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「フゲッタ(Fughetta)」について

「対位法(長谷川著)」の巻末部分の曲集で、「譜例415・Fughetta」(P331) J.S.Bach
についての疑問です・・・。


(1)
自分の分析では、
【※3】・「9小節め」から「第3声」の「主題」が開始する。「ソ(ソプラノ・2分音符)」。
【※4】・「13小節め」から「第4声」の「応答」が開始する。「ラ(アルト・2分音符)」。

だと解釈していますが、これは、あってますでしょうか?


(2)
もし、その解釈でいいとして、では
【※3】に対して、【※4】のスタートの音は、
「5度上」や、まれに「4度上」の模倣だと思うのですが、

このケースでは、「2度」の音程間しかない・・・ように思いますが、
どうしてなんでしょうか?


(3)
この楽曲は、「小さなフーガ」ということで、「フーガ」全体の一部のようですが、
「フーガ」全体の、「どの部分」に相当するのでしょうか?

・第1群(第1部) の
「提示部」(1~16小節め)と
「対提示部」(17~32小節め)

なので、
・「第2群(第2部)」。「第3群(第3部)」は、存在しない。
と思いますが、この解釈でいいでしょうか?


(4)
この楽曲の構成は、以下のような解釈でいいんでしょうか?

・「1~小節め」=「主題」(G調・主調)
・「5~小節め」=「応答」(D調・属調)
・「9~小節め」=「主題」(G調・主調)
・「13~小節め」=「応答」(D調・属調)

<リピート記号あり>

・「17~小節め」=「応答」(D調・属調)
・「21~小節め」=「主題」(G調・主調)
・「25~小節め」=「応答」(D調・属調)
・「29~小節め」=「提示」(G調・主調)


以上、◆「一部」でも結構ですので、どうか教えてください。<(_ _)>
よろしく、お願いいたします。

A 回答 (2件)

フィギュア見ながらだけど(あ、スケートのことだよ)誤解を解いておきたい。



>いやぁ、「フゲッタ」とは、「フーガ」の基本的なお手本になるものだと  思ったので、

フゲッタは文字通り小さなフーガ、かわいいフーガってとこだけど、フーガのお手本ではなくその逆だと思ってた方がいいよ。ヘンデルにも「小さなフ
ーガ」(Kleine Fuge)ってのがあるけど、むしろとても自由なものだ。「小規模でかつ自由要素が濃いもの」と考えよう。厳格なものは「よ、ご立派!」と褒めてあげればそれでよし。
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この回答へのお礼

フィギュア見ながらだけど(あ、スケートのことだよ)誤解を解いておきたい。
・自分も見てましたですよ。真央ちゃん♪(^^;

>いやぁ、「フゲッタ」とは、「フーガ」の基本的なお手本になるものだと  思ったので、

フゲッタは文字通り小さなフーガ、かわいいフーガってとこだけど、フーガのお手本ではなくその逆だと思ってた方がいいよ。ヘンデルにも「小さなフ
ーガ」(Kleine Fuge)ってのがあるけど、むしろとても自由なものだ。「小規模でかつ自由要素が濃いもの」と考えよう。厳格なものは「よ、ご立派!」と褒めてあげればそれでよし。
■そうでしたか。
「フゲッタ」とは、「ソナチネ」のようなものだという位置づけのようなので、てっきり、「フーガ」の前に理解すべき楽曲だと思いこんでいたので、それにしては、ちょっと、むずかしかったので、
「あれ?」といった感じだったのですが・・・

大変、参考になりました、
そのような視点でまた、見直してみます。
では、とりあえず、一旦、締め切りますです。

どうもありがとうございました。<(_ _)>

お礼日時:2008/03/20 22:12

お待たせ!  っとその前に締め切られたものに残った疑問解決から。



>・「3声」の場合、「S.A.T.B」は、どのようなパートになるのか?

