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中国から商品を輸入して国内で販売をしている会社です。先日上司から、商品を輸入した時点で資産に計上してほしいといわれました。理由は、金融機関に試算表を提示した際赤字では印象がよくないので、棚卸資産を増やして利益がでるようにしたいのでしょう。毎月、正確な利益を確定したい場合、上司の言うような方法でいいのでしょうか?こんな方法で期中に利益が出た(赤字減少)ようになっていても決算時には結局赤字だとおもうのですが。毎月の正確な利益の出し方と、上司の言っている方法が問題がないのか教えてください。

A 回答 (5件)

そういう経理をしている会社もあります。

いわゆる出荷原価による原価認識をしている会社です。これは仕入勘定を使わず、入庫時に棚卸資産に計上し、出荷時に売上原価を計上する方法で、全在庫の入庫・出庫の状況を常時管理する必要があります。
ほとんどの会社では、仕入と期首・期末の棚卸残高に基づく三分法によって原価計算をしていると思います。入庫時に棚卸資産に計上するということは「仕入を計上しない」ということになると思いますが、御社ではそれで売上原価をどのように認識しようとしているのでしょうか。
なお、出荷原価でも三分法でも原価はあくまで売上に対応して認識しますので、どちらを採用しても、理論上、利益も純資産高も同じです。

この回答への補足

早速のご回答有難うございます。私も三分法による原価計算でも、出荷原価でも結局は同じだと思うのですが。当社の代表者が中国から輸入した在庫は常時把握しているらしく、毎月経理の方で提出する試算表の数字と、代表者が考えている数字とはかけ離れているというのです。私は経理経験が少なく、出荷原価での売上原価の認識方法がわかりません。どのような手順で処理していくのがいいのでしょうか。

補足日時:2007/12/04 21:43
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この回答へのお礼

早速のご回答有難うございます。私も三分法による原価計算でも、出荷原価でも結局は同じだと思うのですが。当社の代表者が中国から輸入した在庫は常時把握しているらしく、毎月経理の方で提出する試算表の数字と、代表者が考えている数字とはかけ離れているというのです。私は経理経験が少なく、出荷原価での売上原価の認識方法がわかりません。どのような手順で処理していくのがいいのでしょうか.

お礼日時:2007/12/04 22:05

出荷原価法についてはkitchanさんのご回答に詳しいので、私は三分法にのみに絞れば、いくつかのやり方が考えられます。



そもそも月次決算は、管理会計の一種ないしその要素の強いものですから、会社ごとの独自の方法で構いません。
そのため、お書きの「期首商品棚卸高/商品・・金額」「商品/期末商品棚卸高・・金額」という方法でも問題ありません。もっとも、この方法には、「期首商品棚卸高」の額が通期で逓増する欠点があることも、念頭に置かれたほうが良いでしょう。
その他には、「期首~」は決算開始月のみで使用し、以降は「期末~」を洗い替える方法、月次決算用の勘定科目を用意する方法なども考えられるものの、これらはいずれもそれぞれに欠点を抱えており、一長一短です(例えば「期末~」を洗い替える方法は、各月の「期首~」計上額に決算開始月の数値を残したままになります)。

季節商品や、ドンと仕入れてちびちび売れていく商品が多い場合などであれば、期中での棚卸調整前帳簿残高と実地棚卸高とが大きく乖離することもあり得るでしょうね。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりすみません。仕入時:仕入/買掛金で処理し、月末に在庫確認後、期首商品棚卸高/商品 商品/期末商品棚卸高で仕訳をするように上司に言われました。

お礼日時:2007/12/12 23:03

>毎月経理の方で提出する試算表の数字と、代表者が考えている数字とはかけ離れているというのです。


No.3の方がおっしゃるとおり、月次なり週次なりで棚卸高を最新のものにしなければ実在庫とは乖離していくでしょう。
しかし、決算の数字は実地棚卸によって確認した数値なんでしょうから、その後も出庫もあれば入庫もあるはずで、総額としては決算の残高とその後のある時点の残高とが大きく異なるとは思えません。帳簿に載っていない社長の隠し在庫があるのでは?

>出荷原価での売上原価の認識方法がわかりません。
これは理論的にはとても簡単です。出荷した商品の棚卸金額を売上原価に振り替えるだけです。

入庫時(単価10円×10個仕入)
棚卸資産 100円/買掛金 100円

出荷時(単価15円×5個売上)
売掛金  75円/売上   75円
売上原価 50円/棚卸資産 50円

で、売買差益25円となります。売上と売上原価が同時に発生するので、会計理論上の費用収益対応の原則どおりであり、三分法のような「期末にならなければ正確な原価がわからない」ものと違って、まさに理想的な計上方法です。
ただし、これが難しいのは出荷した商品の棚卸金額をその都度把握することで、アイテムが数種類しかないのであれば商品台帳を使うことでなんとかなると思いますが、何十とあるなら、商品コードなどによる専用の管理システムを開発しなければまず無理でしょう。
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この回答へのお礼

有難うございます。非常によくわかりました。当社はアイテムの数が多いので、上司に説明して検討したいと思います。

お礼日時:2007/12/05 06:37

月次決算の処理方法の問題に帰結しそうです。



何をもって「正確な利益」とするのかの問題、上司の方の有するデータがいかなるものか(実棚卸高のデータなのかそれ以外のものなのか)の問題もありますが、仮に、一般に公正妥当と認められる会計基準に従った場合の利益が「正確な利益」であり、上司の方の有するデータが実棚卸高かそれに近いものだとすれば、次のようになりましょう。

まず、もしも月次決算の決算整理仕訳で棚卸資産に関する調整仕訳を計上していないのであれば、必然的に上司の方の有するデータとの差異が生じます。おそらくは、月次レベルでの決算整理手続をおこなっていないか、少なくとも棚卸資産に関する調整をおこなっていないのではないでしょうか。この場合には、出荷原価法との差異も当然に生じます。

この点、月次決算整理での調整をおこなうか、または上司の方ご提案の方法をおこなえば、上司の方の有するデータ(ないし実棚卸高)と試算表上の棚卸高とを一致させることが出来るか、または近づけることが出来ます。どこまで近づけるのか、あるいは一致させることが出来るのかについては、棚卸減耗損等を月次レベルで認識するかどうかなどにより、変わって参ります。

こうすれば、「正確な利益」も算出できることになりましょう。
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この回答へのお礼

有難うございます。今迄棚卸資産に関する仕訳は、決算の時だけでした。月次で棚卸資産の仕訳をしなければならないのですね。それは、期首商品棚卸高/商品・・金額 
商品/期末商品棚卸高・・金額
と毎月仕訳をしていけば上司のいう数字に近づくということでしょうか。すみません、ご回答お願いします。

お礼日時:2007/12/05 00:04

棚卸資産を増やしても利益は変わらないと会計オンチの上司に言ってあげてください。

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