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「けふ」「てふてふ」という語は、歴史的かな使いで左のごとく表記し、「キョー」「チョーチョ」と発音します。
ところで、昔、この表記法が定まった頃、当時の人は「ケフ」「テフテフ」と発音していたのでしょうか(音韻の変化は無視するとして、ですが)。
それとも、何らかの理由で「キョー」「チョーチョ」と発音して、それに「けふ」「てふてふ」という表記法を用いたのでしょうか。
ご教授お願いします。

A 回答 (4件)

はい、「ケフ」「テフテフ」と発音していたのです。


下記のURLは、ご質問に関連する私の過去の回答です。ご参考までに。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=488611, …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
大変専門的かつ的確な内容ですっきりしました。
ハ行転呼についてはチラッと読んだことがありましたが、その影響でテフがチョーまで変化するとは驚きです。
さて、下のほうにも書きましたが、それならば平安時代の歌や文章では「てふてふ」「けふ」という語をそのまま発音しても間違いとは言えないということですね。国語の試験ではバツでしょうけど。

今度帰国したら初心者向けの解説書など購入しようと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/10 23:22

前者が正しいでしょう。


奈良時代の頃の「やまとことば」には、拗音という概念が無かったので、「けふ」は「KEFU」と言っていました。
奈良時代以降、大陸との向来が活発になり、大陸言葉で用いる拗音表現が、次第に口語内に使われるようになったという説があります。
同じ物を表現するなら同じ発音にしたほうがコミニュケーションしやすいというのは容易に想像できますよね。
これが「何らかの理由」に該当するのだと思います。

かな文字よりも漢字が先に用いられていたことを思い出してください。

「けふ」はもともと「此日」と表記され、これを大陸人が読むと「きょふ」などとなるのでしょうし、「てふ」は「蝶」と書きますから、大陸人が発音する「チョー」に合わせるようになり、次第に拗音も市民権を得て、その後の発生単語には当たり前のように使われるようになった、ということのようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
漢字が伝わることによって上古・中古期に長音や拗音が日本語の音韻に加わった・・・らしいですね。
 
ただ、字音語であれば新しい音韻の獲得にともなって原語に近づいて行くという理屈は納得できますが、和語の場合はそれほど影響を受けるものなのだろうか。
って回答いただいたのに質問で返してすいません。自分で調べてみます!もしお暇ならおつきあいください。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/10 21:34

文字というものは音を表わすために発明されたもの


です。その逆ではありません。
なので、「てふてふ」は「てふてふ」という音だっ
たのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
逆に昔は「てふてふ」という表記は現在より「ちょうちょう」に近い音で発音されていた、という可能性もありますよね。「はひふへほ」は「Fa Fi Fu Fe Fo」だったそうですし。いや、ChouがTefじゃ変わり過ぎかな。
昔通りの発音を知ってる人に聞かせて欲しいところです。
ところで、「Teftef」と発音していたとして、それがどういう経緯で「Choucho」になったんでしょうね。同じ歴史仮名遣いでも提灯は「ちゃうちん」と書くんですが。
海外生活ゆえ、手軽に調べられないのですが、もう少し調べてみます。
もしお暇でしたらまたアドバイスお願いします。

お礼日時:2008/01/10 21:04

そのような表記がされ始めたときは その字の読みで発音されていました



その後の音韻変化で 文字と発音が乖離してきました
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ということは、万葉集を読む時は、「てふてふ」と書いてあれば、そう読むべきでしょうか。それが作者の表現したかった歌の音でありリズムだということになりますよね。
手元の百人一首では「けふ」の横に「きょう」とふりがながしてあり、つまり「きょう」と読め、ってことになってるようです。
現在海外在住で図書館で調べたりできないのですが、もう少し自分でも調べてみます。日本語って不思議が一杯です。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/10 20:48

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