果を利用する場合、お湯を使うよりも水滴を小さくして熱交換しやすくした方が効果的です。この場合、実験的にはB火災も消火できる場合があります。ただ、窒息消火は火災が密閉空間で起きていることが前提ですから、野外の火災にはあまり効果ありません。
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