てきとーだす。ソプラノとアルトの二重唱を「S. B.」とは書けないでしょ。
5声を越えると「S I, S II」とかが現れる。「S,MS,A,T,Br,Bs」とかもありでしょ。

んじゃ本題。

>(1)
 【※3】・「9小節め」から「第3声」の「主題」が開始する。
 【※4】・「13小節め」から「第4声」の「応答」が開始する。

◎ 

 >(2)
 【※3】に対して、【※4】のスタートの音は、
 「5度上」や、まれに「4度上」の模倣だと思うのですが、
 このケースでは、「2度」の音程間しかない・・

これがフゲッタならでは、バッハならではの自由さだと考えてくれい。
本来ならば当然Dでなければならない。

 >(3)
 この楽曲は、「小さなフーガ」ということで、「フーガ」全体の一部の ようですが、「フーガ」全体の、「どの部分」に相当するのでしょう  か?
 ・第1群(第1部) の「提示部」(1~16小節め)と「対提示部」(17~32小 節め)なので、「第2群(第2部)」。「第3群(第3部)」は、存在しない。

ちゃうちゃう。この曲は「ゴールドベルク変奏曲」の変奏の一つなんだけど、この曲の主題が2部形式なので変奏もすべて2部形式になっている。
そもそもフーガ形式はとれない中でバッハが遊んでいる。(あるいは「どうだ、すごいだろ!」って自慢してる。この場合は正式に言ってもフゲッタとは言いがたい。「フーガ風にするとこんなんもあるでえ」って言ってるだけだよん。

 >(4) この楽曲の構成は、以下のような解釈でいいんでしょうか?

・「1~小節め」=「主題」(G調・主調) 一応これを◎として進めると

・「5~小節め」=「応答」(D調・属調) となる。けど
16分音符の1つ目に注目! 主題では導音なのに応答では違うでしょ?
これが前に言った「提示部は全体を主調ととらえる」こと。この場合はまったく属調の性格を持たないままだろ。だから(属調)は間違い。属調に変わっていくのは3番目の主題の後半からだよね。

・「17~小節め」=「応答」(D調・属調) これは属調ではあるけれど主音であるべき第1音が3度から始まっているので主題でも応答でもなく単なる「模倣」として片付ける方がいい。この4小節は小節ごとに転調があるので(属調)ってくくってしまうのにも抵抗あるなあ。

・「21~小節め」=「主題」(G調・主調) 16分音符の1つ目と22小節の1拍目を見ると形は「応答」。調は平行調e-moll。

・「25~小節め」=「応答」(D調・属調) これも17~と一緒。

・「29~小節め」=「提示」(G調・主調) これは2節目と同じ応答形でしょう。「提示」とは何ぞや?

この曲でよくわかると思うけど、かくもバッハは自由人。フゲッタ風に見事な変奏をなさっていらっしゃる。この曲の主題の前半のGからDへの転調、後半のDから転調を重ねた上でのGへの復帰と典型的な2部形式。その形式と和声と小節数をもかたくなに守りながらも絢爛豪華な変奏を31曲も作り上げたもの。で、なおかつ聴く者を飽きさせないというおばけのような作品なのだ。厳格フーガの手本にはならないね。

そちらの県庁所在地の青木島に若くして死んだ友だちの妻子が住んでいておととしだったか顔を見に行ったよ。妙高は好きな山の一つだし、戸狩や信濃平あたりの昼下がりは好きだったなあ。毎年のように行くのは蓼科や軽井沢止まりだけど。

この回答への補足

>・「3声」の場合、「S.A.T.B」は、どのようなパートになるのか?
てきとーだす。
■「適当」なんですね。f(^^;
なので、「3声」の場合は、自分は「上声・中声・下声」と書くことが多いのですが・・・。了解です。(^^;

んじゃ本題。
>(1)◎ 

 >(2)
 【※3】に対して、【※4】のスタートの音は、
 「5度上」や、まれに「4度上」の模倣だと思うのですが、
 このケースでは、「2度」の音程間しかない・・

