「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

知り合いの電気工事技師さんから面白おかしく聞いた話なのですが、公共工事を受注し、竣工後、引渡し前に役所の担当の方が、注文どおりに施工されたかどうかの検査をしにやってきます。その折、工事業者が本当に完璧に工事を行っていた場合、担当者はなかなか「アラ」を見つけることができません。しかし、仕事で来ている以上、上司への報告も行わなくてはならない彼は、「問題無し」として帰ることを良しとできず、重箱の隅をつつくような検査をしなくてはならなくなります。それでは時間もかかり、業者も細かいところをつつかれて嫌な思いをします。

そこで慣例として、業者は「わかりやすくてあからさまで、しかも後で簡単に直せるところ」をワザと「アラ」として残しておき、検査係もしたり顔でその部分のやり直しを命じます。

かくして、業者は細かいところをつつかれずに済み、検査役は早々と仕事を終えることができる。なんというか、魚心あれば水心?的なこの話、知り合いが面白く脚色している面もあるのだろうと思いますが、実際こういった顛末はよくあることなのでしょうか?

単純に興味本位でお尋ねしています。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>?!昔はそういうこともあったということなのでしょうか?



残念ながらありました。
官民癒着というより、バブルの真っ最中は、人材は民間に流出、業者もより高い金を出す企業を優先して仕事をしますので、追加して金を出す余裕の無い公共事業には参加しないということもありました。
今からだと、とても考えられないですよね。
他の仕事を優先して納期に遅れるとか、多少の不具合は目をつぶるとか、そんなに頻繁というわけではありませんが、ないわけではありませんでした。
厳しくすると、業者が逃げてしまうということもあったのです。
今、高速道路で材料の偽装表示等が問題となっていますが、こういう事情もあったのです。
建てて数年で雨漏りが酷くなり、改修工事が必要になった建物もあったと聞いています。
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この回答へのお礼

再度の回答有難うございます。

>厳しくすると、業者が逃げてしまうということもあったのです。
なるほど。今とは逆だったのですね。
よくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/04/12 21:21

10年以上前の話ですが、完成検査の際、「このやり方、気にいらねえなあ、やり直せ」と、言う検査官を見たことがあります。


現在では、そのようなことはありません。
ただ、入札で、安値を追求するあまり、施工できない業者、施工途中でトラブルになる業者もあり、入札部門は別のため、現業部門が苦労する例が増えているようです。
また、検査官も、完成後のトラブルや施工不良によるトラブル防止のため、従来より高いスキルを要求されますので、御質問のような例や、バブル当時のような見逃しは、出来なくなっていると思います。
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この回答へのお礼

>10年以上前の話ですが、完成検査の際、「このやり方、気にいらねえなあ、やり直せ」と、言う検査官を見たことがあります。

ヤな感じですね…。

>質問のような例や、バブル当時のような見逃しは、出来なくなっていると思います。

?!昔はそういうこともあったということなのでしょうか?
気になります。もしよろしければどなたか補足回答をお願いできないでしょうか?

お礼日時:2008/04/12 17:57

役場のほうでも、発注する係と検査する係は別です。


発注する係は、発注通りに工事が行われているか定期的に確認に行く
のが業務です。
当然、「簡単なアラ」があるということは、発注担当の怠慢または無能を
示す以外の何者でもありませんので、そんなことはしないでしょう。

検査係にとっても、難癖を付けるのが仕事ではなく、「注文通りにできているか」を確認するのが仕事です。
「問題なし」で帰る検査係も多いですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>検査係にとっても、難癖を付けるのが仕事ではなく、「注文通りにできているか」を確認するのが仕事です。
「問題なし」で帰る検査係も多いですよ。

そうなんですか!疑問が一つ解消しました。

お礼日時:2008/04/12 17:52

昔はともかく今はないでしょう。

公共工事の発注が年々激減している昨今、公共発注者の担当者レベルと仲良くしても、建設業者にとって何のメリットもありませんから。

工事の完成検査では「工事成績評定」(点数)が付けられ、それが今後の入札参加資格審査や総合評価方式入札、優良建設工事表彰などに影響を及ぼします。

入札参加資格審査とは、公共発注者が建設業者をAランク業者、Bランク業者などと格付けすることで、全国一律の評価方法による「客観点」と各発注者独自の「主観点」を合計した「総合評点」で格付けされます。
「工事成績評定」や優良建設工事表彰を受けた実績などは、発注者によっては「主観点」で加点するところもあります。

総合評価方式入札とは、建設工事の入札に当たり、価格だけではなく技術力や技術提案の内容も含めて総合的に評価しようという入札方式です。技術力の部分で過去の「工事成績評定」が加味されることもあります。

いずれにせよ、わざとアラを残すということは、工事成績評定をわざと減点させる結果になりますので、建設業者にとってデメリットだらけです。

そうでなくても、技術者にはプライドがありますので、アラがあること自体自尊心を傷付けるものです。中には赤字や残業覚悟で完成度を高めている技術者もいます。

「魚心あれば水心」的なこのお話は、日本経済が右肩上がりで、工事がいくらでもあった時代の話であり、現在ではちょっと考えられません。

耐震偽装事件や手抜き工事などに対する世間の目が厳しい昨今、発注者側の検査が厳しくなっていることは事実ですが、建設業者側にとっても、こんな時代だからこそ「確かな技術力を持つ会社」だけが残るということで、信用低下になりかねない「アラ残し」はしないはずです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>総合評価方式入札とは、建設工事の入札に当たり、価格だけではなく技術力や技術提案の内容も含めて総合的に評価しようという入札方式です。技術力の部分で過去の「工事成績評定」が加味されることもあります。

なるほど。それではこの話はありえませんね。昔の話なのかな。

お礼日時:2008/04/12 17:50

自己顕示のために、粗捜しをする検査員もいますね。



ただし、同じ事が続くと、
「いつも、つまらないミスをする業者」
とされて、評価が下がってきます。

検査員が変わった場合、指名停止措置もありえます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>ただし、同じ事が続くと、
「いつも、つまらないミスをする業者」
そうですよねえ。知り合いは誇張して話してくれたのだと思います。

お礼日時:2008/04/12 17:47

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