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最近「○○させて頂く」という言葉遣いをよく耳にしまして、凄く気になるので気をつけてはいるのですが…

例えば会社などで、「資料作らせて頂きました」とか、「私が担当させて頂きました」などははっきりとおかしな使い方なのだと分かります。

又逆に「フリーペーパーを(お店に)置いて頂く」ですとか、「お客様にお召し上がり頂く」などの使い方は間違ってないのだと判断しています(あってますか??)。

ただ、この間「出来上がった写真を見せて頂く」のような表現を耳にしまして、この使い方は正しいのだろうかと思い、質問しました。
『拝見した』『お見せ頂いた』など別の言い方も考えられると思うのですが、「見せて(或いは見させて)頂く」自体はどうなのか。どなたかご教授お願い致します。

A 回答 (5件)

コールセンターの管理に従事していた関係で、敬語の使い方については気になります。

私の思うことをコメントさせていただきますので、正しいか否かは分かりません。

先ず、「資料作らせて頂きました」、「私が担当させて頂きました」については、質問者様は正しい使い方はどのようにお考えですか?(参考にさせて頂きたいので。←このように使ってしまうのです^^;)

恐らく二重敬語になっているのでは?とお考えなのでしょうか?
敬語は基本的に「動詞+れる(られる)」や、「動詞+~せて(させて)いただく」となっているので、「作る+られる」と「頂く」が重なっているため二重敬語と判断できると思います。
なので私が校正するのであれば「資料を作成致しました」が無難だと考えます。故に後者も「担当『させて』『頂く』」が二重敬語と判断し、「私が担当致しました」となるかと思います。

ですが、既に回答されている方のコメントにもありましたが、日本文化の相手の関係性から自身を「へりくだる」表現として、二重敬語は当たり前のように使われていることも事実です。「日本語」としては正しくなくとも、慣例化されている例と言えるのではないかと思います。

明らかに間違いと言えるかどうかは「尊敬語と謙譲語を誤って使用する」ことではないでしょうか?ですので、この例では二重敬語ではありますが、明らかに間違いか?と言えば・・・日常生活の上では、そうとも言い切れない気がします。(日本語としては正しくありませんが。)

では次ですが厳密には前後の文にも関わってくるかと思うのです。(それは最初の文もそうなのですが)

敬語には正しく分類すると3種類ありますよね?
尊敬語、謙譲語、丁寧語。なので、会話している相手との関係性や、文章全体として成立しているか否かなどの判断が必要になると考えます。

「フリーペーパーを(お店に)置いて頂く」
↑の場合、関係性は相手が上、自分が下とハッキリしたものがあるので、使う言葉は尊敬語+謙譲語になります。「お店に置く」という行為はお店側に対して尊敬語として表現すべきだと私は考えるのですが、そうなると「置かせていただく(=動詞+~せて(させて)いただく)」が正しいのではないかと思います。

「お客様にお召し上がり頂く」
↑これは文章として抜粋の形式で「~頂く」の後にどのような文章が続く前提なのかによって回答が違う気がします。

誰かにお客様へ「このお菓子をお客様に食べてもらって」と依頼(命令)するような想定では、「お客様にお出ししていただけますか?(依頼系の丁寧語)」という表現が適切のように思います。
恐らく、お客様の前で「お客様」とは言いませんので、お客様に食べていただく「前提」か「報告」になるのかと想定するのですが、「報告」の場合は「お客様『に』」という「てにをは」の部分で違和感が生じるので、「報告」では「お客様『は』お召し上がりになりました」でよいように思います。

さて、前置きが既に長くなっておりますが、本題の「出来上がった写真を見せて頂く」も、会話の相手や会話の流れで異なるように思います。
正しいか正しくないかだけで言えば、「動詞+~せて(させて)いただく」の文章で構成されているので正しいと言えます。

ここで「拝見」という動詞を変形させた尊敬語が登場するわけですが、「見せていただく」を「拝見」という言葉に変化させる場合には、より丁寧な尊敬語を使っているという認識かと思うのです。

分かりやすい例で申し上げますと、「~です。~ます。」という「ですます調」という言い切り方がありますが、これは丁寧語です。なので敬語となるわけですが、より丁寧に表現するのであれば「ございます」という言葉に変化します。

「見せてもらう」という行為を第一段階で丁寧にするなら「見せていただく」。もう一段階アップするのであれば「拝見する」となると思うのです。

「出来上がった写真を見せて頂く」も文章として言い切ってない(終わっていない)ので、前後の流れでの変化が予想されますが、いくつか例を挙げてみます。

<許可を取る>
Lv1:「~見せて頂いても宜しいでしょうか?」
Lv2:「~拝見しても宜しいでしょうか?」←ここで「拝見『させて』を使用するのは明らかに二重敬語です。

<事後報告>
Lv1:「~見せていただきました」
Lv2:「~拝見致しました」←するの丁寧語は「致す」です。

仕事柄、日本語を正しく使う勉強をしているものの、正しいか正しくないかということだけでなく、慣例化されている言葉は沢山あることも学びました。

よく「とんでもございません」と耳にしたり、お使いになる場合もあるかと思いますが、これは日本語としては全く正しい言葉ではありません。正しくは「とんでもないことでございます」となります。ですが、そのようにおっしゃっている方は・・・私はお会いしたことはありません。

