プロが教えるわが家の防犯対策術!

はじめまして。よろしくお願いいたします。
30代半ばの男です。
糖の血液検査でHbA1Cとありますが(グリコヘモグロピン)、それはどのような意味があるか大体理解しているのですが、似ているHbA1の項目とは何を反映するものなのでしょうか?(何を調べるのでしょうか?)

ご存知の方どうかご教示ください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

>それではHbA1は何を示しているのでしょうか?



ヘモグロビン=HbA0+HbA1
HbA1=HbA1a+HbA1b+HbA1c

なのでHbA1は、HbA1a、HbA1b、HbA1cの総量を示してます。
(検索で高速液体クロマトグラフ法を調べたら分画方法が載ってると思います。)

血液検査では臨床的意義が少ない項目も結構あります。
検査結果の用紙に書かれている値が理論値で出るやつもあります。

「それじゃ、なぜ記載されてるの?」と思われるかもしれません
私個人的に、例えば結果がHbA1が6%でHbA1cが5%だったら
「総量6のcが5か・・・」ぐらいにしか見ません。(例えばです)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>なのでHbA1は、HbA1a、HbA1b、HbA1cの総量を示してます。(検索で高速液体クロマトグラフ法を調べたら分画方法が載ってると思います。)
そうなのですか!カテコールアミンを分画すると?アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンになるというようなことなのでしょうか!?

よく理解させていただきました。Dr側の豊かな知識の片鱗を垣間見れたようで、感激です。
お忙しい所本当にありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2008/01/26 00:47

>HbA1と言うヘモグロビンに、グルコースが結合したものがHbA1cと書いてありました。



本当に細かく説明すれば、人間の赤血球に含まれるヘモグロビンの型の話から始まってしまうので、上記の内容で覚えておいてもらって差し支えありません。ただし、ヘモグロビンは血中で糖をはじめとする種々の代謝産物の修飾を緩やかに受けていきますので、安定型HbA1cが出来るまでの間に中間産物としてのグリコヘモグロビンが存在します。ですから必ずしもHbA1+グルコース=HbA1cではありません。(ここまで来るとマニアックすぎるので生化学の学者でもない限り知る必要はほとんどありません)


>仰られるとおり、糖尿病にはHbA1cを注目していればよいのでしょうが、それではHbA1は何を示しているのでしょうか?という疑問があります。

先程の回答の「それよりちょっと前の段階も反映していると考えられますが」程度に思っていただいて結構です。(ちょっと説明が足りなさすぎましたね。)
上述の通り、ヘモグロビンが血中で糖の修飾を受けていく段階でできるのがHbA1です。実際にHbAとHbA1はイオン交換クロマトグラフィーという手法で分離できます。HbA1からさらに不安定型HbA1cを経て、糖尿病患者において測定される安定型HbA1cへと変化していきます。ですから、糖尿病患者のように慢性的に血糖が高めの場合はHbA1cが上がるわけです。理屈としてHbA1とHbA1cの値は相関することになりますが、より糖修飾反応の前段階にあるHbA1は一時的に高血糖があっても上昇しますから、糖尿病の経過を見るにはHbA1cに比べ特異性が劣るということになります。「じゃあ何故HbA1を測定するの??」と言えば、HbA1だけを測定しても大した意味は持ちませんが、HbA1cと合わせて測定することで、体内での糖代謝の様子がより詳細に推測できるようになるからです。

あと、余談になりますが、病院で採血をしてその結果を見て「○○が低い(高い)のですが何か病気でしょうか??」とよく質問される方がいらっしゃいます。実際医師が血液データを読む時にはあるひとつの値だけを見て病態を判断することはありません。人体で起こっている生理学的反応、生化学的反応はシステマティックに統合されていたりお互いに干渉しあっていますから、複数の検査項目を見てそれが一元的に説明できる病態生理を考えます。ですが、実際医師が患者に説明する時は、複雑なデータの解釈の仕方を説明しても、患者側の科学的な思考力のバックグラウンドは様々ですから、どうしても要点だけに絞って説明せざるを得なくなるのですね。

以上、長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

度重なるご回答本当にありがとうございます。
とても興味深く拝見させていただきました。私のような素人にも非常に分かりやすくお教えいただけて、とてもありがたく、大変良く理解出来ました。

ここまで踏み込んだ内容は正直、日常生活で教わる機会を得ることが非常に難しいです。独学で医学・医療の本を読んだりしても、仰られる通り、残念ながら思考力のバックグラウンドの制限により上手く理解することがとても難しいです。

疑問だったHbA1についても、大変良く理解させていただけましたし、学ぶことの大事さ・尊さ(医学・体のことだけではなく)を改めて強く感じさせていただけました。 お忙しい所、これ以上はないくらいに丁寧にお教えくださりまして、本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/01/26 00:23

ヘモグロビン中の1種類であるHbAが糖やその他の代謝産物と結合したものがHbA1で、それをさらに分類したものがHbA1cだと思っていただいて結構です。



HbA1cはグリコヘモグロビンの中でも安定化したもを計測していますから、それよりちょっと前の段階も反映していると考えられますが、糖尿病の経過を見るにはHbA1cを注目していればいいです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
HbA1と言うヘモグロビンに、グルコースが結合したものがHbA1cと書いてありました。
血液検査の表を見ると
HbA1の項目の下に、HbA1cと別々にあります。
仰られるとおり、糖尿病にはHbA1cを注目していればよいのでしょうが、それではHbA1は何を示しているのでしょうか?という疑問があります。御存知でしたらどうかお教えください。

アドバイス本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/01/24 14:57

詳しい事はわかりませんがし、記憶が定かでないので、はっきりしませんが、HbA1Cは2か月~3か月前の血糖の値を反映しています。

おそらく正常値は6前後だと思います。この値が悪いと、糖尿病が疑われます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
仰られるとおり、HbA1cは1~2ヶ月前の血糖の平均を表すのですね。基準値は私の血液検査の表には4・3%~5.8%となっておりました。
私が知りたいのは「HbA1c」ではなく「HbA1」が何を反映するかだったのです。説明不足で申し訳ございません。
アドバイスありがとうございました。 

お礼日時:2008/01/24 14:48

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