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メタファーという言葉はいったいどういう意味なんですか?

A 回答 (3件)

もう既に回答されていらっしゃるので蛇足になりますがご容赦の程を。



『木から落ちた神様』 茂木和行著をお読みになればわかりやすく解説してあります。修辞学の中の「比喩」の一つです。その中で隠喩、換喩、直喩などがあります。

隠喩:鯛焼きです。鯛とは何の関係もありませんが形が似ているというだけの話です。
直喩:たこ焼きです。たこが入っていないと決してたこ焼きとは言いません。たとえそれがたこの足の吸盤一つであっても。
換喩:やきとりの鳥です。黙って鳥といえば鶏を意味します。ツグミを食べたければ「鳥」と言わずに「ツグミ」といわなければなりませんね。

要するに、言葉がそのものの本質を表しているのか、(似ているだけで)本質とは関係なく言葉を使うかという言語哲学上の問題となっています。現在の論理学では、名前をあるものに与えたらその言葉はそのものの本質を表す、或いは大前提として周知の事実としているかです。ですからクオーク等一定の時間に、一定の場所に、一定の確率で存在すると言うややこしいものも、クオークと名前を付け、そのように言ったら皆納得すると言うことになります。

名前が本質を表さないと考えているのがユダヤ民族で、本当の言葉は神から貰った十戒の石版をモーセが叩き割ってしまったため、ちりじりになって今でも天を支えているとのことです。今存在する言葉はモーセが書き直したものなので、神から授かった本当の言葉ではないとしていると。
このような方々には隠喩は通じないでしょうね。

私も困った事があり、茂木和行の『木から落ちた神様』を読んであ~そーかと思った事がありました。長々と駄文にて。無視していただいて結構です。
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これは英語の問題。


-icalが語尾につくと、「~的な」という意味になる。
magic が魔法、magical は「魔法のような」、Magical Mystery Tourというと「魔法のように不思議な旅」、まじかよ~の語源はこのmagical(これは嘘)。

だからmetaphorical となると「隠喩的な」ってことです。
「メタフォリカルな」っていうと、「な」がダブっちゃってほんとはおかしいんだけどね。
だけど、この言葉をカタカナで使われてるような文脈を考えてみると、そうだな
「ここでの“リンゴ”はメタフォリカルな意味で使われている」という文章があるとするでしょ、そういうときは、ここで「リンゴ」そのものを言ってるんじゃなくって、リンゴという言葉が引き起こすみずみずしさとか甘酸っぱさみたいなものを言おうとしている、ということが言いたいわけ。

つまり、その言葉そのものではなく、その言葉が引き起こすイメージを指している、ということを、ちょっと気取って言いたいときに「メタフォリカルな」と言うわけですね。

だいたいよろしゅうございますか。
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この回答へのお礼

なるほどよくわかりました。ありがとうございました

お礼日時:2007/11/30 23:52

メタファーとは日本語でいう「隠喩」、比喩の一種ですが、「~のようだ」とつかないものを指します。



佐藤信夫は『レトリック感覚』(講談社学術文庫)のなかで簡潔にこう言っています。

「あるものごとの名称をそれと似ている別のものごとをあらわすために流用する表現法が、《隠喩》――メタフォール(メタファー)である」

そうして『ロミオとジュリエット』から、こんな例を出しています。

「行こうではないか、そしてとらわれぬ目で、
 くらべて見るがいい、彼女の顔を、俺がおしえてやる別の娘(こ)の顔とな、
 思い知らせてやろう、君の白鳥がただの烏(からす)だったと。」

ここでのメタファーは「君の白鳥がただの烏だったと」という部分です。ロミオはロザラインという娘に片思いしている。それに対して友だちがいうせりふです。君はロザラインのことを優美な「白鳥のようだ」と考えているかもしれないが、それは女を知らないからで、女のなかでは白鳥どころか「烏みたい」なものだ、と言う。だからもっと広い世間を見ろ、キャピュレット家の宴会に行こうぜ、と誘っている。事実、そこで彼はジュリエットに会うんですが。

そんなふうに、「白鳥のようだ」「烏みたいだ」というのが直喩であるのに対し、隠喩は「白鳥」「烏」と「~のようだ」「~みたいだ」抜きに表現したものです。

さらに、それだけではありません。
・ロザリンドは、カラスのように色は黒いし、さえない女の子だよ。
と、直喩の場合には、直接にカラスそのものの姿が浮かんでくるわけではない。「鳥の種類で言えばカラスみたいなもんさ」という対比関係として利用されているにすぎません。

ところが、
・ロザリンドはカラスだよ。
というと、カラスのイメージが浮かんでくる。黒い、不格好な鳥。
直前に「白鳥」が出ています。いっそう、黒々と、下品なその姿。

つまり、隠喩というのは「XがYである」ということによって、聞き手の頭に「Y」という言葉の持つイメージを喚起させる。そうすることによって、聞き手はXそのものを、よりくっきりとした豊かなイメージで思い描くことができるようになる。あるいはそれまで気がつかないでいた類似性に気がついたりもするのです。

そういう働きを持つのが「メタファー」(の説明のほんの一部分)です。

この回答への補足

長々と分かりやすい回答ありがとうございます。そこでまた質問ですが、メタフォリカルとはどういう意味ですか?

補足日時:2007/11/29 19:02
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