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 子どもの頃、士農工商の身分秩序(士⇒農⇒工⇒商)を教えられたのですが、どうも最近の記述などを読んだりすると、「士と農工商で農工商間に上下はなかった」というのが定説のようなのですが…。

1 これを初めに言い始めた方は誰なのでしょうか?
2 またいつ頃から分かり始めたことなのでしょうか?
3 士農工商の身分階層についての書籍を探しています。農工商間に身分差がなかったことなどについて。できれば論文ではなく、趣味レベルで読めるような安易な書籍がいいのですが、ご存知の方がおられましたら教えてください。

A 回答 (2件)

誰がはじめに言いだしたか、いつ頃から判ったのかについては知らないので答えられませんが、「将軍と側用人の政治」(講談社現代新書、大石慎三郎 著)「身分差別社会の真実」(講談社現代新書1258、斎藤洋一+大石慎三郎 著)あたりの「新書江戸時代」のシリーズで、私ははじめてその種の説を学びました。



あと、網野義彦さんの著作の中にも、たとえば江戸期以前の「百姓」というのはかならずしも農民のことではない、というような記述があります。
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この回答へのお礼

とてもいい本を教えていただきありがとうございました。
さっそく注文しました。

お礼日時:2007/12/17 16:22

まず江戸時代は士農工商の身分制度でがんじがらめで自由がなかったなどいとうのは明治になって四民平等といいながらなにもよくならなかった反動を恐れた明治政府が歪曲して言い出したことです。


もともと、農工商の間は流動的で、農民の次三男が商家に奉公に出て商人になったり、職人になったりすることはあたりまえでしたし、身分的には百姓として把握されているものが、農閑期には商業にたずさわることや、商業が本業などということはたくさんありました。
また、士についても大名や上級武士はともかく、武家奉公人は本来農民や町人身分のものが雇用されるものが多く、農工商との流動性がありました。
また江戸時代も下ると御家人株などはカネで売買されていましたので、裕福な農民や町人が株をかって武士になるというのもざらにありました。
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この回答へのお礼

身分制度の区分自体がはっきりと分かれていたわけではなかったのかもしれませんね。知らず知らずのうちに刷り込まれてくるイメージというか固定観念というか、そういうものの凄さを感じます。お答えありがとうございました。

お礼日時:2007/12/17 16:22

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