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題名通りなのですが、中央銀行が景気を後退させると発表し、潜在的な支出を減らし、インフレ状態を促進するとします。
こういった状況で、中央銀行はどのような意図を持っているのでしょうか?

知識をお持ちの方、回答していただけるとありがたいです。

A 回答 (1件)

> 中央銀行が景気を後退させると発表し、潜在的な支出を減らし、インフレ状態を促進



そのような発表はしません。
相反することを同時に達成しようとする政策発表をしているということになります。

ごく大雑把な話をすれば、景気が後退するというのは需要が減少するということであり、支出が減ることです。すると、総需要曲線は左にシフトします(つまり物価が同じであっても需要量が減った状態)。そうすると、総供給曲線が変化しない場合、価格は下がる、すなわちデフレになります。

名目の物価であれば、一般的な財(ものやサービス)と貨幣の交換レートですから、貨幣供給量を生産量よりも多くしてあげればインフレとなりますが、実質の意味での物価という意味では以上のようになります。
因みに、貨幣供給量を増やすと、IS-LM分析からいうと、LM曲線が下にシフトするので景気は良くなります。このメカニズムが上手く働かない状態が流動性の罠と呼ばれる状態で、日本もそこに陥っていると指摘されてきました。

いずれにせよ、「景気を後退させる(支出を減らす)」と「インフレを促進する」の二つを同時に達成するような政策がない以上、そのような目標を設定するはずがありません。

もしそのような政策設定をしたと発表したというなら、それは「玉虫色」の発表があったか、あるいは何らかの誤解でしょう(実際あったら見てみたいものだ)。
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