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昔高校の先生から「自然って言葉は【nature】の訳語として作られた言葉」って習ったような、習ってないような、そんな曖昧な記憶が最近頭の中で蘇り、本当のところが知りたくて頭がむずむずしています。「自然」って言葉がなかったら、昔のヒトは自然をなんて呼んでいたのか??誰か知っている方がいらっしゃいましたら教えて下さい。お願いします。

A 回答 (7件)

東洋と西洋では、「自然」の意味合いが違っています。

西洋では、「自然」は理性のある状態(By ゼノン(ヘレニズム時代))。「自然状態」とか、「自然法」とか使います。生まれながらにして持つ権利として、「自然権(natural right)」という言葉もあります。(明治期にこの概念の訳語として、「自然」が転用されたと思われる)。一方東洋では、親鸞の「自然法爾」安藤昌益「自然世」さかのぼれば、老子「無為自然」があります。こちらは、人工の反対語。人手が加わらないありのままという意味です。英語で言うと、{Let It Be}がニュアンスとして近いでしょう。人間の理性を考える「自然法」とその作為を否定する東洋の「自然」違いが伝わりましたか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そもそもこんな話(疑問)を私が思い出したのは、
研究所で読んでいる雑誌の題名にふと違和感を感じたからなのです。
その科学誌は「Nature」です。
この雑誌を「自然」と訳すのはどうも納得がいきませんでした。
「Nature」が(工としての)自然を意味するなら、それは人間が介入しなければ現象を見ることができないサイエンスの雑誌としては、いささか矛盾する題名だと感じていたからです。
しかしながら回答者さんがおっしゃるように「自然」は理性のある状態ということでしたら、「Nature」と言う題名に納得ができます。
ありがとうございました!

お礼日時:2008/02/13 21:26

>「自然」の語源は??



「自然」は元々「シゼン」という読みだけでは無く、「ジネン」という発音もあったと記憶しています。「自然薯(ジネンジョ)」などに読み方が残っています。「ジネン」本来は名詞で、そのものが元来持っている特性のこと、本来そうであること、ひとりでにそうなることを言ったようです。
これに対して「シゼン」は、「自然に」の副詞の形で、おのずから、もしも、万一の意味で用いられ、別の語であったのです。漢字は同じなので混同され、自然(シゼン)に統一されていったのでしょう。
そして「ジネン」の意味内容が、西欧起源の【nature】と共通するものがあったので、訳語として用いられたように思います。
下にgooの「ジネン」の説明の内容とURLをコピ-しておきました。
以上参考までに。

〔呉音〕
(1)〔仏〕 ある事物や事態が、外部からの影響力によるのではなく、それが本来的に備えている性質によって、一定の状態や特性を生ずること。
→自然法爾(じねんほうに)
(2)万物は因果によって生じたのではなく、現在あるがままに存在しているものだとする考え。仏教の因果論を否定する無因論で、外道(げどう)の思想の一つ。
(3)人為が加わらないこと。ひとりでにそうなること。ありのまま。
「コレワ別ノ子細デワナイ。タダ天道ノ―ヂャ/天草本伊曾保」
(4)たまたまそうであること。偶然。
「衣の内より火出で来て焼けぬ。此れ―の事かと思ひて/今昔 4」
〔古くは「じねん」はありのままの意、「しぜん」は万一の意に使い分けられた〕

参考URL:http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%B8 …
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『自然』という熟語は古くからありました。



御伽草子の中の「一寸法師」より:
「都へ上らばやと思ひしが、自然、舟なくてはいかがあるべきとて・・」
ここでは、”もしかして”または”万が一”という意味。

一寸法師のおとぎ話は室町時代後期には、既に成立していたと言われます。

「西鶴諸国ばなし」より:
「礫(つぶて)打ちかけしに、自然と当り所悪しくそのままむなしくなりぬ」
ここでは、”たまたま”または”偶然”という意味。

ご存知、浮世草子作者井原西鶴は江戸時代前期の人です。

『自然』にNATUREという意味が加わったのは明治以後でしょう。ですからNATUREは、『自然』の語源でも何でもありません・・

と、色々考えましたが語源は分かりません。スミマセン

日本では、昔は、自然(NATURE)に対して、”神”のような感覚を抱き、畏れていたようです。人は自然に対して無力だったからです。
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この回答へのお礼

「しぜん」にそんな意味があったなんて初めて知りました。
もう少し古典を勉強しておけばよかった。。。。
それにしてもこんな昔からありそうな言葉が、実は意味が違っていたなんて。驚きです。ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/13 21:49

「【nature】の訳語として、“自然”という言葉が充てられた」の方が正しいのではないかと思います。


先の回答者さまがおっしゃっているように、「自然」は古くからある言葉です。

「自ずから然(しか)あること」(おのずからそうあること。本来そうであること)の意です。
人間の手を加えることなく、本来のままの姿であることが、「nature」の訳語として採用されたのだと思います。
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後漢の書物、王充の『論衡』に「自然」について論じた篇があるので、


少なくとも2000年くらい前の中国には「自然」という言葉があったようです。
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「自然」の語源の方は知りませんが‥



自然を指す言葉としては、「山川」(やまかわ)や「山河」(さんか/さんが)があります。
あと、これは芸術用語?‥かどうかは分かりませんが、「山水」(さんすい)。「山水画」、「枯れ山水」はよく見かけますよね ( ^^
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はっきりは知りませんが


たとえば「天然」という言葉がありますね。
大昔は自然の中に人工物がちょっとだけというバランスだから
自然という言葉を特に使う必要がなかったと思います。
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