これがフゲッタならでは、バッハならではの自由さだと考えてくれい。
本来ならば当然Dでなければならない。
■そうですか。
いやぁ、「フゲッタ」とは、「フーガ」の基本的なお手本になるものだと思ったので、まさか、ここで「ひねり」ましたか・・・。
大技でね。しかし・・・。まいりましたよ。
せめて、「解説」でホローしてくれていればいいんですがね。
これは、「回答」助かりました。 サンキュゥ♪(o ̄∇ ̄)/


 >(3)
 この楽曲は、「小さなフーガ」ということで、「フーガ」全体の一部の ようですが・・・

ちゃうちゃう。この曲は「ゴールドベルク変奏曲」の変奏の一つなんだけど、この曲の主題が2部形式なので変奏もすべて2部形式になっている。
そもそもフーガ形式はとれない中でバッハが遊んでいる。(あるいは「どうだ、すごいだろ!」って自慢してる。この場合は正式に言ってもフゲッタとは言いがたい。「フーガ風にするとこんなんもあるでえ」って言ってるだけだよん。
■そうですか。ゴールドベルク・・・そういう曲、あるんですね。f(^^


 >(4) この楽曲の構成は、以下のような解釈でいいんでしょうか?
・「1~小節め」=「主題」(G調・主調) 一応これを◎として進めると

・「5~小節め」=「応答」(D調・属調) となる。けど
16分音符の1つ目に注目! 主題では導音なのに応答では違うでしょ?
これが前に言った「提示部は全体を主調ととらえる」こと。この場合はまったく属調の性格を持たないままだろ。だから(属調)は間違い。属調に変わっていくのは3番目の主題の後半からだよね。
■なるほどです。
「応答」は、・「主調のまま」。・「属調になる場合」。・「あいまい」なもの。いろいろあるよですね。
今回は、「主調のまま」なんですね。
(*`・ω・´*)ゝカシコマリ☆


・「17~小節め」=「応答」(D調・属調) これは属調ではあるけれど主音であるべき第1音が3度から始まっているので主題でも応答でもなく単なる「模倣」として片付ける方がいい。この4小節は小節ごとに転調があるので(属調)ってくくってしまうのにも抵抗あるなあ。
■そうですか。わかりました。

・「21~小節め」=「主題」(G調・主調) 16分音符の1つ目と22小節の1拍目を見ると形は「応答」。調は平行調e-moll。
■確認してみます。

・「25~小節め」=「応答」(D調・属調) これも17~と一緒。
■そうですか。

・「29~小節め」=「提示」(G調・主調) これは2節目と同じ応答形でしょう。「提示」とは何ぞや?
■これは、間違いです。「主題」のことです。
なにせ、一旦、質問してしまうと「訂正」できないんですよ。
なので、不便ですよ。
ということで、「誤字脱字、意味不明」の部分ありましたら、
柔軟に解釈よろしくお願いいたしますです。。。


この曲でよくわかると思うけど、かくもバッハは自由人。フゲッタ風に見事な変奏をなさっていらっしゃる。この曲の主題の前半のGからDへの転調、後半のDから転調を重ねた上でのGへの復帰と典型的な2部形式。その形式と和声と小節数をもかたくなに守りながらも絢爛豪華な変奏を31曲も作り上げたもの。で、なおかつ聴く者を飽きさせないというおばけのような作品なのだ。厳格フーガの手本にはならないね。
■ですか。しかし「フゲッタ」だけでも、面倒なんですね~

そちらの県庁所在地の・・・
■  Σヾ( ̄0 ̄; )ノ オットットッ!
ギリギリ、「ニアミス」寸前でしたね。
げらげら o(^▽^)o げらげら

今年は、「雪」が多かったですね。。。
まぁ、だれしもそうだと思うんですが、自分の住んでるところは、「普通」の景色にしか見えないんですが。。。

しかし、新幹線もできたし、高速もできたので、時間的に距離は、
めちゃ、近くなりましたね。
だから、横川の「釜飯」。食べるひまもない。。。あはは f(^^

ということで、「フゲッタ」。ちょっと、また、見直してみますですよ。

補足日時:2008/03/20 17:48
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