こんにちは。いつもお世話になっています。
私は今、大学4年生で卒業論文を書いています。ほとんどの分析は終わり、文章を書きはじめているのですが、1点わからない事があり質問しました。
分散分析を行って有意差が認められたので、多重比較(テューキー法)を行ったのですが、有意差が認められるものが1つもありませんでした。
テキストを見ると、「保留にしておく」とだけあって、どうすればいいのかわかりません。
担当の先生も「う~ん」って感じで…。他の卒論をやっている友人に聞くと、分散分析の後、t検定を行っていたり、分散分析以外行わなかったりと様々です。
この場合どうする事が良いのでしょうか?
実験は質問紙調査で、いくつかのグループの意識の平均値の差があるかどうかを調べています。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
> 担当の先生も「う~ん」って感じで…。
それは困りますね。
多重比較を行ってみると群同士の差が認められないということはよくありますよ。例えば、{A, B, C}の3群について主効果が認められたけど{A, B}や{A, C}では差が認められなかったということでしょう?
これは全体としてはそういう傾向が認められるけど(例えばA < B < Cといったように)、個々を対比較するとそれほど差があるわけでもないということです(AとBとではそんなに差がない)。
> 他の卒論をやっている友人に聞くと、分散分析の後、t検定を行っていたり、
これは典型的な間違いです。もし時間に余裕があるようなら教えてあげると良いかもしれませんが、担当教官がそれを知らなければやり過ごせるかも(^_^;)
> 分散分析以外行わなかったり
本来的には多重比較を行わなくても良いかもしれないのに、論文の査読者から「多重比較を行いなさい」的なコメントがある場合はしなければなりませんが、原則としては分析者自身が決めることですから、場合によっては分散分析だけでも良いこともあります(むしろそういう場合も多い)。
> この場合どうする事が良いのでしょうか?
まず分散分析を行って主効果が認められたので、つづいて多重比較を行ったがそれでは差が認められなかった、ということを述べた後でそれについての見解を述べればよいでしょう。方法としては誤りではありませんよ。
ちなみに、どのように解釈すればよいかというのは統計学が解決できることではなくて、分析者自身の手に委ねられることです。
回答ありがとうございます!
群同士の差が認められない事ってよくあるんですね。知りませんでした。解釈は分析者自身の手に委ねられているんですね…頑張りたいと思います!!
No.2
- 回答日時:
だいたいのことは1の方が詳しく説明してくれています。
統計ソフトでできる多重比較はテューキーだけではありませんよね?
分散の等質性が保障されていなかったり、データのサイズによって、適した多重比較というものは変わってきます。
だいたいはテューキーでいいのですが、別の多重比較のほうがよい、ということがたまにあるのです。
どの多重比較がよいかは、質問者様のデータをみていない(+私もまだ学生なのであまり詳しくない)のですが、私がテューキーで有意にならず、統計に詳しい先生にデータを見せて質問したときは、「○○の多重比較がいい」とアドバイスをいただきました。
ゼミ外の先生で統計の詳しい先生は、大学内にいませんか?
きちんとメールでアポをとれば、質問をしにいくのはまったく失礼ではないと思いますよ(私は直接いっちゃいましたが)。
回答ありがとうございました。遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
統計に詳しい先生と話をする事は出来なかったのですが、無事に卒論を終える事が出来ました。ありがとうございました。
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