この人頭いいなと思ったエピソード

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3525334.html
「神」を複数形にすると普遍性を帯びさせることができるそうですが、なぜでしょうか?言語より哲学の問題かなと思いこちらで質問します。

A 回答 (3件)

「神」を複数形にすると普遍性(全てを貫き通す)を帯びさせることがどうしてできるのか に答えることはできませんが、、



まず、エルという意味は「主」(主人)という意味です。
日本の聖書ではエルという文字を「神」と訳していますが、、、、

エル(エール、イル)はウガリッド神話にも登場します。
神の名前をみだりに唱えることは禁止されていたので、かわりにそれをエル(主という意味)と呼んでいた。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC% …

<ウガリット神話では、最高神イルはアーシラトやアスタルトの夫であらゆる神々の父と呼ばれ、最高神にして創造神である。>

じゃあ やっぱり名前じゃあないか、、、と思えるのですが、、、、
最高神の名はみだりにとなえてはならないが、他は良かったのかな?
異教の文書だと最高神以外の名前が出てくるが、最高神の名前は出てこない。
名前が不明なんですね。

ちなみにフェニキアではアシュラの夫がエル。


エロヒムって名前か?
いえ、エルの複数形がエロヒム。
天地創造の時、「エロヒムが」と書かれている。
聖書によってはその言葉を「神々が」と訳しているので、神が複数いることになってしまう ってなったんですね。

エル(エール)はどこからきたのか。
天使の名前がつけられる時、最初はエルってのがついていないのに、後にバブリーエル、ミカーエル、イスラーエルとエルがついていくんですね。

ある人によると エルを天空とユダヤ人はしており、エロヒムとなると<天空より下りてきた人>という意味になるとか。

いよいよわからないですね。
もうちょっともぐってみました。
確かエローアはエルの女性形の単数形か複数形だったと思うんですね。

http://72.14.235.104/search?q=cache:HM-WGc8uUYoJ …

あった。

エルの場合。
<つまり、エルでは、イスラエルの民が神の業を体験し、修飾語句を介してその属性を表現した用法が多い。「神が何をしたのか」を表現するのではなく、「神がなされたこと」を体験した人間に与えられた神の属性である。それゆえ、限定的用法が多いのである。>

エロヒムの場合。
<エロヒムは文法上エローアの複数形である。エローアは、61回用いられている。*10この複数形は、複数の神々、多神教を意味するものではなく、「神というものは、多数の力をもっていると考えたセム人共通の神概念の名残であろう」といわれている。>


比較。
<エルの用法では、表現上は、神は人間にはほど遠く、万物を創造し、自然を支配する全能者として捉えられていたが、エロヒムでは、徐々に神の霊的・人格的な側面、あるいは人間に「語りかける神」としての側面が啓示されてきたといえる。>

あれ? エロヒムが天地創造をしたって書かれていたような。。。。


さらに調べていくと、エロヒムはエローアの複数形だって。

ユダヤ人の伝承に、エルはその妻シェキナと天空を治めていたが、ユダヤ戦争で聖所をローマ人に汚されたとき、シェキナだけ地上に降りていき、それ以降 エルは一人で天空を治めることになり、今もシェキナを探している と。

そういうことを考えると、両性具有、陰陽を思わせるんですね。
この世は陰と陽で成り立っているとすれば、このバランスが壊れると災いが起こる。
神の陰陽というものが壊れると、世の中のバランスも乱れる。
天で起こることは地でも起こるというのがユダヤ人の思想の一つ。
(キリスト教ではこの訳を間違えたようで、天で起こることが地上でも行われますように。ってしてしまったようですが)


各地の神話の神を見ると、だいたい原型は両性具有で、そのうち 兄と妹に分かれ、結婚をして子孫を増やしていき、、ってなっていっている。
コインの表と裏のようで、表と裏とあるから2かというとコインは1ですよね。

属性をいっぱいつけると複数にみえる。
○○なる神、△三角なる神、、、ってなるので、文法上複数にするのかも。
    • good
    • 0

参照URLの質問を読んでみて



「神」を複数形にすると普遍性を帯びさせることができる

という回答だとは思えませんが・・・。逆に「神の中の神、根源で唯一の神であるイスラエルのアブラハム神こそ普遍性を持つ」という説明をしている回答だと思えます。

なお、付け加えると、

1)神とされる方たちは、複数いる。ただしトップになるのは唯一(根源)の神。
2)それぞれの民族・国には「民族神」がいる。(日本では他にも、犬神とか竜神なども)
3)人情として、自分の属する民族の神が「トップの神」だと思いたい。

--->イスラエルの民族神こそ、唯一の神、根源の神。だから、どの国に対しても普遍性を持つ神である(とユダヤ人は考える)。という理論だと思います。また、民族どうしの利害対立は、民族神どうしの利害対立にもなるわけで、ある意味、戦争は(民族)神が率先している面もあるかもしれませんね。唯一の神が残りの神々を押さえ込まない限りは、世界平和の実現は無理かな?
    • good
    • 0

普遍性を持たせるためには、神は単数でなければ意味ないでしょう。


パウロもそう言っています。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す