最速怪談選手権

家を新築するにあたり、道路面から庭へ車椅子用にコンクリートのスロープを付けたいと思っています。
ただ、敷地がかなりの高低差(約1.6m)があるため、どうしても急勾配にならざるをえません。
そこで、教えていただきたいのですが、以下のような条件の時、実用的には
スロープの勾配は何度くらいまで大丈夫でしょうか?
もし、実用的な勾配にできないようであれば、別の手段を考えようと思います。
できれば、経験者のご意見をお聞きできれば幸いです。

・日常的に使用する予定はありません。いわば非常用です。
・車椅子に乗るのは普通の成人男性
・使用時は介助者に成人男性一名がつく予定です。

先日、親しい知人が亡くなりました。亡くなる前に一度でも一時帰宅をさせてやりたいと
考えたのですが、玄関が階段しかないこともあり、断念せざるをえず、
非常に悔しい思いをしました。
(もっとも、病状から考えて、スロープがあっても結果的には不可能だったかも
しれませんが。)

検索したところ過去の同様の質問もありましたが、基本的に「自力で」という
ようでしたので、新たに質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

>たとえば、10度くらいの傾斜でスロープを作った場合に、


>途中に「踊り場」を設けた方が安全だと思うのですが、その数や長さに
>何か目安はあるのでしょうか?
>(たとえば、長さ何mおきに踊り場を設けた方がよいとか、踊り場の長さは
>このくらいにするのが標準であるとか。)

電動の場合は特に踊り場は必要ないと思います。
ハートビル法や長寿社会対応住宅設計指針によると高低差75cm毎に1.5m以上の踊り場が必要となります。ただこれは自力による場合の基準となります。(自力でもある程度若く体力のある方になりますが)
介助の場合は、はっきり言って介助者の体力によってということになります。
ただ、踊り場の長さは車いすの長さがもあるので、介助の場合でも1m程度は必要かと思います。

また各自治体によって違いますが、福祉器具に実際みたりできるところもあるので一度区役所等の福祉事務所に聞かれてはどうでしょうか?
たとえば京都ですと「京都住まい体験館」というのがあります。
下記URLを見てもらえばわかりますが、スロープ傾斜体験コーナーというのがあります。
もし近くにこういう施設があれば実際体験されてはどうでしょうか。
工事費だけでもおそらく何十万とかかりますから、できたは使えないでは無駄になります。

http://st.sakura.ne.jp/~hm_kyoto/11_taikenkan/in …
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をいただきありがとうございます。
教えていただいた目安を参考にさせていただきます。
ひとまずこの質問は締め切らせていただきますが、法律的なことに関して
少しお教えいただきたいことがありますので、改めて質問させていただきます。
もし、お時間が許すようでしたら、どうぞよろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/09/26 16:38

>実際にはどうやって計るんでしょう?(笑)



私の測定した方法は、
1.家の入り口など端がブロックを積んであるところでは、一個のブロックの高さが20cm、幅が40cmですので勾配の先端と登り切った先とを、ブロックを基準にして目視で測定。

2.会社・公共機関入り口のスロープ
階段併設や横方向に付いていることが多くメジャーを当てて実測出来ることが多い。

3.その他
地下道など階段の中央がスロープになっている場所。(水平距離と一段の高さ)

水平距離はメジャーを当てるだけで簡単に測れますね、高さも以外と測れる場所が多いですよ。

建築前は2Mのメジャーを常に持ち歩き、坂・スロープを見つけてはメジャーを当てていました、ウエスとバックに挟んでいましたので万歩計と間違えられたりもしました。(^^

また、質問の趣旨とははずれますが、スロープ勾配の測定ついでに手摺りの高さも測り、実際の使用感も見てきました。
(スロープのある場所には、階段も併設され手摺りが取り付けられている所が多いです)

案ずるよりも生むが・・・で案外測れるものでしたよ、私の場合、三角関数までは必要ありませんでした。(^^
(30cmくらいの水平器を一つ持参すれば確実ですね)
水平距離1Mもあれば勾配の目安となります。
(3.)を除きスロープ部分が5Mもあれば長い方でした、でも参考にはなりますよ。

いずれ我が身と思い、スロープ・手摺り・風呂・トイレ・etc、車椅子生活も考えて建てました。

この回答への補足

yan2014様への補足欄をお借りして、回答いただいた皆様にお礼申し上げます。
傾斜の目安について、非常に参考になるアドバイスをいただき感謝しております。
この質問は、ひとまず締め切らせていただきます。

なお、法律的な制限については、改めて質問をさせていただきますので、
ご存知の方がおられましたら、ぜひご回答ください。
よろしくお願いいたします。

補足日時:2002/09/26 16:25
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この回答へのお礼

ご丁寧な説明をありがとうございました。
参考にいろいろと計ってみます。

本当に「いずれは誰でも歳を取る」ですよね。
怪我するかもしれない、いつ自分がお世話になるかもしれませんね。

お礼日時:2002/09/24 21:20

建築基準法の基準などは先の回答者の方々から入っていますが・・・。


私は5年ほど前の家建築時に、玄関よりのスロープ(階段と併設)、車庫(宅地)から道路への勾配でメジャー片手にいろいろな場所の勾配を計りました。

その結果、使用上また体感的に許せる勾配は10/100まで、また短い距離なら15/100までとの結論を得ました。

階段では緩く感じてもスロープにすると急勾配で、滑り止めが無いと怖い、老人には歩行するにもといった勾配も計ってみると1Mで15cmしか上がっていない(15/100)勾配でした。

