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その他有価証券の評価損益を資本直入することによって、クリーンサープラス関係が崩れるならば、損益計算書に評価損益を計上すればよいと思うのですが、
なぜ、損益計算書を通さずに、資本直入するのでしょうか?
その理由を教えてください。

A 回答 (3件)

その他有価証券は、そもそも売買を目的としているわけでもなく、支配を目的として保有しているものでもない中途半端なものです。



したがって、売買を目的としていないその他有価証券の評価益は、収益が実現しているとは言えないので、損益計算書に計上するわけにはいかない。
しかし、資産価値自体は増えているので、損益計算書を介さずに、そのまま純資産を増加させる方法が取られます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
損益計算書には正常な?実現した成績結果をのせることが求められるのですね。
それに対して貸借対照表は、ありのままを載せる必要がある。

貸借対照表に比べ損益計算書は作為性が強いのですね・・・

お礼日時:2008/02/11 16:01

金融商品に関する会計基準第77項~79項に


PLを通さない理由が記載されています。

kinomanさんの仰る通り、その他有価証券は、
すぐ売る事が出来る訳ではない(実現していない)ので
収益とするのは適切ではないけども
資産としては、時価等により上昇している場合には、
資産負債アプローチからは、これをBS上に計上する必要が有ります。

資産負債アプローチと収益費用アプローチの考えが混在している以上
は、純資産はダーティーサープラスとならざるをえません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
お二人の意見とてもわかりやすく、サープラス関係について聞かれても簡単に例をとって説明できます。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/11 16:06

損益計算書になんでもかんでも収益を計上できない(実現主義が採られる)理由は、株主への配当があるためです。



配当は損益計算書の当期純利益をもとに行われれます。したがって当期純利益がたくさん出たとすると、当然株主は配当をたくさん要求します。

しかし、もしその利益がその他有価証券の評価益ばかりだったとしたらどうでしょう?
その他有価証券は売って儲けるために持っているものではありません。儲かっているからといって、今すぐに売り払えるようなものではないのです。

したがって、会社は利益が出ているけど配当をするお金がない状況になります。このような状況で無理矢理に配当してしまうと、会社の体力を弱めてしまう結果になりますね。

ですから損益計算書での収益は、すぐに換金できる裏付けがあるものだけを計上する必要があるのです。

その他有価証券の場合、売買を目的としていませんので、その評価益はすぐに換金できる保証はありません。だから損益計算書では収益には計上できないのです。
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この回答へのお礼

kinomanさん重ねてご回答ありがとうございます!!

収益には裏づけがいる・・・ふむ、っとこれで納得していましたが、株主さんに配当払う原資になるから裏づけがいるのですね・・・

ありがとうございました!! 

お礼日時:2008/02/25 12:16

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