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純アルミニウムの粗大結晶はどの様にして作られているのでしょうか?
素人にわかりやすく教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします.

A 回答 (3件)

単結晶ではなく、粗大な結晶粒を持ったアルミニウムを作成したいのならば、


約アルミニウムの再結晶温度以上(400℃位かな)で、長時間熱処理をして
やれば、再結晶を起こして粗大化していくと思います。ちなみに、単結晶作
成時に用いられる「種結晶」はこのように、極めて粗大化した粒を切り出して
作成します。
ちなみに前出のFZ(Floating Zone-Melting)は、半導体の作成時か、純度の高い単結晶を、実験で作成するのに用いられ、非常に高価なシロモノです。
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確か、アルミニウム程度の融点の金属の単結晶を作るにはゾーンメルティング法が使われます。

これは細長い石英や白金の器にアルミニウム金属を入れ、不活性ガス中で局部的に交流電流による誘導加熱を行って溶かし、誘導コイルをゆっくり移動させる事で融解部分を少し移動し、凝固面がゆっくり固まって単結晶になることで金属全体を単結晶にするというものです。
また、石英などの器を使わず、アルミの棒を縦に置いて同じように不活性ガス中で誘導加熱して溶かし、表面張力で保持する方法もあり、フローティングゾーン法とよばれ、超が付く位の純度の単結晶作成に用いられます。

それから、単結晶でなくてもいいなら、溶けた金属を不活性ガス中で非常にゆっくり冷やすことで粗大結晶の析出した金属が得られます。
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直接的な回答ではありませんが、以下のサイトは参考になりますでしょうか?


1.http://www.t.u-tokyo.ac.jp/research/97/content/l …
(合金の再結晶集合組織の形成機構)
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アルミニウム技術便覧  軽金属協会アルミニウム技術便覧編集委員会∥編
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ご参考まで。
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