日本語はとても美しい言葉だと思っているので、私ももっと勉強して正しく綺麗な日本語を話せるよう努力したいと思っております。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答、ありがとうございました。

>先ず、「資料作らせて頂きました」、「私が担当させて頂きました」
>については、質問者様は正しい使い方はどのようにお考えですか?
>(参考にさせて頂きたいので。←このように使ってしまうのです^
>^;)
私もこういった場合には「資料を作成致しました」、「私が担当致しました」といった使い方をするよう心がけていました。「する」の謙譲語は「致す」だと中学で習った記憶がありましたので(^^;

しかし日本語として正しいか正しくないかだけでなく、慣例化の問題もあるのですね。確かに会話する度に細かい文法事項と照らし合わせる訳にはいきませんもんね。

他の国の言葉は分かりませんが、私も日本語には特有の美しさがあると思います。自分の国の言葉ですし、もっと勉強しようと思いました。

お礼日時:2007/11/28 20:08

人によって感覚が違うのは、やむをえませんが、わたしは「させていただく」は上等な日本語とは思いません。



敬語をはじめとして、身体語・差別語・その他のタブー語の回避語などは、時とともに「摩滅」や「進化」をします。例えば「見せていただく」は十分な敬語ですが「見させていただく」が出現すると、相対的に地位を下げられます。これが「過剰敬語」が世にはばかるメカニズムです。

やたらに新語に飛びついて、日本語をどんどん変えるのがよいか、それとも、やや保守主義を保つか、民族全体の教養の問題でしょうね。
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どの「させていただく」も私にはそれほど不自然には感じられないのですが、どのような状況で使われているかによると思います。



「敬語の指針」平成19年2月2日 文化審議会答申
には「させていただく」が使われる条件として次の 2点を挙げています。この条件のもとで使われている限り問題ないといえます。

ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合

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6 「させていただく」の使い方の問題
【18】「させていただく」を余り使わない方が良いと聞いたが,実際には,見聞きすることが多い。また,自分でも「それでは,発表させていただきます。」などと言ってしまうが,どう考えれば良いのだろうか。

【解説1】「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は,基本的には,自分側が行うことを,ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる。したがって,ア),イ)の条件をどの程度満たすかによって,「発表させていただく」など,「…(さ)せていただく」を用いた表現には,適切な場合と,余り適切だとは言えない場合とがある。
【解説2】次の(1)~(5)の例では,適切だと感じられる程度(許容度)が異なる。
(1)相手が所有している本をコピーするため,許可を求めるときの表現「コピーを取らせていただけますか。」
(2)研究発表会などにおける冒頭の表現
「それでは,発表させていただきます。」
(3)店の休業を張り紙などで告知するときの表現
「本日,休業させていただきます。」
(4)結婚式における祝辞の表現
「私は,新郎と3年間同じクラスで勉強させていただいた者です。」
(5)自己紹介の表現
「私は,○○高校を卒業させていただきました。」

上記の例(1)の場合は,ア),イ)の条件を満たしていると考えられるため,基本的な用法に合致していると判断できる。(2)の例も同様だが,ア)の条件がない場合には,やや冗長な言い方になるため,「発表いたします。」の方が簡潔に感じられるようである。(3)の例は,条件を満たしていると判断すれば適切だが,(2)と同様に,ア)の条件がない場合には「休業いたします。」の方が良いと言えるだろう。(4)の例は,ア)とイ)の両方の条件を満たしていないと感じる場合には,不適切だと判断される。(5)の例も,同様である。ただし,(4)については,結婚式が新郎や新婦を最大限に立てるべき場面であることを考え合わせれば許容されるという考え方もあり得る。(5)については,「私は,卒業するのが困難だったところ,先生方の格別な御配慮によって何とか卒業させていただきました。ありがとうございました。」などという文脈であれば,必ずしも不適切だとは言えなくなる。

なお,ア),イ)の条件を実際には満たしていなくても,満たしているかのように見立てて使う用法があり,それが「…(さ)せていただく」の使用域を広げている。上記の(2)~(5)についても,このような用法の具体例としてとらえることもできる。その見立てをどの程度自然なものとして受け入れるかということが,その個人にとっての「…(さ)せていただく」に対する「許容度」を決めているのだと考えられる。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin. …
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普段無意識に使っている言葉でも、改まって「それって何か変じゃない?」と指摘されるとギクっ!とする場合がありますね。

まあ、一々文法に照らしながら会話するわけではないので、致し方ないのかと‥(笑)
で、調べてみました ( ^^

「見せていただく」
「動詞連用形+て(で)+いただく」で、「‥てもらう」の丁寧表現になると辞書に書かれていますので、これは正しいと思います。

それと「作らせて頂く」、「担当させて頂く」についても、自分の動作について相手に許しを求める形の謙譲表現として同様に辞書に記載がありますので、誤りではないでしょう。
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「資料作らせて頂きました」とか、「私が担当させて頂きました」


もお得意様にいう場合に使うシーンあります.

お客様にお召し上がり頂く → お客様の召し上がって頂く,かな.

見せて頂く → 見させて頂く
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