これから新築ということですので、メジャーを持っていろいろな場所の勾配を計ってみてはいかがでしょうか、数字と体感とでは差があると思います。
私も1Mの距離でたった5cmの差がこれほど大きいものかと驚きました。
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この回答へのお礼

yan2014さん、貴重なアドバイスをありがとうございました。
特に経験者の方ご意見ということで、参考になりました。
たしかに、一般の道路の勾配でも数値と体感は異なりますね。
さっそく自分でも計ってみます。

#とは書いたものの、実際にはどうやって計るんでしょう?(笑)
 高さがうまく計れればよいのでしょうが…
 水平方向の距離と傾斜路での長さを計ってアークコサインを求めるのでしょうか?
 とにかく、やってみます。(笑)

お礼日時:2002/09/24 15:55

個人差もありはっきりした数値と言うのは言いにくんですが、確かに自力の場合は1/8程度でも老人にとってはきついものがあります。

しかし今回の場合は介助者がおられるようなのでもっと急勾配でも大丈夫かと思います。
問題は法的にどうかじゃなく、介助者が単に坂道を車いすを押してどれだけの勾配を上がれるかだと思います。
ちなみに電動車イスの場合は最大勾配で約10%(1/5)程度となっています。
介助者の力にも依りますが、やはりこれくらいを基準にされるのがいいのではないでしょうか。
また、他の方法としては段差解消機等も色々な種類が出ています。
工事が必要なものもあれば、持ち運び可能なものもあります。
ただポータブルタイプは昇降高さの大きなものが恐らくないと思われますが、
途中踊り場等があれば対応可能かとは思います。
日本アビリティのカタログに依ればポータブルタイプで26-40万程度となっています。
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この回答へのお礼

daixdaiさん、アドバイスありがとうございます。
特に、「電動車椅子の登坂角度を基準に考えたら?」というアドバイスは非常に参考になりました。
少し調べてみましたが、実用登坂角度で6~10度、最大登坂角度で13~15度
といった感じですね。

たとえば、10度くらいの傾斜でスロープを作った場合に、
途中に「踊り場」を設けた方が安全だと思うのですが、その数や長さに
何か目安はあるのでしょうか?
(たとえば、長さ何mおきに踊り場を設けた方がよいとか、踊り場の長さは
このくらいにするのが標準であるとか。)
もしお時間が許すようでしたら、アドバイスをよろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/09/24 15:42

>何か法律の基準なのでしょうか?



建築基準法で決っていますが、現在はもっときびしくなっているようです・・・[今現役引退しているのですみません]。


*・・・スロープの勾配、建築基準法第26条で、1/8を越えないことと定められています。。。


以前の建築では上野の国立西洋美術館(ル・コルビュジエ設計)などが斜路で連続的な空間を作っていましたが1/6の勾配でした。

高齢者等に配慮した公共建築では1/12勾配をとったりしているようです。

勾配が緩れば、斜路の長さは長くなりますが自力歩行を考慮したものと思います。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
さっそく建築基準法施行令を調べてみました。
(階段に代わる傾斜路)
第26条 階段に代わる傾斜路は、次の各号に定めるところによらなければならない。
1.勾配は、8分の1をこえないこと。
2.表面は、粗面とし、又はすべりにくい材料で仕上げること。
(以下、省略します。)

お忙しいところすみませんが、この条文に関して、二点だけ、
もしご存知ならお教えください。
(1)屋外の傾斜路についても適用されるのでしょうか?
(2)他に階段がある場合も適用されるのでしょうか?
 (今回の場合、玄関へは別に階段があり、それとは別に道路から庭まで傾斜路を
  つけることを考えています。)

よろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/09/24 14:14

(社)土木学会論文集1999年1月「 縦断勾配が車椅子走行に与える影響に関する研究 」によると、



  車椅子の自力登坂の限界 : 縦断勾配 8.5 %
       自力降坂の限界 : 縦断勾配 9.0 %

と報告されています。

但しこれは歩道などの如く、ある程度長い坂道を車椅子で自力走行する場合のことです。いずれにしろ敷地内で H=1.6m のスロープということになれば、自力走行は無理でしょう。
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この回答へのお礼

take-1Aさん、ありがとうございます。
質問にも書きましたが、自力走行はまったく考えておりません。
そこで、もしご存知なら教えていただきたいのですが、
質問の条件(介助者1名)の場合の「登坂の限界」について、何か情報をお持ちででしょうか?
(もちろん、本人の体重や介助者の体力などで幅はあると思いますが…)

どうそ、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/09/24 13:49

スロープの基準法的な基準では1/6ですから、



1.6m×6=9.6m~10mくらいです・・・折り返してもかなりのスペースは必要でしょう。(自力は無理です)
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この回答へのお礼

Eivisさん、さっそくありがとうございます。
やはり、かなりのスペースが必要なのですね。

ところで、「1/6」という基準ですが、何か法律の基準なのでしょうか?
それとも、いわゆる指針のようなものでしょうか?
もしご存知なら、法律名(指針名)または設定している団体名などを
教えていただけますでしょうか?さっそく検索してみますので。

よろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/09/24 13:06

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